「明旦」ってどういう意味?「旦」の正しい意味、知ってる?
明日、4月18日は『発明の日』です。現在の特許法のもととなる専売特許条例が、1885年のこの府に制定されたことにちなんで、特許制度を始めとする産業財産権精度の普及、啓発を目的として制定されました。ということで本日は「発明」の「明」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「根明」ってなんと読む?
「根明」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:人の性格を表す言葉で、1980年前後から使われ始めています。
<使用例>
「彼女は根明だから、物事を悪い方に考えないところに救われるわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 根明(ねあか) です。
「根明(ねあか)」は、「人の性格が陽気で明るいこと。また、そのさま」を意味する言葉です。対義語と併せ「ネクラネアカ」は、1982年の流行語大賞になりました。タレントのタモリ氏が盛んに使ったことで流行した言い回しです。現在は「根明(ねあか)」「根暗(ねくら)」ともに、漢字表記で辞書に掲載されています。昨今では似たような意味をもつ言葉「陽キャ」「陰キャ」のほうが盛んに使用されているようですが、これらの流行語もいつか辞書に掲載されるかもしれませんね。流行語は「言葉の発明」かもしれません。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「明旦」ってどういう意味?
「明旦(みょうたん/めいたん)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:あかるい明日。未来
2:あすの朝。明朝
3:明日
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:あすの朝。明朝 です。
「元旦(がんたん)」といえば、「1月1日」のことだとお思いの方が多いようですが、「旦」は実は「明日。朝。明け方」を指す字で、「元旦」は厳密には「1月1日の朝」を指す言葉です。大雑把にとらえても、午前中のような、早い時間を指します。ですので「明旦(みょうたん/めいたん)」も、「明日の朝。明朝」を指す言葉なのです。
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本日は、4月18日『発明の日』にちなんで、「明」という字の入った日本語から、
・根明(ねあか)
・明旦(みょうたん/めいたん)
の読み方、言葉の意味や背景をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱