「紫の雲」ってどんな雲?これを見るとどうなる?
明日、4月30日は『しみゼロの日』です。日にちは430(しみゼロ)の語呂合わせで、しみのない肌を目指す、というコンセプトで、スキンケアブランドを扱う化粧品会社が制定、一般社団法人日本記念日協会に認定された記念日です。しみの大敵といえば紫外線…ということで、本日は「紫」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「紫の雲」ってどんな雲?
古来、「紫の雲」と言えば、何を象徴する雲でしょうか? 以下の選択肢の中から正しいものを選んでください。
1:吉
2:不吉
3:豪雨
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:吉 です。
清少納言の『枕草子』に、明け方の空の雲に関して「紫立ちたる雲」という描写が出てまいります。これは「むらさきがかった雲」という意味で、春の明け方の空の、微妙で美しい色合いの変化を表現しています。日本古来、このような「紫の雲」は「めでたいしるし」とされております。また、古典で「皇后の異称」としても使われます。紫外線はお肌の大敵ですが、「紫の雲」は吉兆ですので、次の連休は早起きをして、ぜひ、明け方の雲をごらんになってはいかがでしょうか?
さて、2問目にまいります。
【問題2】「紫猪口」ってなんと読む?
「紫猪口」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:お刺身をいただくときなどに使う食器です。
<使用例>
「あのお寿司屋さんは、食器にも凝っていて、特に紫猪口のコレクションがとっても素敵なの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 紫猪口(むらちょこ) です。
「醤油」を「紫(むらさき)」とも呼びますよね。「紫猪口(むらちょこ)」は、「醤油を入れる猪口」のことです。刺身に使うことが多いので「刺し猪口(さしちょこ)」とも呼びます。
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本日は、4月30日『しみゼロの日』にちなんで、「紫」という字の入った日本語から、
・紫の雲
の意味、言葉の背景と、
・紫猪口(むらちょこ)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱