「バーテンダー」ってどういう意味?ご存知ですか?

明日、5月13日は『カクテルの日』です。この「カクテル」とは、お酒とお酒、またはジュースなどを混ぜて生まれるイマジナリーな飲み物の、あの「カクテル」です。1806年のこの日、アメリカの週刊新聞上で、初めて「カクテル」について定義した記事が掲載されたことにちなんで、記念日が制定されています。ということで本日は「カクテル」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。

【問題1】「バーテンダー」ってどういう意味?

バーで飲み物を提供する職業「バーテンダー」の、言葉の意味合いとして正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。

1:酒場の優しい相談役

2:武装した用心棒

3:正装したもてなし役

「バーテンダー」とはどういう意味?
「バーテンダー」とはどういう意味?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 1:酒場の優しい相談役 です。

詳細は解説で!
詳細は解説で!

「バー(bar)」は「酒場のカウンターの形状=横木」を意味しており、「テンダー(tender)」は「優しい、物腰の柔らかい」また「相談役、世話人」を意味します。つまり、「バーテンダー」は、「ホスピタリティのある酒場の世話人、相談役」というような構成になっている言葉なのです。お酒の知識と技術をもち、ときに聞き役にもなってくれる職業にぴったりの表現ですね。ひとつ気を付けたいのは、同義語だと思っている方の多い「バーテン」という表現です。「バーテン」は、単なる略語ではなく、日本の酒場が混沌としていた時代、この職業に就いている人の中でも、身持ちのよろしくない人が目立ち、それを揶揄するために「フーテン」とかけた、差別的な呼称だといわれております。大人の言葉遣いとして「バーテンさん」などは避け、きちんと「バーテンダー」と表現しましょう。

さて、2問目は、バーテンダーがシェーカーを振る姿も、カクテルの愉しみのひとつ…ということで、「振」という字の入ったクイズです。

【問題2】「羽振り」ってなんと読む?

「羽振り」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「鳥などの羽ばたき」「世間における地位・勢力・人望などの程度」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「彼、最近羽振りがいいみたいで、会員制のバー経営も始めるんですって」

「〇〇り」。
「〇〇り」。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 羽振り(はぶ-り) です。

慣用句によく使われる言葉です。

例文にも出た「羽振りが良い」のほか、「羽振りがきく」という慣用句もございますね。漢字表記はご存知でしたか?「鳥のはばたき」のイメージから来た言葉なのです。

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本日は、5月13日『カクテルの日』にちなんで、

・バーテンダー

のもともとの意味と、

・羽振り(はぶ-り)

の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。

この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
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参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/カクテル文化振興会ホームページ/日本ホテルメンバーズ協会ホームページ/アサヒビールホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
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小出 真朱