ケティ・ヨーク×押田デカ「夏素材」探偵団

本格的な猛暑を前に、ケティと押田デカを緊急招集。旬素材の取り入れ方や大人が目指したい着こなしまで、ふたりのトークは気温と共にどんどん盛り上がります…!

プライベートでも仲のよいケティと押田デカが、N.Y.⇔TOKYOのリモート対談を開始!

押田 比呂美さん
『Precious』創刊から多くのカバーや口絵を担当し、成熟した大人の女性のエレガンスを牽引し続ける人気スタイリスト。鋭い嗅覚で、鮮度の高いおしゃれを見極め、白黒つける手腕から、いつしか「押田刑事(デカ)」と、呼ばれるように…。今回も ”エレガンス” というブレない軸で、「夏素材」にきっぱりと白黒つける。
ケティ・ヨークさん
N.Y.在住のファッション・ジャーナリスト。常に街をパトロールしつつ、感度の高いファッションピープルの着こなしテクニックを研究。細部にわたる観察力に加え、「ダサいものはNG」と切り捨てる辛口のトークで『Precious』でも人気に。ベーシックに旬のモードを加えたカジュアルが得意。押田デカとは、LINE友達。

〈夏素材〉きれいめにこだわる「ミックスナチュラル」ラタン、ストロー、ラフィア…見逃せない夏定番をブラッシュアップ

カゴやストールなどのナチュラル素材をフレッシュに楽しむなら、潔くほっこり感は封印! エッジの効いたデザインや旬のディテールを、積極的に取り入れて。

バッグ_1,ストール_1,大人コーデ_1
 

1.高度な「FF」ロゴの編み上げ技術で、クラスアップ。[縦15×横23×マチ19.5cm]¥255,200/予定価格、6月中旬発売予定(フェンディ ジャパン)
2.夏のワントップスの盛り上げ役に! ストール¥36,300(チェルキ〈クラウディオ クトゥーリ〉)
3.キレのある装いを完成させる、ラフィア×レザーの組み合わせ。バッグ[縦20.5×横17.5×マチ17.5㎝]¥249,700(コロネット〈ランバン〉) 
4.決め手は、黒レザーのビッグポケットと、大胆なフリンジ使い。バッグ[縦24×横40×マチ11cm]¥113,300(ピエール アルディ 東京)
5.カゴバッグの味わいを高める、ハンドルに巻いたシルクツイルの艶めき。バッグ『ケンドラ』[縦28×横35×マチ16cm]¥188,100(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)

誰もが同じに見えがちなほっこりカジュアルを封印し、キレあるきれいめスタイルを意識

夏コーデ_1,大人コーデ_2
 

ケティ「去年の夏、TOKYOに来たときに感じたけれど、日本人は本当にカゴ好きね。でも…どの人も無個性、みんな、同じように見えるわ」
押田「ああ、ゾロッとしたロングワンピースにカゴを斜め掛けにしている、あれね」
ケティ「都会で持つならたとえカゴでも緊張感がなくちゃ」
押田「ハイブランドのアイコンバッグでカゴ素材、というのを選ぶのもプレシャス世代にはおすすめ」
ケティ「私はいっそコンサバなタンクワンピースに、まるで『ケリーバッグ』のようにカゴを合わせてみたいわ」
押田「カジュアルを封印か…。それならば、きれいめ配色やキュッと細身のシルエットにこだわるのもいい」
ケティ「いずれにしても、都会でほっこりした格好にカゴを持つと、買い物カゴに見えちゃうから、ご注意を」

中途半端なカゴは止めて、いっそラージサイズをきれい色パンツで

夏コーデ_2

カゴスタイルで個性を出すなら、誰もが持っているミドルやミニサイズはあえて避け、ひと回り大きなサイズを抱えるように持ってみては? フレッシュな黄色に、引き締め役の黒が魅力。

イメージはジャッキー! タンクワンピースがカゴバッグでアップデート

夏コーデ_3

カゴといえば、ジェーン・バーキンだけれど、大人が真似するなら、アッパーイーストのリッチマダムを。むだをそぎ落としたタンクワンピースに、ナンタケット・バスケットをエレガントに持って。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

関連記事

問い合わせ先

PHOTO :
小池紀行(CASK)
STYLIST :
押田比呂美
ILLUSTRATION :
斎藤木綿子
EDIT&WRITING :
兼信実加子、喜多容子(Precious)