「鉛灰色」ってなんと読む?「なまりはいいろ」ではありませんよ!
明日、5月19日は『セメントの日』です。日にちは1875(明治8)年のこの日、科学技術者の宇都宮三郎氏らが国産初のポルトランドセメントの製造に成功したことにちなんでいます。ふと周囲を見渡してみるだけで、セメント製のものがたくさんあり、その恩恵の上で生活していることが実感できると思います。セメントの主原料は石灰石、ということで、本日は「灰」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「鉛灰色」ってなんと読む?
「鉛灰色」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「鉛の色のような灰色」のことです。
<使用例>
「暑すぎるのも日焼けも怖いから、最近は鉛灰色の曇り空を見ても、悪くないな、と思えるようになったわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鉛灰色(えんかいしょく) です。
「灰(カイ)」は、中学校程度で学習する常用漢字の読み方ですが、訓読みの「灰(はい)」のイメージが強い字なので、意外とスッと読めないケースも…。しっかりおさらいしておきましょう。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「灰塵」ってなんと読む?
「灰塵」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「灰と塵。取るに足らないもの、価値のないもののたとえ」です。
<使用例>
「田舎で過ごした子ども時代には、山野の景色の美しさなど、灰塵のごとく、意識すらしておりませんでした」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 灰塵(かいじん) です。
こちらも「灰(カイ)」と音読みする熟語です。実はセメントの原料である「石灰石(せっかいせき)」も音読み…と、「灰(カイ)」、意外と使用頻度の高い読み方ですので、お忘れのないように。
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本日は、5月19日『セメントの日』にちなんで、「灰」という字の入った日本語から、
・鉛灰色(えんかいしょく)
・灰塵(かいじん)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/東京新聞ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱