『Precious』本誌をはじめ、テレビや広告など幅広く活躍する人気スタイリストの犬走比佐乃さんに、大人の女性に必要なファッションについて教えていただく連載。
今回のテーマは、犬走さんの手元でいつもさりげなく輝いている「ピンキーリング」。1本だけではなく、複数重ねづけして自分らしさを演出している犬走さんの、現在のお気に入りのスタイルは？ 大人の女性の手元コーディネートに洗練と個性を授ける「ピンキーリング」の楽しみ方を教えていただきましょう。
今は３本を重ねづけして、グラマラスにコーディネートするのが気分！
この連載でも、親指にはめる「サムリング」をはじめ、スタイリストならではのジュエリー使いをしばしばお届けしてきましたが、犬走さんが現在必ずといっていいいほどつけているのが「ピンキーリング」。おしゃれとしてはもちろん、つける指によってその意味が変わる「リングパワー」も、なんとなく意識しているそう。
「左手の小指はチャンスを引き寄せ、願いを叶えるとされているとか、海外では“幸せは右の小指から入って左の小指から逃げる”という言い伝えがあるそうで、その幸せを留めておくという意味もあるとか、そういうお話しってちょっとおもしろくて好きなんですよね」（犬走さん）
今はもっぱら、細めのリング3本を重ねづけして楽しんでいるという犬走さん。
「1本だけだと、今の私の年齢ではなんとなく物足りない気がするので、レイヤードしてボリューム感を出しています。私の場合、購入するときも重ねづけ前提で。例えば少しサイズが大きくても、いちばん下につければいいし、リングに関してはほぼ直感で選んでいますね」（犬走さん）
■１：重ねづけのセンターで輝くマーキースカットダイヤモンド
ジュエリーに関しては基本的に、ひと目でブランドが識別できるようなメジャーなアイコンデザインより、ほかの人とはバッティングしない「自分だけのお気に入り」をつけるのが好きという犬走さん。3本の重ねづけのセンターで輝くのは、マーキースカットのダイヤモンドが少しクラシカルな雰囲気を醸し出すこのリングです。
「センターのマーキースカットと、サイドのバゲットカットと、異なるカットと大きさのダイヤモンドのバランスが上品で気に入っています」（犬走さん）
■２：永遠の名品「カルティエ」の“ミミリング”
滑らかにセットされた3列のダイヤモンドが優美な輝きを放つ「カルティエ」の“ミミリング”。さまざまなバリエーションがあるリングですが、犬走さんはエタニティをセレクト。
「これは本当に長年愛用しています。まさにタイムレスなデザインで、さまざまなリングとマッチするコーディネート力が広い1本です。現在は残念ながらディスコンになっているようですが、買っておいてよかったです」（犬走さん）
■３：コーディネート力の広さが魅力のハーフエタニティ
艶やかなピンクゴールドに9個のブリリアントカットダイヤモンドをあしらったシンプルなリングも、レイヤードコーディネートに欠かせない1本。
「実はこのリングがいちばん重ねづけしやすいかなと思っています。程よい赤味のピンクゴールドは肌映りもいいし、イエロー、ホワイト、どの色のゴールドにもしっくりなじんでくれます」（犬走さん）
手元の表情をフェミニンに彩り、個性を与えてくれる「ピンキーリング」。
細めのものをレイヤードしてボリュームリングのように楽しむ犬走さんのスタイルを参考に、自分だけのジュエリーコーディネートを楽しんでみませんか？
※私物に関するブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- 田中麻衣（小学館）
- WRITING ：
- 岡村佳代
- EDIT ：
- 谷 花生（Precious.jp）
