まとうだけで、所作までもしなやかに見せてくれる「ベージュ」。ご紹介するセレブたちは、ハンサム、モード、フェミニンの異なるテイストのコーディネートを楽しみながら、それぞれがベージュのもつ上品さで大人の余裕を漂わせていました。

■1:ユマ・サーマンは…柔らかベージュはハンサムなスーツスタイルで取り入れ知的な表情へ

セパレートでも使えて重宝するジレ付きセットアップは、今季もセレブたちからの支持が強いアイテムです。
セパレートでも使えて重宝するジレ付きセットアップは、今季もセレブたちからの支持が強いアイテムです。

2024年5月22日、ウォール・ストリート・ジャーナルのイベントに登壇すべく、NYに現れた俳優のユマ・サーマン。ジレ、ジャケット、パンツのスリーピースセットアップを活用していました。ハンサムなスーツスタイルは、優しいベージュを選びつつ、華奢なデコルテを見せることで女性らしい柔らかさを両立。サンダルも同じベージュを選んで、一体感をもたせて。この写真では全貌は見えませんが、細めのストラップを結ぶデザイン。繊細なディテールがベージュの上品さを高めてくれます。シンプルなまとめ髪できらりと輝くゴールドイヤリングを引き立て、ベージュルックに立体感をプラスしました。

■2:パオラ・トゥラニは…カッティングジャケットワンピースでモード心を刺激して

ぴたっとしたセンターパートのまとめ髪がスタイリッシュなワンピースにしっくり。
ぴたっとしたセンターパートのまとめ髪がスタイリッシュなワンピースにしっくり。

2024年5月14日、第77回カンヌ国際映画祭にてスナップされたモデルのパオラ・トゥラニ。すっきりと素足を見せるスタイルは、きちんと感を備えたベージュのジャケットワンピースで優雅に導いて。ウエストに施されたカッティングデザインがあるから、さらっと一枚で着こなすワンピーススタイルに動きが生まれ、さらにモードなお洒落心も演出することに成功しています。「ワンカラーコーディネートのときは色味と素材に変化をつける」という定番テクニックを活用し、小物は色味が異なるレザー素材を選び、奥行きをメイク。

■3:ティラーヌ・ブロンドーは…スポーティなディテールのライトベージュワンピースで軽やかに

フレアワンピースは、スポーティなデザインで甘いだけではない都会的な雰囲気をプラス。
フレアワンピースは、スポーティなデザインで甘いだけではない都会的な雰囲気をプラス。

2024年5月21、同じく第77回カンヌ国際映画祭にてキャッチされたモデルのティラーヌ・ブロンドー。ふんわりシルエットがフェミニンなワンピースは、ごく淡いライトベージュを選んで初夏に相応しい軽やかさを演出。シャカシャカとした素材感、ジップアップやウエストゴムのディテールがスポーティな趣を醸してくれるので、キレの良さが倍増しています。そこに黒の小物を投入し、たっぷりとコントラストをつけて。ポインテッドトゥ、細めのマルチストラップパンプスがさらなる立体感に貢献しています。


セレブたちの最新「ベージュ」ルックをお届けしました。微妙に異なる色味や、幅広いデザインがあるベージュアイテム。お気に入りを見つけ、ぜひ自分らしいスタイルを楽しんでみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香