劇的な展開に「神がかかっている」と感じた人は少なくないかもしれません。2024年6月15日、英国君主の公式誕生日を記念する毎年恒例の「トゥルーピング・ザ・カラー」がロンドンで開催されました。あいにく当日は朝から大雨。今年初、公の場に現れたキャサリン皇太子妃を乗せた馬車の窓も曇りがちででしたが、英国空軍がバッキンガム宮殿上空を飛行する「フライパス」の直前、王室ファミリーがバルコニーに登場すると、嘘のように光がさして快晴に。皇太子妃の姿がよりハッキリと確認でき、多くのファンがその明るく晴れやかな姿に安堵しました。

心ときめくエレガントなオーラで観衆を魅了する、キャサリン皇太子妃のバルコニールックをプレイバックしていきましょう。

■1:ネックライン&ウエストのストライプがメリハリあるスタイルを演出!洗練モノトーンワンピース

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パールのイヤリングで清潔感ある艶めきを顔まわりに添えて。

2024年6月15日、キャサリン皇太子妃はジェニー・パッカムの白いワンピースで登場。ボディにフィットする膝丈のシルエットは黒のアクセントが印象的で、英国国内では映画『マイ・フェア・レディ』やダイアナ元妃を彷彿とさせる、と話題に。広いブリムのハットが装いにドラマティックな雰囲気をプラス。黒に白のトリムが施されており、ワンピースとカラーを統一しています。クラッチバッグとパンプスも黒と白を選んで、クリーンなエレガンスを体現しています。

■2:視線を奪う!鮮やかオールエメラルドグリーン

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サファイアのイヤリングはダイアナ元妃の愛用品。

2023年6月17日の装いは、シンガポールで育ち、英国で教育を受け、現在はパリを拠点に活動するデザイナー、アンドリュー・ガンによるものです。エレガントなコートドレスは、襟、裾、袖口に沿ったトリムが特徴。ジュエリーのようなカラーストーンの装飾が艶やかなエメラルドグリーンに映え、ノーブルさを高めています。

■3:初夏にふさわしい軽やかなホワイトのコートドレス

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2年連続でサファイアを顔まわりに。

2022年6月2日、ピークドラペルカラーのネックラインがスッキリと涼やかなコートドレスをまとって登場。くるみボタンのウエストがさりげないアクセント添え、そこから広がる緩やかなプリーツの膝丈スカートが優美なシルエットを描き出します。ジュエリーとハットはブルー&白で統一して、爽やかなルックを完成。

■4:最愛デザイナーによるバターイエローのワンピース

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パールとダイヤモンドのイヤリングはエリザベス2世のもの。

2019年6月8日、皇太子妃9回目の「トゥルーピング・ザ・カラー」には最愛デザイナー、アレキサンダー・マックィーンによるワンピースを着用。この後コロナ禍に突入し、恒例の本イベントは2年連続でスキップされることになるのですが、皇太子妃の装いもコロナ禍を境に変化。この年まではエレガントではあるものの、フェミニンなディテールが際立つスタイリングを披露しています。パステルカラーに大輪の花が飾られたにハットで華麗に登場しました。

■5:スクエアネック&パステルブルーで可憐に

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フェミニンさを引き立てる甘やかなディテール。

2018年6月9日の装いは、アレキサンダー・マックイーンのアイシーなブルーのワンピース。肩がわずかに膨らみ、スクエアネック、ボックスプリーツスカートといったクラシカルで柔らかなデザインが特徴です。ジュエリーはブルートパーズで統一して、清々しいカラーを堪能しています。


今回は英国の毎年恒例イベント「トゥルーピング・ザ・カラー」で魅せたキャサリン皇太子妃のバルコニールックを振り返りました。皇太子妃の華麗な装いとともに、子供たちの成長の様子も微笑ましいバルコニーの様子。ファミリーと、そして世界中のファンのためにも、しっかり治療し元気に回復して、またその優雅な姿で観衆を魅了してほしいものですね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子