北から南までさまざまな漁場があり、卓越した腕をもつ職人が各地で鮨文化を花開かせている日本。
雑誌『Precious』9月号の別冊付録では【やっぱり「鮨」が好き!】と題して、日本人のソウルフード・鮨を特集。お鮨と旅を愛する人々に「推し鮨」をリサーチし、愛ある本人撮影写真を交えてバリエーション豊かにお届けしました。
今回はその中から、Precious専属モデルの大政 絢さんをはじめ、お鮨と旅を愛する7名による「推し鮨」をお届けします。
【『Precious』専属モデル・大政 絢さんが推す!】北海道・札幌「鮨 しょう太」|若き大将が展開するめくるめく北の鮨に酔う
自然豊かな北海道で育ったゆえ、食材にはこだわりあり。都内や札幌の名店で美食を楽しんでいる。
「日本料理を学んだ大将の繊細な世界観が味わえます。この氷の器は大将がひとつひとつ包丁で削ったもの。マグロのラインナップも極上で、それぞれの味わいにうっとり。故郷の北海道を誇りに思うと同時に、帰省する楽しみまで増えました」
【DATA】
- 鮨 しょう太
- 住所:北海道札幌市中央区北1条西3-3-14 敷島プラザビル別館B1
【ブランディングディレクター・行方ひさこさんが推す!】佐賀・唐津「笑咲喜」|見目麗しい器に、地魚の鮨 取り合わせの妙まで美味
食、工芸、地域創生などローカルに通じる幅広い分野で活躍。九州、特に佐賀県は年に数度訪れる。
「唐津にはよく足を運んでいて、地元の方のおすすめで訪れたのが最初の出合い。大将の明るく元気な人柄が楽しい時間を盛り上げてくれます。お皿は唐津の作家さんのものがほとんどで、中里太郎右衛門から新進作家までバリエーション豊か!」
【DATA】
- 笑咲喜
- TEL:0955-75-2014
- 住所:佐賀県唐津市中町1840-1
福岡・桜坂「鮨 唐島」|わざわざ足を運ぶ食通も!鮨の激戦区・福岡屈指の名店
「初めてお伺いしたときは、こちらで鮨を堪能するためにわざわざ福岡を訪れました。九州の魚介を使用した洗練されたつまみや丁寧な接客など、すべてが記憶に刻まれています。旅の目的にする価値がある、多幸感あふれるお鮨屋さんです」
【DATA】
- 鮨 唐島
- TEL:080-6661-3999
- 住所:福岡県福岡市中央区赤坂3-1-2 大東ビルⅡ 1F
【Precious専属モデル・真樹麗子さんが推す!】京都・丸太町「京都 さえ㐂」|日本庭園を望むカウンターで最高級食材を堪能する至福
多忙な日々のなかで、旅と美味しいものへと愛を注いでいる。大阪の「鮨 三心」も愛する名店。
「家族で京都に行く際に訪れています。美しい日本庭園と、選ばれし食材を丁寧に見事に調理する大将を眺めるのは眼福。カニやアワビ、マグロ、また舞鶴のトリ貝など四季折々の絶品食材はもちろん、選りすぐられた日本酒もまた美味なんです♡」
【DATA】
- 京都 さえ㐂
- Instagram:@t_taniguchi80
- 住所:京都府京都市中京区泉町663
【スタイリスト・犬走比佐乃さんが推す!】長崎・五島「鬼鯖本店」|国内有数の漁場で水揚げされた新鮮な鯖を棒鮨で!
俳優からのオファーも多く、共に地方ロケへ出かけることも。都内や京都ほか美食リストをもつ。
「雑誌『Precious』の撮影で訪れた長崎・五島で、スタッフ全員が夢中になったのが『鬼鯖鮨』。実は鯖鮨はあまり得意ではなかったのですが、その新鮮さに開眼! 半身を2枚重ねた『ダブル』は驚くほど肉厚で、口いっぱいにうま味が広がります」
【DATA】
- 鬼鯖本店
- 住所:長崎県五島市上大津町1161-1
【フォトグラファー・神林 環さんが推す!】福岡・赤坂「鮨 木島」|端正な佇まいと凛とした味わい これぞ正統派の“博多前”
料理やインテリアほか多方面で活躍。美味しいものに目がなく、品格とシズル感を表現する写真で信頼を集めている。
「福岡に移住して6年。以前より鮨を楽しむ頻度が高くなりました。というのもこの地はコストパフォーマンスの高い、洗練された鮨店が粒揃いだから。『鮨 木島』では、玄界灘近海の旬の魚介をゆっくりと味わいます」
【DATA】
- 鮨 木島
- 住所:福岡市中央区赤坂3-12-9
【『Precious』美容担当・佐藤友貴絵が推す!】新潟・新発田「鮨 登喜和」|地の物にひと手間を加えた鮨はまさに“ローカルガストロノミー”
新潟県出身のため、県内の名店情報にアンテナを張り巡らし、東京からわざわざ訪れて美味を堪能。
「素朴な店構えながら、暖簾をくぐると洗練されたカウンターがあり、期待感が高まります。東京で修業して戻られた3代目のつまみと握りは、地の魚にひと手間とひとひねりを加えた逸品ばかり。今、ここだからこそ食べられる奇跡を味わいます」
【DATA】
- 鮨 登喜和
- 住所:新潟県新発田市中央町3-7-8
【本企画担当エディター・松田亜子が推す!】福岡・赤坂「吉冨寿し」|手入れの行き届いた空間で心ほぐれる鮨時間を過ごす
食、旅、美容まで、美味しく美しいものを求めて編集に携わる。本企画にて北陸の鮨の進化を実感。
「緊張して引き戸を開けてみると、削ぎ落とされているのに温かみのある美しい空間が広がっていました。マグロのヅケのつまみから、フグやタチウオの握りまで、食べ進めるほどに寛ぎを感じて。鮨の楽しみ方を教えてくれたメモリアルな店です」
【DATA】
- 吉冨寿し
- Instagram:@yoshitomisushi
- 住所:福岡県福岡市中央区舞鶴3-6-23
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※掲載の情報は、2024年7月のものです。メニューは季節によって変わります。価格が変わる場合もあります。
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- EDIT&WRITING :
- 本庄真穂、木村 晶(Precious)