雑誌『Precious』9月号の別冊付録では【やっぱり「鮨」が好き!】と題して、日本人のソウルフード・鮨を特集。北陸をはじめとする日本各地の名店から、注目の新潮流店まで、「おいしい鮨」をたっぷりとご紹介しました。

日常使いするなら、より気軽に行ける店へ。今、鮨界隈はカジュアルスタイルの店が鮨の楽しみを広げてくれています。

今回はその中から、バー感覚で楽しめる、東京・港区の「深坂」をご紹介します。

深坂|品よくワインが進む“鮨屋らしくなさ”の心地よさ

東京・港区の鮨店「深坂」の店内
深坂

看板の出ていない扉の奥は、Z形カウンターのモダンな店内。店主の深坂勇輔さんは銀座「鮨 たかはし」などで修業し、今年3月に店を構えた。

17時からはおまかせ中心、21時からはアラカルトでも提供。「遊びを入れつつ遊びすぎない」を大切にし、おまかせは酒が進む緩急ついた構成。料理への探求心に溢れ、春巻きが出てきたりと楽しく意表を突かれる。

ソムリエの城戸美貴子さんセレクトのナチュラルワインも充実。バー感覚でも使え、鮨をちょっとつまみながら一日を締めるのも粋。

寿司_1
大分産のごま鯖をレア感が残る程度に軽く締め、贅沢に3切れを握る。シャリは赤酢と米酢、黒酢をブレンド。
寿司_2
マグロも美しい。
東京・港区の鮨店「深坂」の料理
つまみは食べ疲れない味の塩梅が絶妙。春巻きは横須賀産のタコとトマトを使い、プッタネスカ風の味に。唐辛子の代わりの実山椒が効いている。
東京・港区の鮨店「深坂」の料理
季節のすり流し。この日は埼玉産の白玉ねぎをハマグリのだしでのばして。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※掲載の情報は、2024年7月のものです。メニューは季節によって変わります。価格が変わる場合もあります。

【DATA】

  • 「深坂」
  • 時間/ランチは12:00一斉スタート(火曜以外)、17:00〜24:00(L.O.)、おまかせは20:30最終入店
    定休日/月曜
  • おまかせは昼¥15,000、夜¥22,000〜。カウンター10席。
  • Instagram/@fukasaka_minamiazabu
  • TEL:080-7596-8944
  • 住所/東京都港区南麻布2-7-23 10F

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PHOTO :
長谷川 潤
COOPERATION :
森脇慶子
EDIT&WRITING :
松田亜子、木村 晶(Precious)
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