今回ピックアップしたのは、黒、グレー、ブラウンのベーシックカラーのスラックス。コーディネート全体も定番色でまとめ、さらにアイテムもベーシックなものを選んでいた海外インフルエンサーたち。今のムードを捉えたテクニックをご紹介します。

■1:ソフィア・ガイスは…グレーのワンカラーでスタイリッシュに! 抜け感をプラスするのも忘れずに

お腹周りをちらりと覗かせ、モノトーンコーデに動きをつけました。
お腹周りをちらりと覗かせ、モノトーンコーデに動きをつけました。

2024年9月26日、ベルリンの街中でスナップされたデジタルクリエイターのソフィア・ガイス。グレーのワンカラーコーディネートで、スタイリッシュさを演出していました。きちんと感のあるスラックスは、ローライズ、ワイドシルエットならりきみが抜けて、かしこまりすぎないこなれ感を宿すことに成功。パンツと色味を変えたライトグレーのヘンリーネックニットのインに、白カットソーを忍ばせてメリハリをアップ。黒のベルトとシューズでかりっと引き締めながら、ツヤのあるレザー素材で立体感をプラスしました。無機質なモノトーンコーディネートに、ヘッドホンやラップトップのガジェットがマッチ!

■2:マリア・バルテッコは…ビッグシルエットな黒コーデがモード! テイストミックスな小物術でこなれ顔

べっ甲フレームのメガネとゴールドイヤリングの小物テクで、ジャケット×パンツスタイルの精度をアップ。
べっ甲フレームのメガネとゴールドイヤリングの小物テクで、ジャケット×パンツスタイルの精度をアップ。

2024年7月、デジタルクリエイターのマリア・バルテッコをベルリンでスナップ。汎用性の高い黒のスラックスに、同色のジャケットを合わせてセットアップ風スタイルへ。ゆったりとしたワイドシルエットのパンツ、そしてパワーショルダージャケットで穏やかなインパクトをプラスすると、黒のモード感が引き上がります。手元にはバーガンディのレザートップハンドルバッグを迎え、シックなスーツスタイルに馴染ませて。抜け感をプラスするために、シューズはスニーカーをチョイス。ライトカラーなら黒との対比がついて軽やかさ抜群。サイドストライプがバッグの色と同じなので、一体感をもたせることに成功しています。

■3:クロエ・アルシュは…ツヤのあるレザージャケットとスラックスで単調さを阻止

ハイウエストのスラックスとショート丈のジャケットで脚長に。
ハイウエストのスラックスとショート丈のジャケットで脚長に。

2024年9月28日、アパレルブランド「Loulou Studio」を手掛けるクロエ・アルシュを、パリ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。黒とビターなブラウンを掛け合わせた、秋らしい配色の着こなしです。ツヤのあるレザージャケットと、さらっと落ちる微光沢感のあるスラックスを選べば、ダークカラーの組み合わせも間延びせずに立体的。クラシック回帰がトレンドの今季、ベーシックなアイテムで構成しつつ、端正なレザー小物を散らすことで凛としたオーラを放ちました。


定番の「スラックス」を使った最新スナップをご紹介しました。色合わせにこだわったり、形をアップデートしたり… ちょっとしたテクニックを使えば今の空気感をまとうことができます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香