肩甲骨を動かすだけでたるみ頬がスッキリ!? 驚きのリフトアップ法
長時間のデスクワーク、筋力の低下、ストレスによる肩や背中の緊張などによって、肩甲骨はコリ固まります。すると連動している肋骨が正しい位置を保てずに下がることで、体のバランスが崩れて体幹が弱まる…⋯。その結果、正しい姿勢を保てず、猫背がクセになってしまう悪循環に。
姿勢が悪くなれば、体が前かがみになり顔も自然と下向きに。これが続くと重力の影響で顔の筋肉が下方向に引っ張られやすくなり、頬やフェースラインにたるみが生じます。つまり姿勢の悪さは顔のたるみと深く関係していますし、その姿勢の悪さは、肩甲骨と肋骨が大きく関与しているのです。
エイジングデザイナーの村木宏衣さんいわく、解決策は「肩甲骨を動かして肋骨を正しい位置に戻す」こと。
教えてもらったのは、腕を上げ下げするだけの簡単なメソッドですが、肩甲骨をしっかり動かせて、たった1回でリフトアップ効果を実感できます。このメソッドのポイントは「肘を意識して動かすこと」で、肩甲骨と肋骨が正しい位置に整い、首のポジションも自然に改善されます。これによってリンクしている頬を引き上げる「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」がスムーズに働くようになるため、頬がキュッと引き上がります。
目に見えて効果がわかるので、ぜひ鏡でビフォー・アフターをチェックしてみてくださいね!また、このメソッドで首や肩まわりの筋肉がゆるむので、首コリ、肩コリ解消にも効果的ですよ。
■Step1:手を大きく広げて、肘を意識しながら上に腕を伸ばす
足は腰幅に開きます。手のひらをパッと大きく広げて、肘を上げるように意識しながら、なるべく遠くに腕を上に伸ばします。
■Step2:腕をおろし、壁をタッチするように手のひらを外に向ける
手のひらは広げたまま、肘を使って腕をゆっくりと下ろし、壁をタッチするように手のひらを外に向けます。実際に壁はなくてもエアーで大丈夫です。この上げて、おろして、壁タッチをワンセットにして10回繰り返しましょう。反対の腕も同様に行ってください。
1回行うだけでリフトアップ効果が。たるみで顔の歪みを感じている人は試してみてください。
【まとめ|腕の上げ下げでたるみを解消!肩甲骨&肋骨の動きで顔が変わる理由4か条】
1)肩甲骨が固まると肋骨が下がり、姿勢が崩れて体幹が弱まるので猫背になりやすい。
2)猫背になると顔の筋肉が下に引っ張られて、頬やフェースラインがたるみやすくなる。
3)肩甲骨と肋骨を正しい位置に戻すことで、連動している頬の筋肉の働きがよくなりリフトアップ効果が。
4)さらに首と肩の筋肉がほぐれるので、肩コリや首コリの解消にも効果的。
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以上、「腕の上げ下げでたるみを解消!肩甲骨&肋骨の動きで顔が変わる理由」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は11月16日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子