東京・銀座の中心にある唯一無二のラグジュアリーライフスタイルホテル「東京エディション銀座」。2F「Punch Room Tokyo (パンチ ルーム トーキョー)」にて、新たなシグネチャーカクテルメニュー『WONDERLAND Vol.2』が提供されています。
独特の世界観を楽しめるシグネチャーカクテルの一部を、Precious.jpライターが試飲した様子と共にご紹介します。
「東京エディション銀座」新シグネチャーカクテルメニュー『WONDERLAND Vol.2』
19世紀のロンドンのプライベートクラブにインスパイアされたエディションのグローバルカクテルバー「Punch Room(パンチ ルーム)」。世界8か所に展開していて、それぞれの国と地域で独自に解釈したパンチカクテルを提供しています。
パンチ ルーム トーキョーの新メニューは『WONDERLAND Vol.2』。客観的な視点から日本文化の豊かさと独自性を、パンチを通して表現しているのだそう。
パンチのフレーバーの5つの柱であるスピリッツ、スパイス、柑橘類、ティー、シュガーと、日本文化を掛け合わせた5つのテーマを軸に15種類のパンチカクテルが揃います。
■1:侍の魂が宿った「Bamboo Katana Martini/キレないマティーニ」
Spiritを「蒸留酒」と「魂」のダブルミーニングで捉えて「- 日本の蒸留酒(魂)とサムライ –」をテーマとしたカクテルのひとつ「Bamboo Katana Martini/キレないマティーニ」。ジンに少量のベルモットを加えたキレのある「ドライマティーニ」の対局である、柔らかい味わいの「ウェットマティーニ」をベースに、19世紀の日本で生まれたカクテル「バンブー」の要素をプラスしたカクテルです。
熊笹茶の竹のような香りと、マスカットのやわらかな味がする「キレ(の)ない」優しいマティーニ。マティーニといえばオリーブがつきものですが、こちらに添えられているのは若桃のコンポート。ピックをよく見ると刀型になっていて、これは竹刀をイメージしているのだそう。竹刀=切れないということで、こちらも「キレない」優しいマティーニを表現する遊び心にあふれています。
甘い若桃を味わう前後でマティーニの印象も変わるので、違いを楽しんで下さね。
■2:昔話を探訪する「Kappa&Yuzu/カッパと柚子」
酸味をテーマにした「- 日本の柑橘と昔話 -」シリーズ。何でも、昔話は柑橘のように酸味を帯びているのだとか。
昔話といえば、村々に伝えられていた昔話を収集しまとめたことで日本の民俗学の礎となった「遠野物語」が思い浮かびます。遠野物語でたびたび登場するカッパの好物であるきゅうりと、村々でつくられるどぶろくを組み合わせたのが、ハイボールスタイルのカクテル「Kappa&Yuzu/カッパと柚子」です。
どぶろくの米ときゅうりの香りにゆずの酸味が効いていて、どこか懐かしい古民家の情景が浮かぶ味でした。きゅうりもかじって、いたずらものだけどどこか憎めないカッパに思いを馳せてくださいね。
■3:甘くてもピリリと辛い「Revenge of Taiyaki-kun/たいやきの逆襲」
「- 日本の甘味とカフエー -」のシリーズには名前の通り、甘みをテーマにしたカクテルが並びます。銀座のカフエーで甘味と共に一服。そんなイメージのカクテルが「Revenge of Taiyaki-kun / たいやきの逆襲」です。
そして、たいやきと言えば、毎日毎日鉄板の上で焼かれて嫌になってしまう、なんてヒットソングがありましたよね。そんなたいやきが逆襲を企てたら? というifのストーリーが膨らみ、ブランデーベースのエスプレッソマティーニに加えられたのは唐辛子。甘くまったり感のある飲み口に、ピリッと刺激がやってきて、たいやきの逆襲を感じます。
パッションフルーツで後味は爽やか。縁につけられたたいやきが笑っているようなカクテルでした。
■4:日本ならではの茶の味わいを楽しむ「Kairakuen& Sashimacha –Manhattan– /偕楽園と猿島茶」
パンチに欠かせないティーは「- 日本のお茶と三大庭園 -」として表現。日本庭園でしばしばお茶のイベントが開催されることから、お茶と庭園を掛け合わせたイメージのカクテルに仕立てています。
梅酒好きなライターが選んだのは「Kairakuen& Sashimacha –Manhattan– /偕楽園と猿島茶」。梅の名所である偕楽園と近隣の猿島茶の紅茶と緑茶をダブルで使い、緑茶はあえて渋みが出るように高温で抽出。梅酒のまろやかさと苦みや渋みを味わえる和風のマンハッタンでした。
■5:大衆酒場は薬味が主役!「Wasabi Sonic/音速のワサビ」
「- 日本のスパイスと居酒屋 -」は薬味が彩る大衆酒場をイメージしたカクテルがラインナップ。「Wasabi Sonic/音速のワサビ」は日本生まれのカクテルとして近年注目されているGin Sonic(Sonic = Soda + Tonicの造語)を、わさびの香りをうつしたジンと梅酒、猿島茶と合わせています。Sonic(音速の)という言葉通り、刺激が突き抜ける味わいです。
本格的なパンチカクテルが楽しめる、東京エディション銀座のパンチ ルーム トーキョ―。ノンアルコールカクテルも2テーマ4種類が用意されており、アルコールを飲まない方でも楽しめます。バーの雰囲気を味わってみたいという方も、足を運んでみてくださいね。
問い合わせ先
- 東京エディション銀座
- 『WONDERLAND Vol.2』
提供場所/2F「パンチ ルーム トーキョ―」
営業時間/火~木 18:00~24:00、金・土 18:00~2:00
定休日/日・月曜日
TEL:03-6228-7400
住所/東京都中央区銀座2-8-13
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- TEXT :
- 田中いつきさん フリーランスライター
- EDIT :
- 小林麻美