「迫間」ってなんと読む?「はくま」ではありませんよ!
明日、12月1日は『映画の日』ですね。1896(明治29)年11月25日から12月1日まで、日本で初めての映画の有料公開が行われたことにちなんで制定された記念日です。全国的に、映画館の入場料割引などのサービスが広く行われますね。今年は日曜日に重なっていますので、明日はぜひ、気になる作品を、映画館の大画面で鑑賞されてはいかがでしょうか?3Dや4Dといった、映画館ならではの迫力ある演出を楽しむのも良さそうですね。本日は「迫」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「迫間」ってなんと読む?
「迫間」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「谷間」「物と物の間のすきま」などを意味する言葉です。
<使用例>
「イヤホンを、椅子と床の迫間に落としてしまったの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 迫間(はざま) です。
「迫」は「迫る」と書いて「せまる」とも読む字です。「間(あいだ)が迫る」状態で「迫間(はざま)」です。慣用的な表記・読み方ですので、覚えておきましょう。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「迫り出す」ってなんと読む?
「迫り出す」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「出現する」「前の方へ突き出る」「内から外へ押し出す」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「初めて4D映画を見たけれど、本当に迫り出してくるような迫力だったわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 迫り出す(せ-り-だ-す) です。
演劇の劇場などで、俳優や大道具を奈落から舞台または花道へ押し上げる装置「せりだし」のことも「迫り出し」と書きます。「迫り出す」を「せりだす」と読ことを、大人の知識として覚えておくと無難ですね。
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本日は、12月1日『映画の日』にちなんで、「迫」という字の入った日本語から、
・迫間(はざま)
・迫り出す(せ-り-だ-す)
の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/映画産業団体連合会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱