大人の冬のおしゃれの醍醐味といえば、選りすぐりのアイテムを丁寧に重ねて仕上げるレイヤードスタイル。さらに今季は、「異素材ミックス」と「絶妙トーンの配色」でラグジュアリーな個性を表現するのが最新流儀です。

雑誌『Precious』1月号の【スタイリスト大西真理子さんの真骨頂！「ラグジュアリー・レイヤード」洗練の奥義】と題して、旬のコーディネート例と、その完成度を高める奥義をスタイリスト・大西真理子さんに伝授していただきました。

今回は、大西さんのレイヤードの奥義7つをまとめてご紹介。装いの完成度を高めるポイントとアイテムを一挙公開です！

大西真理子さん
スタイリスト
洗練された配色センスとバランス感覚が光るラグジュアリー・レイヤードの達人。今回は、冬ならではのリッチ素材を重ねた着こなし例と共に、印象を旬に導くキーアイテムと新感覚のレイヤードテクニックを解説。

■１：繊細なニュアンスの演出にはレイヤードのベースになる極薄タートルが必須

ニット_1
左から／￥15,400（コロネット〈ヴィルーム〉）、￥28,600（エスケーパーズオンライン〈ポステレガント〉）、￥9,900（エリオポール代官山〈エリオポール〉）

シアーな素材だから重ねてもごろつかず、顔周りに繊細なニュアンスを演出。

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■２：ラグジュアリーな着こなしは重めの足元で外すのが、今らしさの決め手

パンツ_1,靴_1,小物_1
パンツ［メンズ］￥45,100（ウールリッチ二子玉川店）、ソックス￥1,980（ホイサム）、靴￥119,900（トッズ･ジャパン）

迫力満点のシルエットには、重めの足元がグッドバランス。

｢タフなワークブーツだけでも素敵ですが、ソックス＋サイドゴアブーツで上品さと柔らかなボリューム感をプラスすると大人の女性らしいこなれ感を演出できます｣（大西さん）

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■３：淡色レイヤードの洗練スパイスは、顔周りにピリリと効かせるひんやり冷たい艶と輝き

アウター_1,ブラウス_1,ネックレス_1
ロングジレ￥1,089,000・ブラウス￥209,000（ブルネロ クチネリ ジャパン）、ネックレス［ゴールド］￥216,400・［シルバー］￥187,600（トムウッド青山店）

グレージュやトップグレーで仕上げる繊細なグラデーション配色のレイヤードは、大西さんの真骨頂。ともすれば印象がぼやけがちな顔周りは、質感のメリハリでクールな華やぎをプラス。

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■４：配色や巻き方で遊べる細幅マフラーは、色違いで揃えるのが正解

ストール_1
ストール［175×43cm］各￥99,000（ロロ・ピアーナジャパン）

結び方や巻き方で好みのニュアンスや立体感を表現できるのがマフラーの魅力。なかでも今年、大西さんが注目するのが、細幅タイプ。

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■５：洋服だけにあらず！自分らしさを大切に、アクセサリーも重ねる時代

ニット_2,ワンピース_1,ブレスレット_1
カーディガン￥80,300（トレメッツォ〈スカリオーネ〉）、ワンピース￥49,500（ザ・ウォール ショールーム〈イロット〉）、バングル［右手］上から／￥17,600・￥14,300・￥14,300・［左手］上から／￥19,800・￥18,700（ギャルリー・ヴィー 丸の内店〈ベン アムン〉）

リッチな素材で仕上げた洋服のコーディネートに埋没することなく、ラグジュアリーな遊び心を表現するのが、アクセサリーのレイヤード。バングルやネックレスは、シルエットにメリハリをつける意味でも有効。さらに、気ままに重ねたようで統一感を出すコツを大西さんが伝授。

バッグ_1,ネックレス_2,レザー_1
ミニバッグ『エルメス・エトリエ』￥1,043,900・ネックレス 右から／￥132,000・￥176,000（エルメスジャポン）

レザー素材で統一感を出しつつお気に入りのデザインをミックスして、自分らしさを表現。

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■６：ダウンのインに仕込むフォルミックなブルゾンで佇まいをプレイフルに

冬コーデ_1
ダウン￥217,800・ブルゾン￥236,500・ニット￥217,800・パンツ￥80,300・バッグ￥107,800（ヘルノ・ジャパン）、サングラス￥64,790（ルックスオティカ ジャパン〈オリバーピープルズ〉）、ブレスレット￥2,148,500・リング［薬指］指先側から／￥322,300・￥410,095（CPR TOKYO〈キンレイデン〉）、［人差し指］￥145,200（エスケーパーズ アナザーワールド〈ソフィー ブハイ〉）

下の写真は、上のコーディネート写真のダウンの中に着たブルゾン。ドロップショルダーが描くフォルミックなシルエットが、上に重ねるダウンの立体感を際立たせる効果を発揮。

アウター_2,パンツ_2
ブルゾン￥236,500・ニット￥217,800・パンツ￥80,300（ヘルノ・ジャパン）

「一見難しそうなレイヤードですが、素材コンビのアウターに見えるように色を統一するのが成功の決め手。また、軽やかな動きのあるシルエットを選ぶと互いがなじみやすく、おしゃれ上級者ならではの着こなしが完成します｣（大西さん）。

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■７：全方位的に絵になる佇まいは、軽やかさと立体感が両立したフーディが叶えてくれる

タートルネックに頼りがちなレイヤードをブラッシュアップするならフーデッドプルオーバーに注目。シンプルなアウターからのぞかせるだけで、横から見ても後ろから見ても表情豊かなシルエットが完成。

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ニットパーカー￥116,600（ピセア）

襟の詰まったフーデッドデザインが今年のバランス。肌触りのいいカシミア素材も愛用ポイント。

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※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますので、予めご了承ください。

問い合わせ先

PHOTO ：
曽根将樹（PEACEMOKEY／人物）、小池紀行（CASK／静物）
STYLIST ：
大西真理子
HAIR MAKE ：
川原文洋（UM）
MODEL ：
RINA
EDIT ：
岡本治子、喜多容子（Precious）
撮影協力 ：
Yプロダクション
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