お腹の冷えはサプリメントの吸収にも影響あり!? 腸マッサージで改善を
焦る、イライラするなどの強いストレスがあると自律神経に悪影響を及ぼして血流が悪くなり、お腹が冷える…。小腸は硬くなり、消化吸収がダウン、大腸は便秘や下痢を引き起こす…。腸は私たちが思う以上にデリケート。さらに内臓の血流やリンパが滞るので、全身の冷えやむくみにもつながります。
また、良質なサプリメントとっているのに効果実感がない、という人は、小腸が冷えて、機能が弱っていることが影響しているのかもしれません。
腸は排泄のためだけに存在するのではなく「第二の脳」とも呼ばれるほど重要な器官。自律神経と密接に関わっていて、腸の状態の良し悪しは体だけでなくメンタルにも影響を及ぼしています。便秘でなくても、だるくてやる気が起きない、イライラしてばかり、という人にとっても腸活は大事なのです。
「腸を動かして温めるためには、適度な圧をかけて緩めてあげればいい」と語る、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが今回教えてくれるのが、2リットルの水が入ったペットボトルを使った腸マッサージです。重くないの?と思うかもしれませんが、この重さが、深く圧をかけるのにちょうどよく、しっかりと腸に刺激を与えてくれます。
また、注意点として食後すぐのマッサージは、負担がかかりやすいので避けたほうがいいでしょう。おすすめは朝と夜の2回行うこと。夜のマッサージは寝ている間に腸が活動しやすい状態に整えますし、朝のマッサージは腸を目覚めさせてお通じをよくする効果がありますよ。
■Step1: マッサージするポイントを確認
大腸は肋骨の真下辺りから腰骨の上にかけて、お腹の中心にある小腸を取り囲んでいます。今回の腸マッサージでは、大腸に沿った丸印の7カ所に圧をかけることで、腸全体の動きを良くしていきます。
■Step2:2リットルのペットボトルのキャップ側を当てる
仰向けになった状態で、水が入っている2リットルのペットボトルのキャップ側をStep1で示した丸印のところに当てます。上から軽く圧をかけながら、ペットボトルを支えます。
■Step3:Step2の状態のまま、両膝をゆらゆらと動かす
ペットボトルを当てた状態で、両足と両膝もピタリとつけたまま、膝を左右にゆらゆらと小刻みに10往復揺らします。そして、ペットボトルを丸印の位置に移動させながら、同様に行いましょう。
【まとめ|むくみ&便秘解消に!ペットボトル腸活でお腹スッキリ4か条】
1)腸はストレスに弱く、すぐに冷えて硬くなり機能がダウンしがち。
2)消化不良や便秘、むくみに加え、メンタルにも悪影響を及ぼすことも。
3)サプリメントの吸収が悪いのも、腸機能の低下が原因のひとつ。
4)リットルのペットボトルで腸をほぐすことで、お腹も心もスッキリ整う。
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以上、「むくみ&便秘解消に!ペットボトル腸活でお腹スッキリ」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は12月28日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子