【目次】
プロフィール
名前:ケビン・コスナー(Kevin Costner)
出生地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 リンウッド
生年月日:1955年1月18日
俳優として下積み期間を経たのち、1982年公開の『女優フランシス』でスクリーンデビューしたものの、出演シーンがカットされるなど不遇な時代を過ごしました。1985年公開の『ファンダンゴ』で主演を務め、1987年公開の『アンタッチャブル』で大ブレイク。以降、1989年公開の『フィールド・オブ・ドリームス』、1991年公開の『ロビン・フッド』、1992年公開の『ボディガード』など、世界的なヒット作で主演を務めています。映画の製作にも参加しており、1990年公開の『ダンス・ウィズ・ウルブズ』では複数の名誉ある映画賞で監督賞を受賞しました。
私生活では2回の結婚歴がありますが、どちらも破綻しています。最初の妻は、大学時代に知り合ったシンディ・シルバ。1978年に結婚し、3人の子どもを授かりましたが、1994年に離婚しました。ふたりめの妻は、2004年に結婚し2024年に離婚したバッグデザイナーのクリスティーン・バウムガートナーです。クリスティーンとの間にも、3人の子どもを授かっています。また、婚外子として息子がひとり誕生しており、計7人の子どもがいます。
「若いころ」「昔」の写真10選
まずは、ケビン・コスナーの「若いころ」の姿をとらえた貴重な写真を10枚ピックアップしました。
1985年(30歳ごろ)『シルバラード』より
1987年6月(32歳)『アンタッチャブル』プレミア
1990年10月(35歳)ロンドンにて撮影
1991年3月(36歳)第63回アカデミー賞
1993年3月(38歳)第19回ピープルズ・チョイス・アワード
1994年6月(39歳)『ワイアット・アープ』プレミア
1995年11月(40歳)テキサス州キングウッドにて撮影
1997年(42歳ごろ)Lexus Golf Tournament in Palm Springs
1999年5月(44歳)ハードロック・ホテル・アンド・カジノのイベント
2000年10月(45歳)ゴルフトーナメントに挑む姿
「映画」代表作10選
ハリウッドの大御所として名を馳せるケビン・コスナー。そんな彼の代表的な「映画」を解説します。
『シルバラード』(1985年)
西部開拓時代のガンマンを描いた作品。監督はローレンス・カスダン。主演はケヴィン・クライン、スコット・グレン。ケビン・コスナーは、スコット・グレンが演じるエメットの弟ジェイクを演じた。
あらすじ:エメット(スコット・グレン)は西部の街シルバラードへ向かう途中に、身ぐるみを剥がされた状態で砂漠に放置されていたペイドン(ケヴィン・クライン)を発見。ふたりは道中の町へ立ち寄るが、そこでペイドンは自身を裏切った仲間のコッブ(ブライアン・デネヒー)を発見する。デネヒーから“仕事”の話をもちかけられるペイドンだったが…。
『アンタッチャブル』(1987年)
ケビン・コスナーの出世作であり、日本の映画ファンからも愛される名作のひとつ。監督はブライアン・デ・パルマ。主な共演者はロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシアなど。ケビン・コスナーは、主人公で特別捜査官のエリオット・ネスを好演した。
あらすじ:1930年のシカゴでは、アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の一味を筆頭に、ギャング同士の抗争が激化していた。アル・カポネ逮捕を目標に掲げた政府は、特別捜査官のエリオット(ケビン・コスナー)を現地に派遣。さっそくギャングの摘発に乗り出すエリオットだったが…。
『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年)
ウイリアム・パトリック・キンセラの小説『シューレス・ジョー』が原作。監督はフィル・アルデン・ロビンソン。ケビン・コスナーは、主人公のレイ・キンセラを演じた。
あらすじ:住み慣れた都会を離れ、田舎で農場経営をしていたレイ(ケビン・コスナー)は、農場内で謎の声を聞く。さらに、農場には野球場が広がっているように見えた。衝動に駆られたレイは、実際に農場内の一部を野球場に改装する。レイが野球場を造った理由は、過去の悲しい記憶にあった。
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年)
ケビン・コスナーが監督・製作・主演を務めた話題作。第63回アカデミー賞および第48回ゴールデングローブ賞で監督賞を受賞。ケビン・コスナーは、南北戦争の北軍中尉ジョン・ダンバーを演じた。
あらすじ:南北戦争で右足を損傷したダンバー中尉(ケビン・コスナー)は、自身の命を顧みず敵軍に突っ込む。これにより敵軍に隙が生じ、北軍は勝利を勝ち取る。“英雄”となったダンバー中尉は、本人の希望によりセッジウィック砦へ赴任。そこで彼を待ち受けていた運命は…。
『ロビン・フッド』(1991年)
イングランドの伝説で伝わる英雄を題材とした作品。監督はケヴィン・レイノルズ。主な共演者はモーガン・フリーマン、クリスチャン・スレーターなど。ケビン・コスナーは、主人公ロビン・フッドを演じた。
あらすじ:十字軍遠征隊に参加していたロビン・フッド(ケビン・コスナー)は、敵軍に捕らわれ処刑を待つ身だった。しかし、同じく捕虜となっていたピーター(リアム・ハリガン)の犠牲と引き替えに脱出。道中で知り合ったアジーム(モーガン・フリーマン)を伴い、故郷に戻ったロビン・フッドが見た光景は…。
『JFK』(1991年)
1963年に発生した「ケネディ大統領暗殺事件」の捜査を中心に描いた作品。監督はオリバー・ストーン。ケビン・コスナーは、事件を捜査した実在の地方検事ジム・ギャリソンを演じた。主な共演者はトミー・リー・ジョーンズ、ゲイリー・オールドマンなど。
あらすじ:1963年11月22日、当時の大統領ジョン・F・ケネディが凶弾に倒れた。一連の事件を巡り、違和感を抱いた地方検事のジム(ケビン・コスナー)は、匿名で寄せられた情報を基にかつての上官デイヴィッド(ジョー・ペシ)を問いただす。嫌疑をかけられたデイヴィッドはFBIに身柄を拘束されるが…。
『ボディガード』(1992年)
ケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが共演したことで話題となった人気作。監督はミック・ジャクソン。ケビン・コスナーはボディガードを生業とする主人公フランク・ファーマーを演じた。ホイットニー・ヒューストンが歌った主題歌『オールウェイズ・ラヴ・ユー』も世界的な大ヒットを記録し、日本でも世代を問わず親しまれている。
あらすじ:優秀なボディガードとして活躍していたフランク(ケビン・コスナー)は、世界的スター・レイチェル(ホイットニー・ヒューストン)の警護を引き受ける。脅迫状まで送り付けられたにも関わらず、本人はおろか周囲ですら危機感はない。フランクの心配をよそに、ライブの準備を始めるレイチェルだったが…。
『パーフェクト・ワールド』(1993年)
監督としてメガホンを取ったクリント・イーストウッドは、自身もメインキャストとして出演。ケビン・コスナーは、子どもを人質に逃走する脱獄囚ブッチ・ヘインズを演じた。その他の主な共演者はローラ・ダーン、公開当時7歳だったT・J・ローサーなど。
あらすじ:刑務所から脱獄したブッチ(ケビン・コスナー)とテリー(キース・ザラバッカ)は、押し入った民家にいた少年フィリップ(T・J・ローサー)を連れ去る。しかし、まだ幼いフィリップに容赦なく危害を加えようとしたテリーの姿を見たブッチは、彼に銃口を向け…。
『マン・オブ・スティール』(2013年)
アメリカのコミックシリーズ『スーパーマン』が原作。監督はザック・スナイダー。主演はヘンリー・カヴィル。ケビン・コスナーは、主人公カル=エルことクラークの父ジョナサン・ケントを演じた。
あらすじ:ジョナサン(ケビン・コスナー)が経営する農家で育ったクラーク(ヘンリー・カヴィル)は、明らかに普通の人間とは異なる特殊能力の持ち主だった。そのため周囲になじめない幼少期を過ごし、成長してからは出自を探るためひとり旅に出る。ある日、「軍隊が謎の物体を発見した」という噂を耳にしたクラークは現場へと向かう。そこで彼が目にしたものは…。
『ドリーム』(2016年)
マーゴット・リー・シェッタリーによるノンフィクション小説『ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち』が原作。監督はセオドア・メルフィ。主演はタラジ・P・ヘンソン。ケビン・コスナーは、NASA宇宙研究本部の責任者アル・ハリソンを演じた。
あらすじ:アメリカとソ連による宇宙開発競争が激化していた1961年、NASAの計算手だったキャサリン(タラジ・P・ヘンソン)は宇宙研究本部(通称STG)への異動を命じられる。“黒人”の“女性”であるキャサリンがSTGで勤務するのは極めて異例であったが、キャサリンは残酷な現実を目の当たりにする。
「元妻/子ども」の写真10選
ケビン・コスナーは2回の結婚歴があります。最初の妻は、1978年に結婚したシンディ・シルバ。おしどり夫婦として知られ、3人の子どもを授かりましたが、1994年に離婚しました。ふたりめの妻は、2004年に結婚したバッグデザイナーのクリスティーン・バウムガートナー。クリスティーンとの間にも3人の子どもを授かりましたが、2024年に離婚しました。ここで、元妻ふたりと子どもたちとの家族写真をピックアップしました。
1990年2月 最初の妻シンディ・シルバと共に
1991年3月 第63回アカデミー賞
1992年1月 第49回ゴールデングローブ賞
1994年6月 妻シンディ、子どもたちと共に
2000年10月 ふたりめの妻クリスティーン・バウムガートナーと共に
2004年9月 ウェディングフォト
2008年7月 妻クリスティーン、長男ケイデンと共に
2012年6月 第2回クリティクス・チョイス・テレビジョン・アワード
2015年2月 『マクファーランド 栄光への疾走』プレミア
2022年3月 ヴァニティ・フェア・オスカー・パーティ
「男前遍歴」10選
ケビン・コスナーの「男前遍歴」を、2001年から2023年までに撮影された写真から10枚ピックアップしてまとめました。年齢を重ねていくにつれて、大御所スターならではの貫禄が増していくのが伝わってきます。
2001年2月(46歳)『スコーピオン』プレミア
2003年5月(48歳)第56回カンヌ国際映画祭
2005年3月(50歳)『ママが泣いた日』プレミア
2008年11月(53歳)ステージでのパフォーマンス
2011年1月(56歳)第26回サンタバーバラ国際映画祭
2012年6月(57歳)第64回プライムタイム・エミー賞
2015年1月(60歳)第21回全米映画俳優組合賞
2019年3月(64歳)『ザ・テキサス・レンジャーズ』プレミア
2022年3月(67歳)第94回アカデミー賞
2023年2月(68歳)第66回グラミー賞前夜祭でのスピーチ
「現在」の写真10選
ラストは、2024年に撮影されたケビン・コスナーの「現在」の姿をとらえた写真で締めくくります。最新出演作『Horizon:An American Saga - Chapter 1』が公開されたものの、日本での公開は未定。一方で、新作映画の製作に加わるという朗報もあり、2025年の活躍ぶりにも期待したいところです。
2024年1月(68歳)第81回ゴールデングローブ賞
2024年4月(69歳)CinemaCon 2024
2024年5月(69歳)第77回カンヌ国際映画祭
2024年6月(69歳)『Horizon:An American Saga - Chapter 1』プレミア
2024年7月(69歳)第21回マグナ・グラエキア映画祭
2024年8月(69歳)『Horizon:An American Saga - Chapter 1』プレミア
2024年9月(69歳)第81回ヴェネツィア国際映画祭
2024年11月(69歳)SCAD Savannah Film Festival
2024年11月(69歳)『Horizon:An American Saga』上映会
2024年12月(69歳)ロサンゼルスでのディナーパーティ
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images