今回ピックアップした防寒小物は、ストール、グローブ、ニット帽の3つです。ぬくもりアイテムをほっこりさせず、都会的に取り入れた実例を早速チェック。

■1:ハーパー・ベッカムは…キレのよい真っ白なストールをラフに引っ掛けてぱっと華やぐ

黒とモノグラムのシックなコンビに、白とアイスブルーの爽やかカラーをミックスして軽快さを獲得。
黒とモノグラムのシックなコンビに、白とアイスブルーの爽やかカラーをミックスして軽快さを獲得。

2024年11月13日、ベッカム夫妻の末娘であるハーパーをパリの街中でキャッチ。黒レザーブルゾンとワイドレッグなアイスブルーデニムパンツ、白スニーカーというティーンエイジャーらしいフレッシュなカジュアル姿です。スニーカーの色と揃えた真っ白なストールを加えれば、コーディネートがぱっと華やぎ溌剌とした表情に。フリンジタイプのストールをラフに垂らしたことで、縦長効果や躍動感が生まれて着映え力抜群。バッグでクラスアップしてフィニッシュ。

■2:ダイアン・バトゥキナは…手指の冷えを防ぐグローブは黒レザーで辛口に誘導

スタイリッシュさを高めるヘッドフォンも、防寒小物として活躍。
スタイリッシュさを高めるヘッドフォンも、防寒小物として活躍。

2024年11月20日、パリの街中でスナップされたインフルエンサーのダイアン・バトゥキナ。エレガンスとカジュアルをミックスした着こなしが得意な彼女はこの日、端正なブラックコーディネートをブルーデニムパンツで脱力させていました。黒を基調とした装いは、ニットやレザーなど異なる質感を融合させて、同化してしまうのを防止。さらにブルーのデニムパンツを加えたことで軽やかさも両立できています。レザーグローブを投入すれば、防寒対策になるだけでなく、肌が見える面積が極力抑えられ、辛口かつモダンなカジュアルが完成します。

■3:アーニャ・ジローヴァは…グレーのニット帽と靴下を投入して遊び心をプラス

レイヤードしたり小物を取り入れてもごちゃごちゃしないのは、色の統一感を意識しているから。
レイヤードしたり小物を取り入れてもごちゃごちゃしないのは、色の統一感を意識しているから。

スタイリストのアーニャ・ジローヴァの、パリ ファッションウィークでの着こなしをピックアップ。ぬくもりを感じさせるチェック柄コートのインに、ベージュのジャケットとグレーニットを重ねて奥行きと防寒力をプラス。まろやかなクリームホワイトのパンツを迎えると、ニュアンスカラーコーディネートの完成度が高まります。プルオーバーの色とリンクしたライトグレーのニット帽と靴下でカジュアルダウンし、遊び心を感じさせて。パンツの裾を、くしゅくしゅとさせた靴下にインしつつ、さらにマスタード×グレーのスニーカーを掛け合わせて立体感を倍増させました。


ストール、グローブ、ニット帽といった「防寒小物」をうまく取り入れたスナップをお届けしました。寒くても平気! そんな快適さと洒落感を両立し、冬ならではの絵になる装いを完成させましょう。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香