「木強」ってなんとよむ?「きつよ」ではありませんよ!
令和7年の年始は、年末から続く9連休が話題になりましたが、本日1月11日から13日の『成人の日』まで、また嬉しい3連休ですね。それを踏まえて、本日は「休」という字を構成する「人」「木」という字の入った日本語クイズをお送りします。まずは「人」の入った1問目です。
【問題1】「人心地」ってなんと読む?
「人心地」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「人間としての平常の感覚や意識」「生きているという感じ。また、ほっと、くつろいだ感じ」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「外が寒すぎたから、お風呂に入ってようやく人心地が付いたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 人心地(ひとごこち) です。
「人心地(ひとごこち)」は「人間としての心地。生きた心地」ということです。ほっと、くつろげるようになったタイミングで「ようやく人心地が付いた」などと使われる例が多く、「一息(ひといき)ついた」と混乱して「一心地」だと勘違いする方もいらっしゃるようですが、正しいのは「人心地(ひとごこち)」です。
さて2問目は「木」という字の入ったクイズです。
【問題2】「木強」ってなんと読む?
「木強」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「飾り気がなく一徹であること。また、そのさま。武骨」を意味します。
<使用例>
「社長は、風貌は木強なイメージだけれど、お話するとウィットに富んだ楽しい方なのよ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 木強(ぼっきょう) です。
「木」は、訓読みに「き」「こ」、音読みに「モク」「ボク」と、実は4通りもの読み方をもつ字です。読み方に迷うケースでは、しっかり確認して覚えたほうが無難です。
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本日は「休」という字を分解して「人」「木」という字の入った日本語から、
・人心地(ひとごこち)
・木強(ぼっきょう)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/政府広報オンライン/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱