【プレミアムな滞在を叶える温泉宿 vol.３】大自然に佇む洗練のプライベートヴィラで至極のリトリートに浸る「ソネカ」

忙しない日常から解放される温泉旅は自分へのご褒美に最適。なかでも一生に何度とない特別な記念日を祝う旅などには、贅を尽くした環境で極上のおもてなしを受けられる宿を選びたいところです。

そこで温泉ジャーナリストの植竹深雪さんに“プレミアムな滞在を叶えられる湯宿”をピックアップしてもらいました。今回ご紹介するのは、北海道・輪厚（わっつ）にある「ソネカ（SONEKA）」です。

植竹深雪さん

温泉ジャーナリスト

（うえたけみゆき）全国各地の3000スポット以上を巡っている温泉愛好家。フリーアナウンサー、温泉ジャーナリストとして、テレビ番組をはじめ、さまざまなメディアで活躍中。著書に『からだがよろこぶ! ぬる湯温泉ナビ』（辰巳出版）がある。
公式サイト

広大な森にヴィラが４棟のみ！北の大地で堪能する究極のリトリート

新千歳空港から車で約30分。「ソネカ」は、77,000平米の広大な森に佇む4棟だけの温泉付きプライベートヴィラです。ヴィラの目の前には草原や恵庭岳、北広岳を望む北海道ならではのスケールの原風景が広がり、大地が恵む木々、畑、水、温泉、雪、風のすべてを享受する体験が叶います。

広大な森の中に4棟のヴィラが点在する。

モダンラグジュアリーなムード漂うヴィラはすべて一棟貸で、全棟136平米以上。内風呂と露天風呂を備え、敷地内の源泉から湧いたモール温泉を思う存分楽しめるのも魅力のひとつです。

客室「インカラ」の温泉露天風呂（奥）と水風呂（手前）。

客室「インカラ」の露天風呂からの冬景色。

客室「ニタイ」の露天風呂。

「モール温泉とは、地中深くに閉じ込められた植物性の有機質を含む温泉のこと。芳醇な香りと琥珀色が特徴で、北海道遺産にも認定されている世界的にも希少な湯です。ワイルドな大草原を目の前に天然のモール温泉をひとり占めするのは、まさに至福のひととき。大自然に包まれながら誰にも気兼ねすることなく湯浴みする豊かな時間は、心身のリセットを叶えてくれるのではないでしょうか」（植竹さん）

客室「ヌプ」のサーマルプール（奥）と露天風呂（手前）。

客室「ワッカ」のサーマルプール（左）と露天風呂（右）。

各ヴィラには露天風呂だけでなく、それぞれの地形を生かした屋外設備も。浮遊感が心地いいネットベッドや木々の息吹に包まれるツリーテラス、温もりのサーマルプールなどが備わった空間は、日常の喧騒から離れて心と体を解放するのに最適です。

客室「ニタイ」のツリーテラス。

客室「インカラ」のファイヤーピット。

雄大な自然と調和する環境で、爽やかな風を感じたり、木々や大地からエネルギーを受け取ったり…。そんな北海道・輪厚だからこそ実現できる、極上のウェルネス体験と至福のリラクゼーションはまさに格別です。

360度を見渡せる「草原のテラス」でヨガレッスンも。

シェフが目の前で美技を披露！原点回帰のオリジナル薪火料理を味わう

プライベートな滞在を徹底的に追求する「ソネカ」にはレストランや公共施設がなく、食事は各ヴィラへシェフが出向いて仕立てるスタイル。道産の旬の食材にこだわり、薪火をアクセントに素材の力を引き出した原点回帰のオリジナルディナーコースを、アウトドアダイニングまたはインルームダイニングでいただきます。

オプションで水辺のテラスで食事をすることも可能。

「まるで別荘のようにプライベートシェフによるお料理を味わえるのは、1日4組限定だからこその贅沢なおもてなし。北海道といえばいわずと知れた食材の宝庫ですが、ダイナミックな自然に育まれた海の幸・山の幸とシェフの感性や技術があわさって、どんなシナジーが生まれるのか…。目の前で調理してくれるライブ感で、味覚だけでなく視覚、聴覚、嗅覚も刺激されて食事の気分が盛り上がりそうです」（植竹さん）

ディナーの一例。

この冬のメニューは、ボタンエビのタルト、540日間熟成させたじゃがいものストウブロースト、たちのムニエルと薪火に放り込んだ炭化蕪、希少な釣りキンキの蒸し料理、上富良野和牛の薪火焼きステーキ、毛ガニの炊き込みご飯自家製イクラ漬けと、赤毛米のぜんざい、特製厚岸ウイスキーチョコレートなど。味覚でも冬の北海道を存分に満喫できます。