海外のお洒落賢者たちは、引き続きクワイエット・ラグジュアリーな着こなしを楽しんでいます。ピックアップした3名は、端正なロングコートに上品なバッグを合わせていました。クラシカルな組み合わせながらも、バッグを抱えて持つだけでたちまちトレンド感のある仕上がりに。

■1:キャロル・サグバは…ネイビーとモノトーンをミックスして知的な大人カジュアルを堪能

ラフにバッグを抱えたことが抜け感に繋がっています。
ラフにバッグを抱えたことが抜け感に繋がっています。

2024年11月下旬、パリでスナップされたデジタルクリエイターのキャロル・サグバ。すとんと落ちるネイビーのベルテッドコートに、同色のピンストライプパンツを合わせて知的さをアピール。グレーのニット、黒のバッグ、白スニーカーのモノトーンアイテムをミックスして落ち着いた印象を上乗せ。軽やかさも両立できているのは、ダークカラーのなかに鋭い白のスニーカーを効かせているから。ツヤ素材がエレガントなバッグをさらっと抱えると、今っぽい大人のカジュアルが出来上がり!

■2:アンナ・ウェインは…エレガントなのに小粋、そんなバランスが新しい!

上半身にボリュームを集めて、足元はすっきりと。
上半身にボリュームを集めて、足元はすっきりと。

パリ ファッションウィークにて、ブロガーのアンナ・ウェインをスナップ。ワンピースをベルトマークしつつ、透け感のあるタイツと光沢感のあるポインテッドトゥパンプスを組み合わせることで黒の中に抑揚を授けて。そこに深みのあるグレイッシュブラウンのパワーショルダーコートを重ね、モダンエレガンスを獲得。コートの色と馴染みが良いオリーブグリーンのバッグを抱えて持ち、キレイなだけでは終わらない小粋なコーディネートを完成させました。

■3:ファッションウィークのゲストは…配色とバッグの持ち方にこだわって着映えを叶える

きらっと輝くシルバーのジュエリーや白シャツがあれば、ダークカラーの装いも立体的。
きらっと輝くシルバーのジュエリーや白シャツがあれば、ダークカラーの装いも立体的。

コペンハーゲン ファッションウィークを訪れたこちらのゲストは、白シャツと黒デニムパンツ、黒レザージレの組み合わせでミニマルシックを体現。ジレの下部のボタンを外す小技を使うと、裾周りに動きが生まれてのっぺりしません。さらにダークブラウンのロングコートで重厚感と奥行きを宿し、かっこよさを演出。ダークカラーをベースにしているからこそ、抱えて持ったブラウンバッグが一層映えて。


「バッグの抱え持ち」を使った冬コーディネートをご紹介しました。アウターが主役になるぶん、ついいつも似たような着こなしになってしまう季節。そんなときこそ小物のあしらい方を見直し、新鮮さを獲得しましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香