ONとOFFのドレスコードがあいまいになった今、自由な発想で仕上げるシーンレスなスタイルがトレンドに浮上。柔らかな日差しが溢れる春に向けて、光の効果を味方につけた新感覚のミックススタイルに挑戦しませんか?

雑誌『Precious』4月号では、【輝きを集める「デイ&イブニング」の洗練オーラ】と題し、上品で知的な「デイ」アイテムと煌めきで魅せる「イブニング」アイテムと異なるテイストを巧みに調和させるテクニックをお届けしました。

ここでは、大人の日常に大切な端正な印象はキープしつつイブニングムードの華やぎで着こなしの鮮度をアップし、夜の照明だけでなく春の日差しにも映える素材やデザインに注目した「デイ&イブニング」ミックススタイルの実例をご紹介。

今回は、セレブの「デイ&イブニング」な着こなしやラグジュアリーブランドのランウェイルックと共に、煌めきを宿したウエアや小物をご紹介します。

グリッター、サテン、ラメ、etc.…ドレスアップの要素を、あえて日常シーンに取り入れるのが新定番

おしゃれの経験を豊かに重ね、「今」を楽しむ余裕を身につけたプレシャス世代にとって、スタイルの更新はシーズンごとのテーマです。そのヒントとしたい流行についてスタイリストの三好 彩さんは、こう解説。

「今季のコレクションでは、スタイルの提案がますます自由に、大胆に進化しています。例えば、さまざまなメゾンが、従来ならイブニングを連想させていた煌びやかな素材やディテールを再解釈。デイリーな肩の力が抜けたスタイルに取り入れていたのが印象的です」 

日差しの下で見るラメやスパンコール、グリッターなどのイブニング素材は、ヘルシーな華やぎやいきいきとしたエレガンスといった新しい魅力を発揮。さりげなく取り入れるだけで大人の余裕漂う軽やかさとワンランク上の存在感を演出します。

シーンレスに自信をもって装える、それが、春の光を洗練オーラに変える新定番の着こなし=「デイ&イブニング」ミックススタイルの真髄です。

〈セレブの着こなしにも、注目のアイテムが!〉

イネス・ド・ラ・フレサンジュ
(C)Getty Images

時代を席巻したおしゃれアイコン、イネス・ド・ラ・フレサンジュは、フォルミックなデコルテ見せブラウスと細身パンツ、かごバッグで黒一色の着こなしをヘルシーかつドラマティックに演出。

NYコレクションを訪れたファッションプロ
(C)Getty Images

N.Y. コレクションを訪れたファッションプロは、華麗に煌めくスパンコールスカートをグレーニット+Tシャツで大胆にカジュアルダウン! ただ者ではない存在感を放って。

〈着こなしのヒントはランウエイに!〉

●RALPH LAUREN COLLECTION

RALPH LAURENのコレクションルック
(C)RALPH LAUREN

ドレッシーなゴールドフリンジのロングスカートとヘルシーなタンクトップの対比が新鮮。

●GIORGIO ARMANI

ジョルジオ アルマーニのコレクションルック
(C)Courtesy of Giorgio Armani

パンツの冷たい艶めきがアイシーなトーンonトーンをエレガントに演出。

●AKRIS

AKRISのコレクションルック
(C)AKRIS

軽やかに揺れるシアーなラッフルスカートとレザーブルゾンがチャーミングな個性を放って。

●STELLA McCARTNEY

ステラマッカートニーのコレクションルック
(C)STELLA McCartney

艶黒のドレープトップスでカジュアルを大人モードに更新。

装いに“煌めき”を宿す、個性豊かなテクスチャーに注目!

煌めきを宿したウエア&小物
1.ジレ¥102,300(サン・フレール〈セブンティ ヴェネツィア〉)、2.スカート¥93,500(ザ シークレットクロゼット 六本木店〈シクラス〉)、3.バッグ[縦15×横14×マチ9.5cm]¥273,900(JIMMY CHOO)、4.ニット¥31,900(オンワード樫山〈ベイジ,〉)、5.靴[ヒール10.5cm]¥204,600(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)

■1:繊細に艶めくシャイニー素材
リッチな奥行きを演出するシャイニー素材。ジレ¥102,300(サン・フレール〈セブンティ ヴェネツィア〉)

■2:表情豊かにまたたくスパンコール
ニュアンスのある光が遠目にも映えるスパンコール。スカート¥93,500(ザ シークレットクロゼット 六本木店〈シクラス〉)

■3:アクセサリー感覚の華やかな輝きが印象的。

■4:クールな輝きを放つシルバーラメ
シルバーの辛口な輝きは、端正な着こなしと好相性。

■5:肌になじんで統一感を高めるゴールド。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
小林美菜子、Getty Images
STYLIST :
三好 彩
EDIT&WRITING :
岡本治子、福本絵里香(Precious)