眺めるだけでもうっとりする、クリスタルの名品を日常に。
雑誌『Precious』4月号では、【「サンルイ」暮らしに眩い輝きを灯して】と題して、眺めるだけで静かに心が満たされる「サンルイ」の名品を特集しました。
今回はその中から、「サンルイ」の工房や「サンルイ」と、ミシュラン三つ星シェフ・小林 圭氏が手掛ける「サンルイ・バー・バイ・ケイ」をご紹介。
透明な煌めきに触れるたび、光が優雅に揺れ、時がゆるやかに流れる。朝の澄んだ光、昼の陽差し、夜の静かな灯り─すべてが「サンルイ」のクリスタルと美しく響き合い、日常を華やかに彩ります。
火と水が司るアトリエでクリスタルは命が吹き込まれ、永遠の輝きを手に入れる


手にした瞬間、時を超えた光の魔法が指先に宿る―。
「サンルイ」のクリスタルは、ただの器ではありません。それは1586年から続く職人たちの息吹が吹き込まれた、永遠の輝きを放つ芸術品です。フランス北東部、静かな森に囲まれたサンルイ=レ=ビッチュ村に、その工房はひっそりと佇む。そこで職人たちは、今も変わることのない手仕事に向き合っています。
硅砂(けいしゃ)が眠る大地、シダがもたらす炭酸カリウム、清らかな川。この地は、クリスタルを生み出すすべてが揃っている。そして、火と水という創造の力。炎の中で形成され、水の中で研ぎ澄まされることで「サンルイ」のクリスタルは特別な輝きを纏うのです。
1200度超の炉が並ぶホットワークのアトリエ。吹き竿を操る職人の手によって、クリスタルのたねは優美な形へと姿を変えます。脚付きグラスの繊細なステム。シャンデリアの流れるようなアーム。どれもが世代を超えて受け継がれた技術の結晶です。
そして、形を得たクリスタルはコールドワークのアトリエで表情を与えられます。水を使いながら精密なカットを刻み込み、繊細な模様を表現。パールカット、アーモンドカット、ダイヤモンドカット…。すべてが職人の手作業によるもの。金彩装飾が施される作品には、ハンドペイントで絵柄を描き、瑪瑙で磨き上げることで黄金の輝きを纏います。古代のビーズ技法「ミルフィオリ」を応用したペーパーウエイトもまた、卓越した技術の賜物として知られています。
火と水が創造を司る工房。そこで息づく、伝統と革新の融合。450年に迫る歴史が紡ぐ透明な輝き。ひとつひとつが、職人の情熱と技が結実した唯一無二の存在なのです。
光を受けて煌めくグラスや幻想的な影を描く花瓶。手にしたその瞬間、「サンルイ」のクリスタルは、ただの器ではなく、暮らしに眩い輝きを灯す魔法へと変わるのです。

ホットワークとコールドワークの、圧巻の職人技





伝統と革新が融合する「サンルイ」のサヴォアフェールを話題のBAR&SHOPで体験!
●「サンルイ・バー・バイ・ケイ」

「サンルイ」とミシュラン三つ星シェフ・小林 圭氏が手掛ける唯一無二のバー「サンルイ・バー・バイ・ケイ」。店内は小林氏が営むパリのレストランのエスプリが再現され、「サンルイ」のグラスで楽しむカクテルやワイン、そして繊細な料理やデザートが光と味の芸術を生み出す。店内空間を彩るランプやシャンデリアも「サンルイ」製。石と木が織りなす和の空間に、クリスタルの輝きが幻想的な美しさを添える。
- 「サンルイ・バー・バイ・ケイ」
- 時間:17:30~23:30 (食事L.O. 22:30、ドリンクL.O. 23:00)
定休日:日、月曜日
住所:東京都中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビル12F
●「サンルイ麻布台ヒルズ店」

緑豊かな環境にある「サンルイ麻布台ヒルズ店」は日本唯一の路面店。店内にはシャンデリアをはじめ、照明、家具、インテリアオブジェ、テーブルウエアなど多彩なコレクションを展開する。ペーパーウエイトやカラークリスタルのグラス、革新性溢れるデザインピースなど、「サンルイ」の職人技を存分に堪能して。
- 「サンルイ麻布台ヒルズ店」
- 時間:11:00~19:00定休日:月曜日(祝日の場合は営業)
住所:東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB1F
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- PHOTO :
- 大原敏政(aosora)
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)