年齢が上がるにつれて髪の悩みに変化を感じていませんか? Precious世代の髪悩みトップ3は、手触り、クセ、ボリュームだそう。髪だけでなく、頭皮について悩みを抱えてきている方が増え、近年は、さまざまなコスメブランドから頭皮ケアアイテムの発売が目立ちます。こまめにヘアサロンに行っても、自分でケアやスタイリングをすると上手くいかない…というもどかしい気持ちはどうしたらいいでしょうか? トータルビューティサロン『uka』代表の渡邉季穂さんに教えていただきました。

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まずはヘアカラーを見直して髪に格別の艶とハリを与えて!
「一般的なヘアカラー剤を長らく使用していると、頭皮のかゆみや湿疹に悩まされる人が増える傾向にあります。その原因は、染料に含まれるジアミンという成分にアレルギー反応を起こしていると考えられます。症状が重いと、顔まで腫れ上がってしまう方もいらっしゃいます。私もヘアカラーする度に頭皮があれてかさぶたができて悩んでいました。
そのときに出合ったのが、ヘナです。ヘナはハーブを乾燥させてパウダー状にした100%天然由来の染毛剤で、デトックス効果も高いと言われています。ヘナで髪色を抜くことはできず、単体で使うと白髪の部分がオレンジ色になりますが、天然の藍色染料植物のインディコとミックスすることで、ダークなトーンの髪色を作り出すことが可能です。その人の個性に見合った色味や明るさ、ほのかなオレンジみを感じるこなれたブラウンも楽しめます。
私がヘアカラーをヘナに切り替えてから約3年になりますが、艶とハリが格段に良くなりました。会う方々からも髪を褒められることが多くなり、髪質のコンプレックスがだいぶ解消されました。
もうひとつ、ヘナにして良かったと思ったのが、白髪が伸びてきても目立ちにくいという点。一般的なヘアカラー剤は髪の中まで色素を浸透させるので、白髪が伸びると色の差がパキッと出ます。一方のヘナは、髪をコーティングするように色づくので、白髪が伸びてくる頃になると染めた部分の色も少しずつ落ちてきてグラデーションのようになってハリも出るから、白髪が目立ちにくいのです。頭皮ケアも同時に叶うので、頭皮にお悩みを感じている方はぜひ一度ヘナを体験していただきたいです」(渡邉さん)
ヘナはサロンでも自宅でもできる!

「ヘナカラーの施術は1時間半ほど。サロンでは、合間にネイルやマッサージなどを受けてリラックスしていただけます。また、ご自宅でセルフカラーができるヘナを販売しています。色味は、ヘナ100%のほかに、ご自身でブレンドしていただけるようにインディゴ100%、ヘナとインディコをミックスした2種のブレンドがあります。どのような仕上がりになるかは、白髪や現在の髪色(ブリーチしている髪など)によって色の出方が異なるので、詳しくはukaのホームページをご覧いただくとイメージがつきやすいと思います」(渡邉さん)
いまの髪質を活かすスタイリングが手軽にできれば髪悩みも解消へ
「ヘアスタイリストたちが、元々のクセや髪質を活かして自分の髪を好きになってもらいたいという想いで商品開発をしました。サロンのお客様の髪悩みに合わせた"オノマトペ"でスタイリング剤を6種発売します。使い続けることでダメージを受けた髪と地肌が元気を取り戻し、伊豆を始めとする地球の自然環境を回復へと導くリジェネラティブな成分を配合しました。すべての世代が気にされている乾燥と手触りのために、天然のフノリとツバキ油、そして、傷んだ髪を修復して頭皮ケアまでできるクロモジなど、自然由来成分のみで作っています。モサモサ、フニャフニャ、ボサボサ、ペシャンコ、ギシギシ、パサパサという6つの髪質に寄り添って、ケアしながらスタイリングができるようになっています。外出先でメイク直しと一緒にヘアも直せるように、ポーチに入るサイズ感にもこだわりました」(渡邉さん)

「髪のボリュームが多いモサモサヘアにはバーム、猫っ毛さんのフニャフニャヘアには立体感を出すワックスをジャータイプでご用意。髪が広がりやすいボサボサヘアにはなじみのいいミルク、ボリュームが出にくいペシャンコヘアにはミスト、ハイダメージによるギシギシヘアにはオイル、乾燥ダメージのパサパサヘアにはオイルスプレーと、最適なテクスチャーでラインアップしています。パーツごとのカクテル使いもおすすめです」(渡邉さん)
髪の悩みや多少のトラブルは、顔やボディに比べると後回しにしたり、方法が見つからなくて諦めてしまう方も少なくないよう。渡邉さんご自身が悩みを解決してきた方法を製品化したアイテムを参考に、自分の髪に自信をつけてください。
※掲載している商品の価格は、すべて税込です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子