チャールズ国王とともに4日間のイタリアを国賓として訪ずれたカミラ王妃。ローマのコロッセオへの訪問、イタリア議会での演説、そしてフランシスコ教皇との非公式会談といったスケジュールを終え、カミラ王妃自身「素晴らしい訪問でした。帰国するのがとても寂しいです」と語るほど充実したツアーとなったよう。チャールズ国王と結婚20周年を迎えたばかり、77歳の最新スタイルを紐解いていきましょう。

■1:イタリアツアーの幕開けにふさわしいノーブルなブルー

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専門家のあいだでは800万ポンドの価値があると言われるブローチ。

2025年4月8日、ローマにあるコロッセオを訪問。「フィオナ・クレア」による鮮やかなブルーのシルククレープワンピースとコートに、お揃いカラーのヒールのスタイリング。ブローチはかつてヴィクトリア女王とエリザベス女王が所有していたダイヤモンドとサファイアを用いたデザイン。「プリンス・アルバート・ブローチ」として知られる逸品で、約12カラットのダイヤモンド12個に囲まれたデザインです。

■2:結婚20周年の記念日に思い出の一着を纏って

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ウェディングドレスを着回し。長い時を経ても変わらない関係を象徴しているようで、ロマンティックですね!

2025年4月9日、イタリア・ローマにて、チャールズ国王がイタリア議会両院で演説。カミラ王妃はアイボリーシルクのオリジナルのウェディングドレスとコートを着用しました。このドレスは、2005年4月9日にウィンザー・ギルドホールで行われた結婚式で実際に着用されたもの。胸元のラインをリメイクし、今回はパールのネックレスをあしらって異なるムードで着回しています。

■3:ターコイズが映えるエメラルドグリーンのドレス

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ドロップタイプのイヤリングでティアラなしでも華やかな顔まわりに。

2025年4月9日、クイリナーレ宮殿で公式晩餐会に出席。「フィオナ・クレア」による鮮やかなエメラルドグリーンのレースドレスに、母親のロザリンド・シャンドから受け継いだターコイズとダイヤモンドのネックレスを身につけています。ブラックタイのドレスコードであったため、ティアラはなし。クラッチバッグはメタリックシルバーを選び、華やかな輝きを添えています。


今回はイギリス「カミラ王妃」が4月7日から4日間の日程で執り行われたイタリア国賓訪問で披露した装いを振り返りました。自身の結婚記念日を挟み、ウェディングドレスを再披露するなどファッションでの粋なステイトメントもあり。その微笑ましい計らいに好感をもった王室ファンも多そうです。

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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子