この一本があれば、ポジティブに華やぐ【ブランドの美学を凝縮。口紅のマスターピース10の物語】
色や質感、つけ心地まで、同じものはひとつとしてない数多の口紅から、いかに自分にふさわしい一本と出合えるか。ルックスにフォーミュラ、高揚感まで、上質を極めた10の洗練美から、究極の一本を手繰り寄せて。
1.CHANEL『31 LE ROUGE』No.18|伝説の名香の名を刻んだ『ルージュ No5』たおやかに意思を語る、情熱を秘めた赤

“悲しいときにはルージュを纏って挑みなさい” と語ったガブリエル シャネルは、ルージュがもつソフトパワーを認識していた一人。同時に“色はいつだって、なによりもはっきりと目に見える鎧です”と、唇に色を添えることで意思を、そして自分らしさを表現することに熟知していました。
メゾン発祥の地「パリのカンボン通り31番地」がインスピレーションソース。ガラスのドレスを纏った口紅のマスターピース、『トランテアン ル ルージュ』のすべての色に、誇り高き物語が隠されています。
情熱的なレッドオレンジNo.18=ルージュ N°5は『シャネル N°5』のジャスミンの香りからインスパイアされた艶やかな一色。ひと塗りで華やぎと自信を与え、あなたの内に秘めた魅力を、最大限に引き出してくれます。
2.エルメス『ROUGE BRILLANT SILKY』No.85|唇を染める仕草までエレガントに。メゾンのアイコン「ルージュH」

メゾンのフィロソフイやエスプリを色濃く反映、オブジェと称される『ルージュ エルメス』。この春、マットとサテンに加え、ケアとメイクアップを両立させた新質感の『ルージュ ブリヤン シルキー』が仲間入りしました。
柔らかく溶け込み、唇の曲線を包み込むように発色。透明感のある軽やかな仕上がりは、シルクシフォンの繊細な色彩と光沢感からインスパイアされたものです。新14色のなかから運命の一本を選ぶなら?
もちろん1925年に誕生、黒と茶色が定番だったレザーの世界に新しい色の歴史をもたらした、「ルージュH」を。かすかに褐色を含み、ボルドーに近いダークレッドは、色で満たされた陰影、究極のエレガンスを象徴する色です。
3.SUQQU『VELVET FIT LIPSTICK』No.02|落ち方にまで品格を追求。しなやかマットのローズピンクで、肌の余白すら美しく魅せる

「ほのかに感じる艶。モードすぎず、こなれた印象に仕上がる、これまでの常識を打ち破るマット」として旋風を巻き起こした「SUQQU」のマットルージュ。新たに “顔の余白まで美しく彩る” 仕上がりをミッションに掲げた『ベルベット フィット リップスティック』が大きな話題を集めています。
10色のなかでも02のローズピンクがダントツで人気独占中。その背景にあるのは、唇だけを美しく見せるのではなく、くすんだ肌の余白さえトーンアップする独自のカラー設計にあります。マットなのに透明感があり、どんな肌色にもマッチ、カジュアルにもモードにも仕上がる変幻自在の一色。唇にそっとのせた瞬間、心が浮き立つほどの高揚感で満たされます。
4.DIOR『DIOR ADDICT LIPSTICK』No.212|ディオールでしか成しえない可憐なシアーピンク。幸福感で染め上げるNo.212「チュチュ」の洗礼

『ディオール アディクト』は、90%が自然由来成分のフローラルケア処方。高いトリートメント機能をもちながらセンセーショナルな輝きも追求、唇をなめらかに整え、顔立ちから艶めくような輝きを纏えることで、キャリア組に人気のルージュです。
すでに定番色をおもちの方もいるようですが、この夏、イノセントな感性にときめきたいなら、“クリスチャン・ディオール” のバレエへの情熱のオマージュとして生まれた、「チュチュ」というシアーピンクを。ひと塗りで、内側からにじみ出るようなピュアな血色感を演出。圧倒的な多幸感に自信というエッセンスをトッピングしたまばゆい一色は、白でまとめた装いやオフの日に、新たな出会いを引き寄せてくれます。
5.ESTEE LAUDER『PURE COLOR LIPSTICK CRYSTAL』No.564|唇に永遠の愛しさを宿す、伝説の愛されカラー「クリスタル ベビー」がよりラグジュアリーに

かつて「婚活リップ」と呼ばれ、100万本以上のセールス記録を樹立した、伝説の愛されカラーのDNAを受け継ぎ、ラグジュアリーな装いと共に進化したのが、この『ピュア カラー リップスティック クリスタル 564』の「クリスタル ベビー」です。伝説の始まりは、このルージュを購入した女性たちが、次々に結婚が決まっていったという実話から。覚えている方も多いでしょう。
確かに、初々しく清楚で可憐なベビーピンクは、幸福のオーラを纏ったような一色。自分がキレイだと感じるとき、仕事はうまくいくものです、と残した、働く女性の代表ミセス エスティ ローダーの言葉どおり、唇につけた瞬間から、幸せのエンパワリングが作動。幸運のお守りリップは、成功を引き寄せる永遠の一色なのです。
6.DECORTE『PROUGE DECORTÉ CREAM GLOW』No.13G|体温でとろけ、洗練された艶めきと血色感を唇に。秘めやかにキスを誘うローズベージュ

つけたときの感動や喜び、心地よさに包まれる幸福感など、右脳に訴えかけるモノづくりの名手 “コスメデコルテ” は、感性科学研究のエキスパート。その結晶は、『ルージュデコルテ クリームグロウ』にも色濃く反映されています。
つけた瞬間にうっとりするような官能を味わえるから、まるで “口づけされているよう” と表現される使用感。また、単に唇を彩るのではなく、肌と骨格を美しく引き立てることも追求。唇と肌に調和をもたらす色素を独自に開発し、25色すべてに配合したと同時に、体温でとろけてほぐれ、素の唇まで潤うロー(生)な艶感も実現。品格と洗練を添えるローズベージュは口づけを誘うルージュという新伝説と共に語られ始めています。
7.PRADA BEAUTY『MONOCHROME WAITRESS LIP COLOR』No.B101|ひと塗りで主役級のインパクト。NEW BOSSのセミマットなピンクベージュ

“プラダ” ファッションを象徴するサフィアーノ レザーとRe-Nylonの2種類の生地の質感をテクスチャーに落とし込み、軽さとなめらかさを追求した『モノクローム ウェイトレス リップカラー』。なかでもRe-Nylonをモチーフとしたスムース ナイロンのNo.B101はピンクのアクセントを加えたアイコニックなヌードカラーで、パワースーツに負けない、颯爽とこなせる一色です。
チークにも使用可能な処方だから、出張やプレゼンなど、時短優先のビジネスシーンでも頼もしい存在になるはずです。
8.CELINE BEAUTE『LE ROUGE CELINE』No.01|唇にパリを纏う、メゾンのフィロソフィを宿した『ル・ルージュ・トリオンフ』

ミニマルで洗練された美学が息づくファッションやバッグなど、Precious世代にもファンの多い “セリーヌ”。メゾン初のコスメティックラインのシグニチャー、『ル・ルージュ・トリオンフ』は、メゾンのエンブレム=トリオンフが刻まれたゴールドのパッケージが目印です。
どこかクラシックなのにエッジィなカラー提案とクリーンなフォーミュラなど、ルージュをひく瞬間から高揚感を促す仕掛けがたくさん。その名もルージュ・トリオンフと名付けられたNo.01のピュアレッドなら一瞬でパリの空気を纏えます。
9.TOM FORD BEAUTY『TOM FORD SOLEIL LIP BALM』No.04|気品をたたえた艶で視線を釘づけにする洗練のクリスタルレッド

薄膜の透け艶ヴェールで唇を包み込むように発色する『ソレイユ リップ バーム 04』は、赤のハードルを下げたといわれる名品。ラフに塗るほどおしゃれな仕上がりです。クッション性の高いジェルクリーム処方で潤いが持続。圧のない透ける赤は、重ね方しだいで、自在に印象を操ることもできます。
メイクアップ製品は社会で戦い、自らの欲するものに迷いなく邁進する現代女性の「武器」だと語るトム・フォード。『ソレイユ リップ バーム』は、オフの日やナチュラルメイクのための新しい武器なのです。
10.GIVENCHY『LE ROUGE INTERDIT』No.230|大胆で不敵。自信と強さを着こなすシルキーな「ローズ・ボワゼ」

オードリー・ヘップバーンがユベール・ド・ジバンシィから捧げられた香りを気に入るあまり「誰も使ってはダメ」というエピソードから命名されたランテルディ(禁断)。このチャーミングな伝説の名を受け継ぎ、新たに登場したのが『ルージュ・アンテルディ・シルキー』です。
シルキーはその名のとおりシルクを配合。深く鮮やかな発色と光沢、上質を極めたルージュです。No.230は深くフェミニンなローズピンク。唇に自信というドレスを纏い、猛暑でも隙のない印象を与えてくれます。
【LIP CARE】紫外線や乾燥ダメージに先回り、縦ジワの目立たない美しい唇へ
ファンデーションの仕上がりにスキンケアや下地が欠かせないように、ルージュの発色やもちを左右するのが、リップケアのひと手間です。乾燥や縦ジワ予防のためには保湿第一、また、紫外線がピークを迎える季節はUVカット機能付きを味方につけて。コンディションしだいで美しい仕上がりが半減すること、肝に銘じておきたいものです。

1.紫外線から唇を守りながら、24時間潤いで満たし、艷やかな唇に。クレ・ド・ポー ボーテ ソワンプロテクトゥールレーブル SPF30・PA+++ ¥7,150
2.コルシカハニーをはじめとする天然由来成分を95%配合、縦ジワの目立たないなめらかな唇に。ゲラン キスキス ビー リフト プライマー ¥4,950
3.リッチな感触でふっくら潤うコンディションに。くすみをカバーして明るい唇に。カネボウ化粧品 センサイ トータルリップトリートメントスティック ¥6,380
4.美肌因子プロキシレンやホホババターを配合。自然な血色感を与えながらなめらかな唇に。ランコム ラプソリュ ルージュ ラ バーズ ロージー ¥5,610
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- シャネル カスタマーケア TEL:0120-525-519
- エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
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- エスティ ローダー TEL:0570-003-770
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- クレ・ド・ポー ボーテお客さま窓口 TEL:0120-86-1982
- ゲランお客様窓口 TEL:0120-140-677
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- 鈴木 宏(人物)、戸田嘉昭、森村健一郎(パイルドライバー/静物)
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- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)