【目次】
- 『キル・ビル』のあらすじ、概要
- 『キル・ビル』主要キャストは?登場人物まとめ
- ユマ・サーマン(ザ・ブライド役)
- デビッド・キャラダイン(ビル役)
- ダリル・ハンナ(エル・ドライバー役)
- ヴィヴィカ・A・フォックス(ヴァニータ・グリーン役)
- マイケル・マドセン(バド役)
- ルーシー・リュー(オーレン・イシイ役)
- 『キル・ビル』の豆知識、トリビア
『キル・ビル』のあらすじ、概要

『キル・ビル』の公開時期
『キル・ビル』は当初“上映時間4時間超えの大作”として公開される予定でした。しかし、あまりにも長時間すぎる…ということで、前編113分・後編136分に分けられました。
前編の『キル・ビル Vol.1』は2003年10月10日にアメリカで公開され、日本では2週間後の10月25日に公開されました。後編の『キル・ビル Vol.2』は2004年4月16日にアメリカで公開、日本では1週間後の4月24日に公開されています。
『キル・ビル Vol.1』のあらすじ
4年にわたる昏睡状態から目覚めた“元・殺し屋”のザ・ブライド(ユマ・サーマン)は、復讐の旅に出る。彼女の記憶にあるのは、結婚式に乱入してきた元上司のビル(デビッド・キャラダイン)と4人の殺し屋たち。瀕死の重傷を負わされた挙句、夫と妊娠中だった子ども、参列していた友人たちの命まで奪われた。復讐の炎に燃える彼女は仇の5人を追い、やがて国境をも超える。
『キル・ビル』主要キャストは?登場人物まとめ

『キル・ビル』は前後編に分かれて製作されており、多くのキャストが出演しました。公開から20年以上が経過した2025年7月現在、主要キャストの多くは現役で活躍しています。しかし、残念ながらすでに亡くなっているキャストもいます。
それでは、『キル・ビル』で主要キャラクターを演じた俳優の当時の写真と、現在の姿や亡くなる直前の姿を見ていきましょう。
ユマ・サーマン(ザ・ブライド役)
まずは、『キル・ビル』で主演を務めたユマ・サーマンの公開当時の姿を見てみましょう。


ユマ・サーマンは、主人公となるザ・ブライドを演じました。妊娠をきっかけに“殺し屋”の組織を抜け、結婚して幸せになるはずだったザ・ブライド。しかし組織の手にかかり、夫と生まれてくるはずだった子ども、参列していた友人たちの命を奪われてしまいます。自身も瀕死の重傷を負わされ、目が覚めたときには4年もの月日が経過。ビルたちへの復讐を決意した彼女は、再び“殺し屋”となるのでした。
ここからは、2025年に撮影されたユマ・サーマンの現在の姿を見てみましょう。





『キル・ビル Vol.1』公開当時は33歳、2025年7月時点では55歳のユマ・サーマン。公開当時から“カッコいい大人の女性”の雰囲気が伝わってきましたが、現在では大人の女性ならではの魅力も深みを増しています。50代半ばに差し掛かってもなお抜群のプロポーションを維持しており、ロング丈のボトムがとてもよく似合っています。
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デビッド・キャラダイン(ビル役)
次に、『キル・ビル Vol.1』で特に重要なポジションを務めたデビッド・キャラダインの公開当時の姿を見てみましょう。


デビッド・キャラダインは、ザ・ブライドがかつて所属していた世界最強の暗殺集団「DiVAS」のボス・ビルを演じました。組織を抜けたザ・ブライドの結婚式を襲撃し、彼女の幸せを奪った冷酷な人物。しかし、ふたりには「上司と部下」だけではない関係性がありました。
デビッド・キャラダインは、『キル・ビル Vol.2』公開から5年後の2009年6月3日、72歳で亡くなりました。ここからは、彼が亡くなる直前に撮影された貴重な写真を見てみましょう。





『キル・ビル Vol.1』公開当時は66歳だったデビッド・キャラダイン。よい意味で年齢を感じさせる風貌で、『キル・ビル』の世界観にふさわしいワイルドな雰囲気も強く表れています。あるときは落ち着きのある老紳士、またあるときはワイルドなおじ様と、雰囲気のギャップに驚かされます。72歳で亡くなるまで積極的に活動していたこともあり、独特の魅力が衰えることはありませんでした。
ダリル・ハンナ(エル・ドライバー役)
続いて、『キル・ビル Vol.2』で特に重要なポジションを務めたダリル・ハンナの公開当時の姿を見てみましょう。


ダリル・ハンナは、ザ・ブライドを襲撃した殺し屋のひとり、エル・ドライバーを演じました。ザ・ブライドとエルは対立することが多く、互いに敵対視していました。残虐非道かつ計算高い性格で、毒を用いることが得意。作中でもその特性をいかんなく発揮していましたが、思わぬ形で災難が彼女に降りかかります。
ここからは、2025年に撮影されたダリル・ハンナの現在の姿を見てみましょう。



『キル・ビル Vol.1』公開当時は42歳、2025年7月時点では64歳のダリル・ハンナ。公開当時から美しさと妖艶さ、そしてエネルギッシュさをまとっていましたが、60代半ばに差し掛かった現在も衰えていません。178cmという高身長で、足首に届くほどのロング丈ボトムが映えています。洗練されたマダムの雰囲気が、全身から溢れ出ているかのよう。
ヴィヴィカ・A・フォックス(ヴァニータ・グリーン役)
続いて、ザ・ブライドが最初に対峙する殺し屋を演じたヴィヴィカ・A・フォックスの公開当時の姿を見てみましょう。


ヴィヴィカ・A・フォックスは、『キル・ビル Vol.1』でザ・ブライドが最初に復讐対象とした殺し屋、ヴァニータ・グリーンを演じました。事件発生後、組織から離脱したヴァニータは結婚し、娘を授かっていました。このことを知ったときのザ・ブライドの怒りは、想像を絶するものと思われます。
ここからは、ヴィヴィカ・A・フォックスの現在の姿を見てみましょう。





『キル・ビル Vol.1』公開当時は39歳だったヴィヴィカ・A・フォックス。2025年7月30日には、61歳の誕生日を迎えます。公開当時から“妖艶な大人の女性”のオーラを発揮していました。60代に突入した現在は“ゴージャスなマダム”の雰囲気が強く伝わってきます。ゴージャス感を強調するコーディネートが彼女の雰囲気にマッチしていて、見ているだけでうっとり。
マイケル・マドセン(バド役)
続いて、ビルの部下としては唯一の男性メンバーを演じたマイケル・マドセンの公開当時の姿を見てみましょう。


マイケル・マドセンは、ビルの弟にして「DiVAS」唯一の男性メンバー、バドを演じました。ザ・ブライド襲撃後は組織を離れ、荒れた生活を送っていたバド。復讐のために現れたザ・ブライドを返り討ちにしたものの、さらなる悲劇が彼に襲い掛かります。
マイケル・マドセンは、『キル・ビル Vol.2』公開から21年後の2025年7月3日、67歳で亡くなりました。ここからは、亡くなる直前に撮影されたマイケル・マドセンの姿を見ていきましょう。



『キル・ビル Vol.1』公開当時は46歳だったマイケル・マドセン。身長184cm、“タフガイ”と評されるほどの風格の持ち主で、彼の魅力は最期まで変わりませんでした。若いころはワイルドさが感じられる“イケオジ”。60代になると、オシャレなおじさまの魅力はそのままに、シニア俳優としての渋さもプラスされているのが写真からも伝わります。
ルーシー・リュー(オーレン・イシイ役)
最後に、日本刀を自在に操る殺し屋を演じたルーシー・リューの公開当時の姿を見てみましょう。


ルーシー・リューは、日本刀の名手たる殺し屋オーレン・イシイを演じました。彼女もまた、“復讐”のために殺し屋業界に身を投じたひとり。そんな彼女が、同じく“復讐”を決意したザ・ブライドと対峙することになったのは、運命のいたずらなのでしょうか。
ここからは、2025年に撮影されたルーシー・リューの現在の姿を見ていきましょう。





『キル・ビル Vol.1』公開当時は34歳、2025年7月時点では56歳のルーシー・リュー。オーレン・イシイと同じアジア系アメリカ人である彼女は、エキゾチックな美しさの持ち主。公開当時を彷彿とさせる美貌がますます洗練され、大人の女性ならではの色気も感じられます。黒を基調とした華やかな服装はもちろん、淡いベージュのドレスもよく似合っています。
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『キル・ビル』の豆知識、トリビア
『キル・ビル』は何が話題になった?
ハリウッド映画界の巨匠のひとり、クエンティン・タランティーノが監督・脚本を担当しました。『キル・ビル Vol.1』では日本人俳優も多く出演しており、当時かあハリウッド映画界で絶大な信頼と人気を得ていた千葉真一さんや、アメリカでの公開当日に19歳の誕生日を迎えた栗山千明さんもキャストとして名を連ねています。日本映画のみならず、香港映画や台湾映画を彷彿とさせる演出も注目を集めました。
『キル・ビル』はどれくらいヒットした?
『キル・ビル』の総製作費は3000万ドルといわれています。ハリウッドのメジャー映画1本の総製作費は7000万ドル程度とされていますから、半分以下ということです。それに対し、『キル・ビル Vol.1』の興行収入は北米地域で約7000万ドル、世界全体で約1億8000万ドル(!)、日本で約25億円と、前編からいきなりヒット作となりました。また、『キル・ビル Vol.2』の興行収入は北米地域で約6620万ドル、世界全体で約1億5215万ドル、日本で約10億円にのぼりました。このヒットにより、『キル・ビル』は「(ハリウッドレベルではありますが)低予算でもヒット映画はつくれる」というお手本にもなりました。。
『キル・ビル』が起こしたブームは?
『キル・ビル』は、劇中で使用された楽曲も人気となりました。『キル・ビル Vol.1』のサウンドトラックは2003年9月23日に発売され、ビルボードのサウンドトラックチャートで1位を獲得。布袋寅泰さんの楽曲でメインテーマ曲となった「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」、劇中歌に使われた梶芽衣子さんが歌う「修羅の花」も収録されています。
また、梶芽衣子さんの「怨み節~『女囚さそり』シリーズより」などが収録されている『キル・ビル Vol.2』のサウンドトラックは2004年4月13日に発売され、ビルボードのサウンドトラックチャートで2位を獲得しました。
『キル・ビル』の現状は?
クエンティン・タランティーノ監督は、『キル・ビル』の続編として『キル・ビル Vol.3』を構想していたことを明かしています。ヴァニータ・グリーンの娘であるニッキー・ベルと、暗殺集団のボスとなったエル・ドライバーを中心に描く作品とされていました。しかし2025年7月時点で続報がなく、タランティーノ監督自身が引退を予告していることから、製作実現の目途は立っていません。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
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