「不負性」ってなんと読む?「「ふふしょう」ではないですよ!
明日、7月17日は『漫画の日』です。1841年のこの日、英国で、世界で最も古い風刺漫画週刊誌『パンチ』が発刊されたことにちなんだ記念日です。皆さまのお好きな漫画作品はなんでしょうか? ということで、本日は「漫画」をキーワードにした日本語クイズをお送りします。
【問題1】「齣割」ってなんと読む?
「齣割」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「漫画を描く際に、枠線で絵を区切ること。また、その大きさや配置を決めること」です。
<使用例>
「この漫画は、齣割が大胆で、臨場感があるのよ!」

さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 齣割(こまわり) です。

「齣」は「並んだものの一区切り」を意味する字です。戯曲の一幕や、フィルムのひとコマをいう「こま」も、漢字表記はこの「齣」という字です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「不負性」ってなんと読む?
「不負性」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「人に負けまいとする気性。また、そのさま」という意味です。
<使用例>
「スポーツ漫画で、不負性が感じられない主人公を扱っているなんて、新しい感覚ね」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 不負性(まけんしょう) です。

「不負性(まけんしょう)」を表現する日本語は「不負魂(まけじだましい)」「不負気(まけんき)」「不負根性(まけじこんじょう)」などなど、バリエーションが多いです。こうした精神性をもった主人公が活躍する作品はドラマティックなので、漫画にもよく登場しますね。
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本日は、7月17日『漫画の日』にちなんで、「漫画」をキーワードにした日本語から、
・齣割(こまわり)
・不負性(まけんしょう)
の読み方、言葉の背景などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱