「手交」ってなんと読む?「てまぜ」ではありません!
明日、7月20日は『ハンバーガーの日』。1971(昭和46)年のこの日に、ハンバーガーを主力商品とした外食チェーン『マクドナルド』の日本第一号店がオープンしたことに由来する記念日です。
長年、スナック感覚で手軽に食べられるファストフード、というイメージだったハンバーガーですが、最近は豪華なグルメバーガーも流行したり、人気の幅が拡がっていますね。ハンバーガーと言えば、手で持って頂くメニューの代表ですので、本日は「手」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「手交」ってなんと読む?
「手交」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「手渡し」のフォーマルな言い方です。
<使用例>
「この贈り物に関しては、郵送や宅配でなく、それなりの人物が先方まで出向き、手交すべきです」

さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 手交(しゅこう) です。

「手交(しゅこう)」、読めたでしょうか? ビジネスの場でも使われる言葉ですが、昨今では、この言葉そのものを知らないケースもあるようなので、扱ってみました。「手渡し」と表現するより「手交(しゅこう)」のほうが、スマートな印象になります。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「手練れ」ってなんと読む?
「手練れ」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「技芸・武芸などに熟達していること。腕利き」のことです。
<使用例>
「あの手練れの営業マンの話術にかかったら、うちの母など、ひとたまりもなかったわ」

…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は… 手練れ(てだ-れ) です。

「手練れ」は、「手足(てだ)り」から音変化した言葉です。現在では、技芸・武芸に限らず「腕こき(腕前や能力が優れていること)」「達人」「凄腕(すごうで)」というような意味で広く使われています。
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本日は、7月 20日『ハンバーガーの日』にちなんで、「手」という字の入った日本語から、
・手交(しゅこう)
・手練れ(てだ-れ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱