伝統工芸とモダンな感性が響き合う唯一無二の限定コレクション

ジル サンダーと京都の伝統工芸工房との協業による特別な限定コレクションが発表されました。コレクションの制作にあたり共演を果たしたのは、京都にある「南條工房」、「印染工房スギシタ」、「宮脇賣扇庵」、「染司よしおか」の四つの工房。

老舗工房に受け継がれてきた匠の技と、ジル サンダーならではの独創的な感性が見事に融合した、唯一無二の美をもたらす特別なアイテムが揃いました。

■南條工房 × JIL SANDER おりんチャーム

南條工房 × JIL SANDER おりんチャーム
南條工房 × JIL SANDER おりんチャーム SMALL¥35,200・MEDIUM¥38,500【全5色、SMALLはダークアース、アーモンド 、MEDIUMはブラック、スチール、ピンク】

創業200年余り、仏具の「おりん」や祇園祭の鉦を手がけてきた「南條工房」。今回のコレクションでは、同社のシリーズ「LinNe-Chibi」の技術とメゾンの「タングル」バッグに着想を得た組紐が共演。最新コレクションのカラーを纏った、5種のおりんチャームが誕生しました。

工房独自の配合により硬さを増した合金「佐波理(さはり)」を用い、薪をつかう伝統の鋳造技法によってすべて手作業で作られたこのチャーム。その澄んだ響きと美しい余韻は、まさに唯一無二。

組紐には正絹唐打を使用し、結び目は、相生結び、二重叶結び、おだまきと、それぞれにご縁結びや願いを叶える想いが込められているそう。

■印染工房スギシタ × JIL SANDER 手ぬぐい

印染工房スギシタ × JIL SANDER 手ぬぐい
印染工房スギシタ × JIL SANDER 手ぬぐい3枚組¥19,800

1936年創業の「印染工房スギシタ」は、“印を染めて日本の心を届ける”を信条に、神社仏閣や祭などに携わり、 家紋や印を「幕・のぼり・旗」「半纏・法被」「風呂敷・手ぬぐい」に染めてきた印染の匠です。

今回は、メゾンのアーカイヴプリント「カリフォルニアのサンセット」「アメリカン ヴィンテージ」、さらに特別にデザインされた「ワイルドフラワー」を精巧に再現した手ぬぐい3種がラインナップ。

最上級の手ぬぐい素材「特岡」を使用し、伝統に基づき両端を縫わない仕様にすることで機能性を高めています。精密なプリントと伝統的な後処理の手法による鮮やかな色彩にも惹かれます。

■宮脇賣扇庵 × JIL SANDER 布扇子

宮脇賣扇庵 × JIL SANDER 布扇子
宮脇賣扇庵 × JIL SANDER 布扇子 ミッドナイト¥36,300・ブルー、ブラウン各¥39,600【全3色、ミッドナイト、ブルー、ブラウン】※展開は8月下旬〜

京扇子の老舗として、200年以上にわたり雅の美と伝統を継承してきた「宮脇賣扇庵」とは、メゾンのアーカイブに保管されている貴重な生地を使用した3種の布扇子が生まれました。

用と美が調和した軽やかな手触りや開いたときの優美な曲線、閉じたときの優雅な佇まいや滑らかな開閉に感嘆! 房には、繊細な絹糸を1,920本贅沢に使用。淡路結びのモチーフが永久の願いを表します。

■染司よしおか× JIL SANDER 植物染ハンカチ

染司よしおか× JIL SANDER 植物染ハンカチ
染司よしおか × JIL SANDER 植物染ハンカチ 2枚組 ¥27,500【展開色は「桜のかさね」「竜胆のかさね」「落栗色のかさね」「鈍色のかさね」】※展開は8月下旬〜

創業200年余り、京都・伏見の豊かな水に恵まれた地で日本古来の色を染め継いできた織工房「染司よしおか」と共に生み出したのは、4種の植物染めの麻ハンカチセット。平安時代の貴族が嗜んだ色彩美学「かさねの色目」に着想を得たそう。

春「桜のかさね」 、夏「竜胆のかさね」、秋「落栗色のかさね」、冬「鈍色のかさね」と、日本独自の四季を映すような美しき色調が日常をエレガントに彩ります。


匠の技に託したメゾンの美学が随所に息づく限定コレクションは、大切な方へのギフトとしてもおすすめです。ぜひ、お見逃しなく!

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ジルサンダージャパン

TEL:0120-998-519

この記事の執筆者
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WRITING :
池尾園子