2025年に発表された渾身のタイムピースがすべての “物語” の扉を開く…時を装い、時をまとう歓び【心を揺さぶる「新作ウォッチ」】

光を遊ばせる装飾、感情を揺らす色、意志を刻む技巧が手元に華やぎを添え、仕草に凛とした気配を重ねていく──。そんな魅力を携えた姿で現れた、今年の新作ウォッチ。

ジュエリーのように装うもの、変貌を遂げたアイコン、クラシックの刷新、詩情を紡ぐもの、スモールサイズ…etc.。今という時代を照らす、美しきシグネチャーがここに。

【A.ランゲ&ゾーネ】小さくなった名作にジェンダーフリーという価値観が自然に重なる

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A.ランゲ&ゾーネ『1815』¥3,850,000 ●ケース:PG ●ケース径:34mm ●ストラップ:アリゲーター ●手巻き(A.ランゲ&ゾーネ)

伝統的な時計製造技術を受け継ぐ手巻きモデルは、いったん組み立てたムーブメントを分解し、再度組み立て直す二度組みを経て完成。すべての製造工程は、ドイツ・ザクセン州グラスヒュッテの自社工房で行われる。研ぎ澄まされた技術と美意識がすみずみにまで行き届き、ケース裏から見える精緻な機構が、語らずしてすべてを物語る。


名作の本質をそのままに、手元になじむスモールサイズへ──。クラシックな懐中時計に着想を得た『1815』は、ケース径34mm。コンパクトかつスリムでありながら、“A.ランゲ&ゾーネ” が大切にしてきた造形美と精神は細部にまで脈打っています。艶やかなダイヤルに並ぶのは、レイルウェイ分目盛りとアラビア数字。ランセット型の針が時をなぞるたびに、設計の美を湛えます。温かみと落ち着きを併せもつピンクゴールドケースは、手元に確かな存在感を演出。裏蓋に目をやれば、自社製キャリバー「L152・1」の機構美が広がっています。

ムーブメントを支える4分の3プレートに施されたグラスヒュッテストライプ、手彫り装飾のテンプ受け、ゴールドシャトンの煌めき。すべてが職人の手で仕上げられた、伝統と精度の結晶です。大きく語らずとも、芯がある。そんな美しさに共鳴する人のためのタイムピースなのです。

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ムーブメントの地板に走るグラスヒュッテストライプや、テンプ受けの手彫り装飾など、すべての仕上げが職人の手で丹念に施される。

※掲載商品の価格は、税込みです。

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問い合わせ先

A.ランゲ&ゾーネ

TEL:0120-23-1845

PHOTO :
池田 敦(CASK)
STYLIST :
関口真実
EDIT&WRITING :
安部 毅、安村 徹(Precious)