長い歴史を持つイタリア発のラグジュアリーブランド・FENDI(フェンディ)は、これまで、映画史に残る著名な作品に衣装提供をしてきました。そんな価値ある歴史を後世へと伝えていくために、インスタ映えも狙える最先端なアプローチのエキシビション、「FENDI STUDIOS(フェンディ ストゥディオズ)」を開催。今回は、SNSでも話題になっているイベントの魅力を紐解いていきます。

名作に彩りを添えてきたFENDI(フェンディ)の衣装が公開に

ファーを贅沢に使ったロングコートをはじめ、フェンディが協力した衣装を多数展示

1994年のアカデミー賞で衣装デザインを受賞したマーティン・スコセッシ監督の『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(1993年)、マドンナがヒロインを演じた『エビータ』(1996年)、ミンクのロングコートをまとったグウィネス・パルトロウが印象的な『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001年)……。どれも、映画史に残る著名な作品ですが、これらに共通しているのはフェンディが衣装制作に関わっているということ。

ルキノ・ヴィスコンティ監督やマーティン・スコセッシ監督など、新旧の偉大な監督が手掛けた名作の数々に、衣装を提供することで彩りを添えてきました。

昔からシネマと密接に関わってきた歴史を伝えるため、同ブランドの本社があるイタリア文明宮を舞台に、現代的な仕掛けが満載のデジタルエキシビション「フェンディ ストゥディオズ」を開催しています。

3つのポイントから紐解く「FENDI STUDIOS」の楽しみ方

フェンディと映画界の関係を若い世代へも伝えていくため、現代的なアプローチが駆使された同展には、参加型のデジタルな仕掛けが満載とか。6つのエリアから構成される展示室に隠された見所を、今回は特別にご紹介します。

■1:映画の主人公を気取れる「自撮りスポット」を設置

展示されている車は、映画で実際に使用された劇用車

ひとつ目のエリアでは、『エビータ』や『ファム・ファタール』などで実際に使われた「車」がお出迎え。合成の技術に使われるグリーンスクリーンをバックに、映画の主人公になった気分でセルフィーに挑戦することで、インスタ映えを狙える写真が撮影できます。

■2:映画のワンシーンに登場できる「疑似体験トリック」が満載

ふたつ目のエリアでは『プラダを着た悪魔』と『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき事情』の舞台にもなった、ニューヨークにいるように錯覚させるトリックが! 巨大な鏡とビデオ投影の力で、ニューヨークの街に溶け込む自分の姿を見つけることができます。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』のシーンをリアルに体感

3つ目のエリアでは、ウェス・アンダーソン監督の代表作、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』の万華鏡を思わせる仕掛けが。スローモーションの技術を用いられたシーンに映り込む自分の姿を横目に4つ目のエリアに足を踏み入れると、さらに映画のワンシーンに登場する自分の姿を見つけることができ、俳優気分を疑似体験できます。

5つ目の展示室では、フェンディ本社であるイタリア文明宮そのものの縮尺模型が登場。そのなかに、ビデオマッピングで映しだされた自分の顔を見つけられるかもしれません。

■3:代表作品をその場で見られる「映写ルーム」

「深紅のシートがエレガントな映写ルームで上映されているのは、フェンディとシネマの関係をたどる選り抜きの映画たち

最後となる6つ目のエリアでは、2013年にフェンディがチネチッタとのコラボレーションで制作したショートフィルム『メイキング・ドリームズ-フェンディとシネマ』が上映されています。また、エキシビションとは別に、デジタル体験通路の突き当りにある映写ルームでは、同ブランドと関係性の深い『海の上のピアニスト』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』など、選りすぐりの映画が上映されています。

フェンディとシネマの長きに渡る強い絆を感じられる本展は、2018年7月8日(日)まで、無料で公開されています。期間中ローマに訪れる方はぜひ、立ち寄ってみてください!

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この記事の執筆者
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WRITING :
津島千佳
EDIT :
石原あや乃