ヒルトン京都に「オステリア イタリアーナ セブン・エンバーズ」がオープン!
ヒルトンのフラッグシップ・ブランドであるヒルトン・ホテルズ&リゾーツとして京都に初進出となったホテル「ヒルトン京都」。「京都SYNAPSE(シナプス)」をコンセプトに、京都の魅力を様々な角度で提案しています。
2025年10月、館内1階に新たにオープンしたのが「オステリア イタリアーナ セブン・エンバーズ」。イタリア料理の豊かな食文化と温かなおもてなしを体現するオステリアです。
オステリアとは、ラテン語の「ホスピス」に由来し、「おもてなしを提供する者」を意味しています。イタリア政府から「ユネスコ世界遺産・イタリア料理のアンバサダー」の称号を授与された総料理長マリアンジェラ・ルッジェーロ氏によるオーセンティックイタリアンが楽しめます。
ルッジェーロ氏が作るのは、ノンナ(イタリア語でおばあちゃん)から世代を超えて受け継がれるレシピをもとに、地元京都の食材が織りなす料理の数々。
「オステリア イタリアーナ セブン・エンバーズ」のオープンに際し、ルッジェーロ氏はこう語りました。
「家族の伝統のレシピをお客様にお届けするという初の試みで、私自身このレストランに強い思い入れがあります。家族の味というのは、とてもパーソナルな、大事なものですが、私の心の中にある引き出しを開けて、皆様にご提供させていただこうと思っています。
イタリア料理と一言に申しましても、非常に幅広い種類があります。今回お届けするのは南イタリアのお料理と私自身が育ったミラノのテイストを加えたお料理です。さらに、日本の食材とイタリアの食材・技法を合わせることで、今までにない素晴らしいものをお届けすることができるという強い確信があります」
本記事では、レストランのオープンに先駆けて行われた試食会に参加したPrecious.jpライターが、実際にいただいたシグニチャーメニューの数々をご紹介します。
「オステリア イタリアーナ セブン・エンバーズ」のシグニチャーメニューをアラカルトで
食前酒にもぴったりな「南イタリア前菜盛り合わせ」
まずは、「南イタリア前菜盛り合わせ」から。ズッキーニやパプリカといった季節野菜のグリルとピクルス、生ハムやオリーブなど、さっそくワインが進むようなイタリアの前菜がずらり。
チーズは淡路産。総料理長自らイタリアの味わいに近い濃厚なものを探して見つけたという逸品です。
イタリア語で“小さな爆弾”「プーリア風ボンベッテ」
ボンベッテとは、イタリア語で「小さな爆弾」の意味。香ばしく焼き上げた豚肉の中にはチーズが詰まっており、口に入れるとまるで爆弾のようにチーズがとろけ出てくることからそう名付けられたのだそう。
チーズがたっぷりと絡んだジューシーな豚肉は、やみつきの味わい。一口サイズのため、ペロリといただけます。
総料理長の家で受け継がれる伝統の味「カヴァテッリ 京丹波高原豚ラグー」
総料理長のおばあさまが昔、毎週日曜日の家族団らんのときに作ってくれたという思い出の料理を京都の食材で再現した「カヴァテッリ 京丹波高原豚ラグー」。
カヴァテッリは、主にイタリアの南部で作られている、小さな貝殻状のショートパスタです。この手作りパスタのもっちり感と、じっくり煮込まれた豚肉のソースの旨みがベストマッチ。どこか懐かしくなじみがあるような、温かい家庭の味です。
ミラノの郷土料理「リゾット・アッラ・ミラネーゼ・コン・オッソブーコ」
イエローカラーが鮮やかな「リゾット・アッラ・ミラネーゼ・コン・オッソブーコ」。総料理長が育ったミラノのお料理です。
クリーミーなカルナローリ米サフランリゾットに、柔らかく煮込んだ仔牛のオッソブーコをあわせています。オッソブーコとは、イタリア語で「穴の開いた骨」の意味。ミラノの郷土料理で、仔牛の骨付きすね肉をブイヨンや香味野菜などと一緒に長時間煮込んだものです。
ほろほろとしたオッソブーコと、旨味が溶け込んだサフランリゾットは、ミラノで愛されてきた味というだけあってずっと食べていたくなるようなやさしい味わいでした。
ナポリ発祥の「揚げピザ」
こちらは、総料理長がお父さまの思い出のレシピを再現したという「揚げピザ」。ナポリ発祥の揚げピザですが、総料理長にとって、日曜の夜に家族で囲んだ懐かしい味なのだそう。
セブン・エンバーズでは、サン・マルツァーノトマトのマリナーラソースと淡路島モッツァレラをのせています。表面はカリッと、中はもっちりとした揚げピザは、トマトとチーズのジューシーさも加わって止まらなくなる味。一切れでも食べ応えがしっかりあるので、人と分け合っていただくのがおすすめです。
ナポリの港町で愛されてきた「ポルポ・アッラ・ルチアーナ」
イタリアといえば海鮮料理も外せません。タコのトマト煮込み「ポルポ・アッラ・ルチアーナ」は、ナポリの港町で、漁師が作っていたというクラシックな料理です。
時間をかけて煮込まれたタコはとても柔らかく、独特の食感。オリーブとケッパーの香りがアクセントになり、食が進みます。これだけでもおいしいですが、香ばしく焼いたバゲットにのせても合いそうです。
王道のおいしさ!「クラッシック マルゲリータピザ」
王道のマルゲリータピザも。ピザ生地は、天然酵母を用いて一から作り、24時間寝かせてからピザ窯で焼き上げているそう。チーズは淡路産フィオルディラッテモッツァレラチーズとパルミジャーノ・レッジャーノを使用しています。トマトとチーズ、そしてバジルの間違いない組み合わせは、シンプルだからこそあとを引くおいしさ。
今回は試食サイズでいただきましたが、京都亀岡産の牛生ハムや、ポルチーニ茸 パセリクリームなど追加でのトッピングも可能です。
イタリアを代表するデザートをセブン・エンバーズ流に「シチリアカンノーロ」「トルタ・カプレーゼ」
デザートは、イタリアのスイーツの中でも有名な2種が提供されました。
「シチリアカンノーロ」は、揚げた筒状の生地の中にリコッタチーズクリームを詰め、両サイドにピスタチオとチョコレートを振りかけたシチリアを代表する伝統菓子。セブン・エンバーズでは、淡路産リコッターチーズクリームを使用しています。トップに飾られた砂糖漬けオレンジもアクセントに。
「トルタ・カプレーゼ」は、小麦粉を使用せず作られたカプリアーモンドチョコレートケーキ。生クリームに乳酸菌を加えて発酵させた爽やかなクレームフレーシュと共にいただきました。
ランチコースやディナーコース、アラカルト料理を楽しめる
今回ご紹介したメニューはすべてセブン・エンバーズのシグニチャーともいえるお料理ですが、これらはランチやディナーのコースの中の一品としていただけるほか、アラカルトでも提供されます。
ぜひ、人数やシーンにあわせてお楽しみくださいね。
家庭的で日本人の舌にもなじむ味わいのオーセンティックイタリアンが楽しめるセブン・エンバーズ。会食や記念日利用だけでなく、親しい相手との気取らない食事会にもぴったりです。
イタリアの情熱と温もりがあふれるオステリアで、胸躍る食体験と、笑顔と愛があふれるひとときを堪能してくださいね。
問い合わせ先
- ヒルトン京都「オステリア イタリアーナ セブン・エンバーズ」
- 営業時間/ランチ 11:30~14:30(L.O. 14:00)、ディナー 17:30~22:00(L.O. 21:30)
定休日/なし - TEL:075-212-8007
- 住所/京都府京都市中京区下丸屋町416 1F
関連記事
- 白金台「八芳園」のレストランで初のクリスマスアフタヌーンティー|石窯で焼き上げるダッチベイビーも!【実食レポート】
- 季節の移ろいをコース料理で堪能!メズム東京の新しいディナープログラム「森羅の宵 Nature’s Finale」【実食レポート】
- 国内初のスパブランドも!「ヒルトン京都」で叶える極上ステイ【体験レポート】
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 小林麻美

















