連載「Tomorrow Will Be Precious!」明日への希望をアクションに変えるPrecious People
明日への希望をアクションに変える方たちの活動に注目し、紹介する『Precious』連載【Tomorrow Will Be Precious!】では今回、「フォーシーズンズホテル京都」総支配人のファニー・ギブレさんにインタビュー!
子供の頃から抱いていた『日本に住む』という夢を叶え、いま、京都の魅力を伝えるホテル総支配人としての職に就いているファニーさん。ホテルの開業ラッシュが続く京都だからこそ取り組んでいる職務について、プライベートも含めて詳しくお話しをうかがいました。
【Kyoto】日本に住む夢を叶えた今、恩返しの番。京都の魅力を伝えるホテル総支配人
「子供の頃から抱いていた夢はふたつありました。それが『日本に住む』『母親になる』というもの。日本に住みたいと思ったのは、12歳のときに住んでいたニューカレドニアで、ハネムーンで訪れる多くの日本人と触れ合い、その穏やかな雰囲気にすっかり魅了されたから。そこでグローバルに展開しているホテルグループに就職し、パリやモロッコで働きながら日本への異動願いを出していました。ただうまく希望が通らず、『フォーシーズンズ ホテルズ アンド リゾーツ』へ転職。すると’23年、ついに夢が叶って京都で働くことに」
一方、ずっとパートナーを探していたものの、なかなか巡り会うことができずにいたファニーさんは、母親になるためにほかの選択肢はないかと考えた末、モロッコ在勤時代に養子を迎えることを決意。今ではふたりの養子と現在の夫の連れ子、夫との間に生まれた子供を含めて、4人の母親となった。
「私は、夢は叶えられるものだと信じています。まず大切なのは夢を見つけること。次にあきらめないこと。AがだめならB、BがだめならC。違うルートでチャレンジすれば、必ず夢は現実となる。なによりその過程で自分を高めることができるんです。それを体現した私だからこそ、今はお返しをするターン。ホテルのGMとして社員、お客様、すべての人々にギブバックしたいと考えています」
今後もホテルの開業ラッシュが続く京都だからこそ、取り組んでいることがある。
「800年の歴史を誇る雄大な庭園『積翠園しゃくすいえん)』を有するのが『フォーシーズンズホテル京都』。街中にありながら自然を感じるオアシスとして、僧侶との瞑想体験、茶道師範との茶会など、アクティビティも充実させていきます」
プライベートでは4度の富士山登頂を果たし、今は京丹後などの日本海側が気になっているそう。特に鳥取県の三徳山三佛寺にある国宝「投入堂(なげいれどう)」に心惹かれているのだとか。夢を叶えた人の視線の先には、さらなるアドベンチャーが広がっている。
◇ファニー・ギブレさんに質問
Q.朝起きていちばんにやることは?
まずは4歳半の息子を起こしてハグします。それが最高の朝です。
Q.人から言われてうれしいほめ言葉は?
私へのほめ言葉ではないとしても、周囲の人がポジティブな言葉を発していると、うれしい気持ちになります。
Q.急にお休みがとれたらどう過ごす?
日本を深掘りすべく、まだ行ったことのない場所へ、家族や友人とドライブ。
Q.仕事以外で新しく始めたいことは?
マリンスポーツが好きなので、カイトサーフィンを試してみたい。
Q.10年後の自分は何をやっている?
今の仕事が大好きなので同じことをしていると思う。異動したとしてもアジアにいたい。
Q.自分を動物に例えると?
鳥、それもアルバトロス。世界の国々を旅して、冒険を続けていきたいから。
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- PHOTO :
- 香西ジュン
- 取材 :
- 木佐貫久代

















