着映え効果を発揮できるスタイリングは、きれい色より白のグラデーション配色が断然リッチに大人っぽく仕上がります。2025年9月と10月の最新スナップからセンスのいいアレンジ術をマスターしてください。

■1:ダニエル・ヴァン・キャンプは…シックなパンツスタイルを白ブルゾンで今どきスポーティーに

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厚底のローファーを投入して、脚長効果を狙っています。

2025年10月、パリでキャッチされていたのは、スタイリスト、ダニエル・ヴァン・キャンプ。チェックのシャツにグレージュのパンツを合わせて、アウターに白いブルゾンを羽織っていました。白とグレーの大きめなチェックのシャツをアウトして、ストレートシルエットのパンツと組み合わせると、流行のリラックスムードを感じさせながら秋らしい落ち着いた印象に。そこにグラデーションのように白アウターを投入することで、明度がアップしシックなだけでなく新鮮さが加味されます。さらに着映え効果を確実に発揮できて、街なかで注目されるコーディネートが堂々完成。

■2:カロリナ・クロコヴァは…メンズ風ジャケットは清潔感十分にハンサムさを際立てて

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クリアホワイトのフラットシューズで軽やかさを演出。

モデルとして活躍中のカロリナ・クロコヴァが、2025年9月半ばにN.Y.でスナップされていたときの着こなしです。シャツとパンツに白を投入し、ジャケットには淡いグレーをセレクトしていました。BIGサイズのジャケットとゆるっとしたサイズ感のパンツは、クールさが香るメンズライクなコーディネートに仕上がっています。でも色味を白から淡いグレーへのトーンでまとめているので、クリーンかつリッチさ抜群です。

単調にならないように、バッグのみに色味をトッピング。スパイシーなニュアンスが香るマスタードカラーなら、ハイセンスなおしゃれっぽさがアピールできます。

■3:ハンナ・ルイスは…難しいレイヤードの着こなしもセンスよく軽やかさ抜群

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レンズが小さめのサングラスならモードさが高まります。

ファッションディレクターのハンナ・ルイスは、2025年9月中旬にN.Y.で見かけられていました。この日はパンツの上からネットのスカートを重ね、トップスにはジップ付きのブルゾンをコーディネート。すべて白トーンでまとめてもフラットに見えないのは、素材感の違うネットのスカートを重ねているから。これで着こなしに立体感が出て、モードっぽさが光っています。トップスのブルゾンはジップがアクセントになっていて、流行のスポーツテイストを表現できるのでボトムとテイストミックスになって、こなれた雰囲気が漂うおしゃれが完成。白トーンでまとめているからこそ、大人の余裕が感じられラグジュアリーなムード全開です。


今回は白のグラデーション配色を取り入れていた3人のファッショニスタをご紹介しました。絵になる白をメインにしたセンスのいいアレンジを、今すぐ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀