「門前町」って、どんな町?どんな門の前にある?
明日、11月14日は『関門橋の日』です。山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ道路橋である「関門橋(かんもんきょう)」は、1973(昭和48)年のこの日に開通以来、本州と九州をつなぐ道として地域の発見に貢献し、地域や観光のシンボル的な存在になっています。
『関門橋の日』は、2023(令和5)年に関門橋が開通50周年を迎えたのを機に制定された、比較的新しい記念日です。本日は「門」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「門前町」ってどんな町?
「門前町」とは、ある建物の門の前のエリアを中心に発展した町を指す言葉ですが、ある建物とは何でしょうか? 以下の選択肢の中から正しいものを選んで下さい。
1:寺社
2:城
3:役所
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 1:寺社 です。
地域によって「もんぜんちょう」と呼ぶケースもございます。善光寺のある長野県長野市や、伊勢神宮のある三重県伊勢市宇治山田などが有名です。「お伊勢参り」などの言葉があるように、昔は特に、人生の節目で霊験あらたかな寺社に詣でる風習が根強かったので、有力な寺社の門前には自然と人々が集まり、地域の活性化にも大きく貢献したことから、「門前町(もんぜんまち)」という言葉が使われるようになったのでしょう。
では、二問目にまいりましょう。
【問題2】「門外漢」ってどういう意味?
「門外漢(もんがいかん)」という日本語の意味として正しいものを、以下の選択肢の中から選んでください。
1:ルールを守らない人
2:コミュニケーションが下手な人
3:その分野を専門としない人
さて、正解は?
※画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 3:その分野を専門としない人 です。
「門外漢(もんがいかん)」という言葉、しばしば使われますので、正しく覚えておきましょう。「その分野を専門としない人。その分野に明るくない人。畑違い」という意味で、使い方としては「私は武術については門外漢なので、基本的なところもわかっていないかもしれません」というように使います。
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本日は、11月14日『関門橋の日』にちなんで、「門」という字の入った日本語から、
・門前町(もんぜんまち)…有力な寺社の門前を中心に発達した町
・門外漢(もんがいかん)…その分野を専門としない人。畑違い
の言葉の知識をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















