酷暑だった今年の夏。夏疲れが肌の表面に表れるのは1〜2か月後くらいと言われていますが、今年は10月まで蒸し暑さが続いたので、ちょうどいまの時期になんだか肌のポテンシャルが低いと感じる方が多いようです。このようなとき、アトピー肌とは感じさせない美肌をキープしているフリーランスPRの渡邉明子さんは、どのようなスキンケアを取り入れているか教えていただきました。
肌に滲みることなく潤いを長時間キープできるアイテムを厳選
「長年アトピーと向き合ってきていますが、今年の夏は汗で頬から首にかけてヒリヒリするほど肌の調子が悪い日が続きました。そのようなときに化粧水を使うと、物によっては浸透するときにピリッと感じることも。それでも水分の潤いをチャージしたいですし、水分チャージによる透明感もほしいので、化粧水を見直してみました。そこで敏感肌向けの処方をしているブランドの保湿ラインとして思い出したのが、クリニークのモイスチャー サージ シリーズ。パッケージがピンク色ゆえ、若い方向けという印象でしたらもったいない! 敏感に傾いた肌にも穏やかに保湿ケアができ、潤いを溜め込めない状態の肌でも保湿キープ力が高く、とても助けられました。このシリーズは、急に空気が乾燥してきたいまの時期にも頼もしい存在です。また、美容施術後の肌にも良さそうです。
乾燥は、エイジングを加速させます。特にエイジングサインが目立ちやすい目元と手元は、守るだけでなく、攻めのケアもしたい。ですので、このふたつも、保湿キープ力の高さに信頼しているブランドから厳選してプラスしています。
たまに、アトピー肌なのに、皮膚科で販売しているようなアイテムを使わないの?と聞かれることがありますが、私は、美容好きゆえ、20代からラグジュアリーブランドのアイテムを好んできました。そこで気づいたのが、エイジングケアアイテムは、保湿キープ力が高いこと。アトピー肌でも乾燥肌でも、エイジング肌でも、ケアで欠かせないのは保湿です。しっかりと潤いを閉じ込められるアイテムを使っていくうちに、調子のいい肌が育めるようになったのです。もちろん、アトピーの状態は人それぞれ違いますので、肌状態に合ったものを選ぶことが大事ですが、敏感肌でも諦めないケアができることがあると気づいたので、ご参考になればうれしいです」(渡邉さん)
そこで、渡邉さんがいま愛用している厳選アイテムをご紹介いただきました。
「乾燥による肌あれに負けない保水美肌を目指せます」(渡邉さん)
「私の肌あれ時の救世主的存在である化粧水。ノンアルコールなのも安心です。保水力と浸透力を極限に高めているそうですが、カサカサの肌も浸透時にひりつくことなく、とても心地よく使え、みずみずしくふっくら。ほんのりとろみがありますし、摩擦を避けるため、私はハンドプレスでなじませています。同シリーズの新製品の美容液も試しました。シリーズ初の医薬部外品で、乾燥によって繰り返す肌あれをサポートしてくれます。乱れがちなターンオーバーも整えてくれるとあって大人の肌にも頼もしいです」(渡邉さん)
「濃密な潤いなのに、朝使ってもメイクの邪魔になりません」(渡邉さん)
「ラグジュアリーで効果的なアイクリームは多々ありますが、このアイクリームが秀逸な理由のひとつに、テクスチャーのすばらしさがあります。朝もアイクリームでケアしたいけれど、重たすぎるとメイクがヨレてしまうことがありますが、これは濃厚なテクスチャーでしっかり潤うのに、コンシーラーをのせてもユルッとすることなく、ピタッと密着します。内側から押し上げてくれるような弾力感を叶えてくれるブラック ダイヤモンド トリュフの力も信頼しています」(渡邉さん)
「保湿効果の高いバームなのに、すぐ仕事に取り掛かれるほど快適な使用感」(渡邉さん)
「30年以上ネイルとハンドケアにこだわってきたサロン“uka”のハンドバーム。バームと聞くとベタつきそうなイメージでしたが、“保湿力が高くてもすぐ仕事や家事などの手作業に取り掛かれる”というこだわりを持って作られたテクスチャーが魅力です。保湿効果が高いのにベタつかない秘訣は、ネロリーウォーターのおかげだそう。肌にスッとなじみます。また、新成分のシアバターが、より高い保湿効果を与え、さらに抗炎症効果をもたらすとのことで、乾燥がひどいときの赤みなども抑えられてとても助かります。イランイランやダマスクローズなどの芳醇な甘さの中にスパイスを効かせた香りとともに、手肌も心もほぐされます」(渡邉さん)
スキンケアでもっとも大切と言われている”保湿”。大人の肌は、保湿の「キープ力」も重視することで、健やかな肌を育みます。渡邉さんに習って、調子の悪いときに頼れるアイテムを見つけておくと安心ですね。
※掲載している商品の価格は、すべて税込です。撮影はご本⼈によるもので、商品はすべて私物です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 越後有希子

















