連載「Tomorrow Will Be Precious!」明日への希望をアクションに変えるPrecious People

明日への希望をアクションに変える方たちの活動に注目し、紹介する『Precious』連載【Tomorrow Will Be Precious!】では今回、’24年パリオリンピックのナショナルチーム「TEAM JAPAN」でオリンピックに出場し、見事、5位入賞を果たしたブレイキンダンサーのAYUMIさんにインタビュー!

現在も現役として活動を続けるAYUMIさんに、年齢を重ねてもなお表現力を磨き続ける秘訣などについて詳しくお話しをうかがいました。

AYUMIさん
ブレイキンダンサー
(あゆみ)京都出身。ダンスクルー「Body Carnival」所属。21歳でブレイキンに出合い、カナダやアメリカで大会に出場し経験を重ねる。’07年に帰国、国内外で活動。’21年、世界ブレイキン選手権優勝。’22・’23年と全日本選手権連覇達成。’24年パリオリンピックのナショナルチーム「TEAM JAPAN」でオリンピック出場、5位入賞。現在も現役で活動中。

【Kyoto】40代でオリンピックに出場し、入賞。年齢を重ねてなお表現力を磨き続ける

インタビュー_1
ブレイキンダンサーのAYUMIさん

「ブレイキンを始めたのは21歳、姉の影響です。当時私はカナダに留学中。現地でうまくいかないこともあったりして、新しいことを始めたいと思い、一時帰国したタイミングでスタート。そこで一気にのめり込みました。理由はひとりでコツコツできるから。もちろん仲間と練習するのですが、そこで人と合わせる必要はまったくなくて、基本を学んだあとは自分でスタイルをつくり上げていくだけ。コツコツタイプでもないし、同じことを続けるのは苦手なのに、もう20年以上続いているのだから、我ながらびっくりです(笑)」

その後は仕事と両立しながらダンスを続け、1本に絞ろうと思ったのは、38歳のとき。アスリートとして若くはない年齢だからこそ、全力を注ぐ時期だと考えたのだそう。その頃から世界選手権優勝、全日本選手権2連覇などの結果を残し、’24年のパリオリンピックにて5位入賞を果たしたのは、記憶に新しい。

「41歳でオリンピックに出場して『すごいね』と言葉をいただくこともありますが、ブレイキンが正式種目に決まった時期と、自分のダンスをさらに向上させたいという気持ちが重なっただけ。運がよかったのだと思います」

AYUMIさんのダンスは「お掃除スタイル」と称され、オリジナリティ溢れる独自の細かな動きが高く評価されている。

「あるスタイルに落とし込むというより、日々こうありたいという思いがあり、その気持ちを込めて踊ることで、アップデートさせていくイメージです。だから10年前と今とでは多少違うし、進化し続けたいと思う。というのも、得意な部分を掘り下げて表現する力は、年齢を重ねた今のほうが断然磨かれているから。細かなディテールを創作、表現することが、今すごく楽しいんです」

バトルを続けること、ダンスを教えること、体づくりを見直すこと。「やりたいことがたくさんあって人生に飽きることがない」と笑う。“生涯現役” を感じさせるパワフルな人だ。

◇AYUMIさんに質問

Q 朝起きていちばんにやることは?
コップ1杯の水を飲んで、コーヒーを淹れる。
Q 人から言われてうれしいほめ言葉は?
「本当に楽観的だね」。まさにそのとおりだと思うので。
Q 急にお休みがとれたらどう過ごす?
パートナーが読書家なので、彼がすすめてくれた作品など、ふだん読まない本をゆっくりと堪能する。
Q 仕事以外で新しく始めたいことは?
体のしなやかさに興味があるので、体幹を鍛えるピラティスを始めてみたい。食を深掘りしたい気持ちもあるので、米粉を使った料理の研究も。
Q 10年後の自分は何をやっている?
本当に未知です。姉とよく話すので、何か一緒にやっているかもしれません。
Q 自分を動物に例えると?
干支は亥ですが、ジッとしていられないのでウサギ。

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PHOTO :
香西ジュン
EDIT :
喜多容子・木村 晶(Precious)
取材 :
木佐貫久代