ラグジュアリー&ライフスタイルコレクション「インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ」では、世界6都市で展開するグローバル宿泊キャンペーン「Doors Unlocked by InterContinental -ときめきに出会う旅へ-」が行われました。

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「ANAインターコンチネンタルホテル東京」外観

本キャンペーンは、ロンドン、ニューヨーク、ドバイ、プーケット、シドニー、そして東京を舞台に、各地の映画祭やファッションウィーク、デザインフェアなど、世界の文化イベントと連動。

通常はアクセスできない「インサイダー体験」や、ホテルで行われる「一夜限りの特別イベント」を通して、その土地の文化や感性を体現する宿泊プランです。

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2025年10月27日(月)から10日間行われた東京国際映画祭

日本では、「東京国際映画祭」のオープニングセレモニーへの特別招待(Insider Access/インサイダー・アクセス)に加え、世界的バーテンダー・後閑信吾氏によるスペシャルカクテルディナー(Incredible Occasion/インクレディブル・オケージョン)を組み合わせた、ANAインターコンチネンタルホテル東京での2泊3日のプログラムとして実施。

今回は、Precious.jpライターがこの特別な宿泊体験に参加し、映画とカクテルが織りなす特別な3日間を通して、インターコンチネンタルが提案する「文化と旅の新しいかたち」を実際に体感してきました。その模様をレポートします。

映画の都・東京の夜へ「Insider Access」で叶う、特別な瞬間

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「ANAインターコンチネンタルホテル東京」のクラブインターコンチネンタルラウンジ

35階のクラブインターコンチネンタルラウンジでチェックインを済ませ、夕暮れの東京を背景にホテルを出発。向かった先は、「第38回東京国際映画祭」のオープニングセレモニーです。

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「第38回東京国際映画祭」のオープニングセレモニーへ参加

通常は招待者のみが参加できるこのセレモニーこそ、「インサイダー・アクセス~特別な体験~」。会場へ向かう車中、どこか緊張感がありつつ、これから始まるひとときを思い、静かな期待がゆっくりと広がっていくのを感じました。

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ナビゲーターの瀧内公美さんが登壇 (c)2025 TIFF

会場となった東京宝塚劇場に到着すると、国内外の映画人やゲストが集い、華やかな雰囲気に包まれました。ステージでは、今年のナビゲーターを務める瀧内公美さんが登壇し、映画関係者へ励ましの言葉を贈ります。

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阪本順治監督、吉永小百合さん、のんさんも登壇 (c)2025 TIFF

続いて各部門や審査員、上映作品が紹介され、オープニング作品『てっぺんの向こうにあなたがいる』の阪本順治監督、吉永小百合さん、のんさんが登場。

特別功労賞を受賞した吉永小百合さんが「素晴らしい賞をいただきまして、ありがとうございます。これからも一歩一歩、映画の道を歩いていけたらと思います」と語る姿を間近で拝見できたのも、心に残るひとときです。

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イブニングカクテルタイムの軽食

セレモニーの後は、参加者全員でホテルに戻り、クラブラウンジでのイブニングカクテルタイムへ。シャンパーニュを片手に夜景を眺めながら、ビュッフェスタイルの軽食をいただき、賑わいの中で感じた高揚感が、次第に心地よい余韻へと変わっていきました。

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『ナイトフラワー』内田英治監督と吉條英希プロデューサーのトークショー (c)2025 TIFF

翌日の昼間は、参加者それぞれが東京国際映画祭で映画を鑑賞。筆者は、北川景子さん主演の最新作『ナイトフラワー』を、ひと足早く観ることができました。

上映後には、内田英治監督と吉條英希プロデューサーが登壇し、作品に込めた思いやキャストへのアプローチについて語る場面も。映画づくりの温度に触れられる、特別な時間でした。

和食とカクテルが出会う夜「Incredible Occasion」で味わう新しい扉

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ホテル名をあしらったウォールアートは、今回のイベントのために特別に制作されたもの

夜には、日本料理「雲海」にて「Incredible Occasion~心に残るひととき~」となる、後閑信吾氏によるスペシャルカクテルディナーが開催されました。

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総支配人 クライブ・マリー氏と世界的バーテンダーの後閑信吾氏

冒頭では、ANAインターコンチネンタルホテル東京の総支配人 クライブ・マリー氏が挨拶。

「今夜のイベントは、皆様が体験された東京国際映画祭に着想を得ています。伝統と革新が共存する都市・東京を、インターコンチネンタルの精神と重ね合わせ、新たな視点で感じていただければ」と語り、会場の空気がゆるやかに祝祭の雰囲気へと変わっていきます。

続いて、世界的バーテンダーの後閑信吾氏。「日本料理とのペアリングは、僕らにとっても大きな挑戦でした。日本の料理は甘味も酸味も辛味も控えめで、とても繊細。そこに寄り添うために、吉安料理長とひと皿ごとに素材を探りながら仕上げました。今回のペアリングは、まさに一夜限りの新しい扉を開く試みです」と語ります。

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「輪島蟹 着せ胡麻葛 雲海煮浸し」とペアリングカクテル

コースの始まりは、先付2種「輪島蟹 着せ胡麻葛 雲海煮浸し」から。右の器には、軽く炙った自家製の胡麻豆腐。その下に、輪島のブランド紅ズワイガニのほぐし身がたっぷりと隠れています。仕上げに、畑のキャビアも呼ばれるとんぶりを添えて、ぷちぷちとした食感のアクセントを。

左の煮浸しには、みょうがや小松菜、京揚げ、帆立を合わせ、ごま油でさっと揚げた蓮根が香りのポイントになっています。

ペアリングのカクテルは、岩手県産のどぶろくをベースに、えごま、白ごま、そして岩手のりんごを組み合わせた一杯。未濾過ならではのやわらかな旨みと果実の爽やかさが、料理の繊細な味わいを引き立てます。

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お造り「紅葉色づく頃の海からの恵み」とカクテル

鯛や本マグロ、シマアジ、ウニなど、新鮮な魚介を盛り合わせたお造りに合わせるカクテルは、後閑氏が住んでいたこともあるという多様性の街・ニューヨークをテーマにした一杯。テキーラを骨格に、パプリカの甘みとハラペーニョのほのかな刺激を重ね、白ワインの香りで奥行きを出しています。

このペアリングのために料理長が特別に仕立てたのは、みりんのような甘みをもつ「赤酒」を加えた特製の醤油。刺身にはやや多めにつけて味わうのがおすすめだそう。

一見意外な組み合わせながら、やや甘めの醤油がカクテルのスパイシーさに調和し、旨みがいっそう引き立ちます。和と洋の感性が軽やかに交差する、驚きのペアリングでした。

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「走りの海老芋 旬の鰻 名残の松茸」
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後閑氏の圧巻のパフォーマンス

季節の松茸や鰻の蒲焼を添えた揚げにゅう麺に合わせたのは、大分・国東の日本酒。この一杯には特別な演出が用意されており、シェリー樽から酒をすくう際に使われる「ベネンシア」という長柄の器具で、高い位置からグラスへと注ぐパフォーマンスが披露されました。

空気を含ませることで味が開くといい、マナーに倣って一杯ずつ手渡しでサーブ。こぼさずに注ぎ入れる見事な所作に、会場中が釘付けとなりました。

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「波照間黒糖のサーターアンダギー」
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「羊羹と渋抜き柿」

デザートにもカクテルのペアリング。「波照間黒糖のサーターアンダギー」には、黒糖ラムをベースに、アーサ(青さ)、島バナナ、ココナッツを組み合わせた南国の香り漂う一杯を、「羊羹と渋抜き柿」には、世界で最も親しまれているクラシックカクテル「ネグローニ」を日本らしく抹茶と黄檗で仕立てたものをいただきました。

日本の風土や食材を映し出すカクテルと、季節の和食。伝統と革新が穏やかに響き合う、心に残る夜となりました。

「クラブ インターコンチネンタル」で過ごす上質な滞在

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「水スイート」のベッドルーム

今回宿泊したのは、クラブインターコンチネンタル「水スイート」。2024年にシングルルームと隣接するダブルルームをつなげて新設されたスイートで、横長の間取りが印象的です。

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リビングルーム

広々としたリビングルームとベッドルームが独立しながらも動線がよく、まるで暮らすように滞在できる心地よさがあります。ベッドルームとリビングが分かれているため、プライベートとワークの切り替えもしやすく、ビジネスステイにも最適。

2か所の大きな窓からは都心のビル群を望むことができ、夜には東京の街がやわらかな灯りに包まれ、昼とはまた異なる表情を見せてくれました。

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折り紙に着想を得た幾何学デザインの照明
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折り紙のラインを抽象化したアートワーク

折り紙の折り目をモチーフにした幾何学模様がカーペットや壁、照明に配され、凛とした落ち着きに包まれた空間が広がります。

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多彩なメニューが並ぶクラブラウンジの朝食ブッフェ
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種類豊富なブレッド&ペストリー

朝食は、クラブルームおよびスイートルーム宿泊者限定の「クラブインターコンチネンタルラウンジ」でいただきました。冷菜やフルーツなどはブッフェ形式で、温かい料理はオーダー制。和洋ともに充実しており、メニューの多さに思わず迷ってしまうほどでした。

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2日目は洋食中心に
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3日目は和食中心に

2日目はエッグベネディクトなど洋のメニューを中心に、3日目はご飯とお味噌汁の和朝食をチョイス。落ち着いた空間で、朝の時間をゆったりと味わうことができましたよ。


「旅を通じて世界をつなぐ」というビジョンのもと、知的好奇心と文化的な豊かさを満たす体験を提案し続けるインターコンチネンタル。

なかでも「ANAインターコンチネンタルホテル東京」では、心を込めたおもてなしとともに、今回のような特別企画に限らず、人生の節目を彩る時間づくりにも寄り添ってくれます。非日常に身を委ねる上質なステイを求めて、「インターコンチネンタル」での滞在を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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WRITING :
篠原亜由美
EDIT :
小林麻美