「濃茶」ってなんと読む?どんな茶?
明日、3月1日は『マヨネーズの日』です。1925(大正14)年3月に、日本で初めてマヨネーズが製造販売されたことと、「日本初」にちなんだ初日、=1日、ということで制定された記念日で、マヨネーズをアピールすることを目的としています。マヨネーズといえば、卵、酢、オイルを主原料とした大変濃厚なソースですので、本日は「濃」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「濃色(○○いろ)」・・・なんと読む?
「濃色」の読み方として正しくなるよう、「○○いろ」の○○にそれぞれかなを当てはめて完成させてください。
ヒント:「濃い染め色」「染め色の名で、濃い紫色、または濃い紅色」「織色の名。経(たていと)、緯(よこいと)ともに濃い紫で織ったもの」などの意味で、日本古来、使われてきた言葉です。
<使用例>
「いまの時期なら、風呂敷の色は、濃色(○○いろ)より若草色なんかの、春らしい色がいいんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 濃色(こきいろ) です。
日本の伝統色としては、以下の画像のような色を「濃色(こきいろ)」と呼びます。
現代の言葉として「濃い色味」という意味で「濃色(のうしょく)」という言葉もあるので、クイズでは区別するために「○○いろ」としました。
では、2問目にまいりましょう。
【問題2】「濃茶」ってなんと読む?
「濃茶」というの日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「抹茶の一種。直射日光が当たらないようにした古木の若芽からつくったもの」「茶道の『濃茶点前』の略」「茶色の濃いもの」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「私、『お濃茶』って、お抹茶のことだとカン違いしていたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 濃茶(こいちゃ) です。
「濃茶(こいちゃ)」は、茶道でも特に格式の高い正式な席で用いられる、高級な抹茶であり、そのお点前を指す言葉でもあります。「抹茶」でイメージするのは一般的に、茶せんで抹茶を泡立てる、クリーミーな泡が浮いたタイプのものが多いかと思いますが、あちらは「薄茶(うすちゃ)」と呼ばれます。
「薄茶」はやや多めの湯を入れ、茶せんで「点てる(た-てる)」のに対し、「濃茶」はごく少量の湯で「練る」と表現します。「濃茶」は、そのような濃度でもお茶の甘味を味わえる、特に高級な抹茶を使い、格式の高いお茶席で用いられます。例文のように「濃茶」を「抹茶の別の言いかた」だと誤解するケースもあるようですが、正しくは抹茶の中に「濃茶」と「薄茶」がある、という形になります。
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本日は、3月1日『マヨネーズの日』にちなんで、「濃」という字の入った日本語から、
・濃色(こきいろ)
・濃茶(こいちゃ)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/Yunomi.lifeホームページ/茶禅ホームページ/上田流和風堂ホームページ/和色大辞典ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















