「遣る気」ってなんと読む?「つかるき」ではないですよ!
明日、3月4日は『差し入れの日』です。この時期が、会社の決算前の繁忙期であることから、疲れているときに嬉しい応援方法である「差し入れ」を啓蒙する、などの目的で制定された記念日で、34(さし)入れ、の語呂合わせになっております。さまざまなシチュエーションで、差し入れの温かみにホッとできた、という経験、みなさまにもあるのでしょうか?
差し入れそのものだけでなく、下さる方の心遣いに、嬉しくなりますよね。ということで本日は「心遣い」の「遣」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「遣戸」ってなんと読む?
「遣戸」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「敷居(しきい)と鴨居(かもい)の溝にはめて開閉する戸。引き戸」のことです。
<使用例>
「うちの玄関は、ドアではなくて遣戸なの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 遣戸(やりど) です。
和式の、左右に引いて開閉する「遣戸(やりど)」は「引き戸」と同義の言葉です。最近「引き戸」と言うと「手前に引くドア?」と混乱するケースもあるようです。古来の「遣戸(やりど)」という表現であれば、混乱を避けられますので、意識的に使ってみるとよいかもしれません。
では、2問目にまいりましょう。
【問題2】「遣る気」ってなんと読む?
「遣る気」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「進んで物事を成し遂げようとする気持ち」のことです。
<使用例>
「差し入れをいただいて、遣る気が復活したわ!
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 遣る気(や-る-き) です。
「遣(や)る」という言葉、「差し向ける。そこへ行かせる」という意味をイメージする方が多いと思いますが、ほかにもいろいろ、広い意味で使われる言葉です。「ものを与える」「漕いだり走らせたりして進める」「与える」「職業とする」「食べる。飲む。吸う」「失敗する」「どうにか生活する」などなど…。「遣る気」は「ものごとをうまくやる。成し遂げる」という意味の「遣る」と「気」を合わせた言葉です。
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本日は、3月4日『差し入れの日』にちなんで、「遣」という字の入った日本語から、
・遣戸(やりど)
・遣る気(や-る-き)
の読み方、言葉の背景についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(小学館)/日本記念日協会ホームページ/『漢字ペディア』(日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱

















