カラークリップはすべてのシャツにつけられるわけではない。現在主流である、セミワイドカラーやワイドカラーといった開きの大きい襟型にはつけられない。相性が良いのは、襟の開きが狭いレギュラーカラーシャツや、襟先の長いロングポイントカラーならつけることが可能だ。カラークリップの長さはある程度決まっているので、あまりにも襟の開きが大きいものには届かないので注意が必要だ。

カラークリップでネクタイをボリュームアップ!

レギュラーカラーかつロングポイントのシャツとは好相性!

カラークリップ¥7,800、¥12,800(すべてデイビッズ クロージング〈ヴィンテージ〉) シャツ¥25,000(ラ ガゼッタ 1987 青山店〈ジャンパオロ〉)
カラークリップ¥7,800、¥12,800(すべてデイビッズ クロージング〈ヴィンテージ〉) シャツ¥25,000(ラ ガゼッタ 1987 青山店〈ジャンパオロ〉)

そもそもカラークリップというアイテムはなぜあるのか? これは、今でこそネクタイは生地も厚く芯地が入っていて、ネクタイ自体が立体的になるようになっているが、これは時代とともに技術が進化を遂げているからだ。昔のネクタイは、生地も薄く芯地を入れるという技術がなかったため、立体的な結び目は到底難しくのっぺりしてしまう。それを改善するために生まれたのがカラークリップなのだ。

カラークリップでクラシックかつエレガントに

スーツ¥76,000〈サンタニエッロ〉・シャツ¥25,000〈ジャンパオロ〉・タイ¥18,000〈ステファノビジ〉すべてラ ガゼッタ 1987 青山店 ※チーフはスタイリスト私物
スーツ¥76,000〈サンタニエッロ〉・シャツ¥25,000〈ジャンパオロ〉・タイ¥18,000〈ステファノビジ〉すべてラ ガゼッタ 1987 青山店 ※チーフはスタイリスト私物

 カラークリップというアイテム自体がクラシックなアイテムなので、取り入れることで簡単にクラシックなスタイルができる。またクラシックだけではなく、首元を華やかにすることはパーティーなどでも活躍が期待できるので、一つ押さえておけば、いざという時に活躍できることこの上ないのである。

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PHOTO :
小寺浩之(ノーチラス)
MOVIE :
小寺浩之(ノーチラス)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊