“TOKYO WAVES”をコンセプトとした東京・竹芝のモダンラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」。16Fにあるフレンチダイニング「シェフズ・シアター」は、ビストロノミースタイルの本格フランス料理が楽しめるレストランとして好評を博しています。

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フレンチダイニング「シェフズ・シアター」

シェフズ・シアターでは、2026年4月1日(水)よりランチタイムのメニューを刷新。これまで提供してきたランチコースを終了し、新しくセミランチブッフェ「トレトゥール・セミランチブッフェ」の提供が始まりました。

「トレトゥール(Traiteur)」とはフランス語で「お惣菜屋」を意味する単語。フランスの肉屋(ブーシェリー)には、総菜コーナーが併設されていることが多く、ローストや煮込み、テリーヌ、マリネ、キッシュなど、家庭的でありながらも華やかな持ち帰り料理が並んでいるのだそう。

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「トレトゥール・セミランチブッフェ」1名 ¥7,600(税・サービス料込み)

そんな「トレトゥール」の“気取らないのに本格的”という発想を取り入れたセミランチブッフェ。今回はPrecious.jpライターが実際にブッフェを体験しました。試食レポートを通して、詳細をご紹介します。

メズム東京「トレトゥール・セミランチブッフェ」体験レポート

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ライブ感を楽しめるオープンキッチンにずらりと並ぶお料理

トレトゥールの魅力をメズム東京らしく磨き上げた「トレトゥール・セミランチブッフェ」。メインディッシュを3品のうち1品セレクト、紅茶もしくはコーヒー2杯つき。そのほかブッフェ台からは、アミューズブッシュとオードブル約15種をはじめ、パン3種、デセール約4種を自由に選べます。

ライブ感を楽しめるオープンキッチンにずらりと並ぶお料理は、まさしく「トレトゥール」のよう。見た目も華やかで美しく、どれからいただこうかと目移りしてしまいます。もちろん好きなものを好きなだけ。時間は90分制なので、自分のペースで味わえるのも、このスタイルならではの魅力です。

満足度の高いオードブルが並ぶ

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シグネチャーのコンソメスープ

料理を手がけるのは、フランス料理界の巨匠ジョエル・ロブション氏が審査委員長を務めるフランス料理界の権威あるコンクール「第64回プロスペール・モンタニェ国際料理コンクール」において、日本在住の日本人としては初めて優勝の栄冠を勝ち取った経験を持つ、キュリナリーマイスター(総料理長)の隈元香己シェフ。

隈元シェフのシグネチャーであるコンソメスープをはじめ、すべての料理はキュリナリーチームによる手作り。手間暇を惜しまない本格フレンチを、より気軽に楽しんでほしいという思いから、「トレトゥール」のエッセンスを取り入れたブッフェが誕生しました。

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手間暇かけた「パテ・アン・クルート」

特に隈元シェフがこだわりを持って作ったと話すのが、伝統的なフランス料理のひとつ「パテ・アン・クルート」。パイ生地でパテを包んだ料理で、お肉には豚肉や鶏肉、鴨肉などが使われています。

サクサクとした食感と、パテのしっとりとした濃厚な味わいのコントラストが格別。断面の美しさや、火入れの加減など、フレンチシェフの技術力が光るひと皿です。ディナー帯であれば、ワインを片手にじっくりと楽しみたくなる味わいでした。

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    手前は「鮪のレムラードソース」、奥は「パプリカ、カリフラワーのクレーム」
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    温かい野菜にたっぷりとラクレットチーズをかけtた「野菜のラクレット」

王道でありながら隈元シェフの感性で軽やかに仕上げられたフレンチを、ブッフェスタイルでいただける本メニューは、ついもうひとつと手を伸ばしてしまう気軽さも魅力のひとつ。見た目はもちろん、味わい、食感、温度にいたるまで、どの料理にも丁寧な工夫が重ねられています。その完成度の高さに、思わず何度も足を運びたくなります。

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    爽やかな味わいも楽しい「ビーツサラダ」
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    遊び心が光る「鴨のリエット最中」

テリーヌのように仕立てられた彩り鮮やかな「ビーツサラダ」や、最中のなかに鴨のパテとフルーツを添えた「鴨のリエット最中」など、遊び心が感じられるお料理も。

自由に楽しめるスタイルでありながら、クオリティは妥協なし。選ぶ楽しさと味わう満足感を兼ね備えた、完成度の高いブッフェメニューです。

メインディッシュは3品から1品をセレクト

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魚料理「本日の鮮魚ソテー香草風味」

メインディッシュは、魚料理、豚肉料理、さらに国産牛の料理(+¥1,500)から1品選び、できたてをテーブルに運んできていただけます。ちょうどオードブルが一巡したころに運んでもらえるので、タイミングも絶妙。できたてならではの香りと温度が、ブッフェの自由な楽しさにコース料理のような満足感を加え、食事の充実度を一段と引き上げてくれます。

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肉料理「やまゆりポークロースト」

この日のお魚はメダイを使ったソテー。皮にはアニスの香りがつけられており、シークヮーサーを使ったソースと組み合わせることで爽やかなお味に仕上げられています。

豚肉料理には神奈川県産の「やまゆりポーク」を使用。ジンジャーブレッドの粉末をまぶすことでサクサクとした食感に。さらに豚肉の肩肉をクリーム煮に仕上げた、フランスの伝統料理である「肩肉のクリーム煮(ブランケット)」を添えてありました。

どちらもボリューム満点ながら、たっぷりの野菜と軽やかな味付けにより、重たさを感じさせない仕上がりです。

今回筆者は豚肉料理を選択。外は香ばしく、中はしっとりとやわらかな火入れで、素材の旨みがしっかりと引き出されていました。そのおいしさに、気づけばあっという間に完食していました。

こだわりのブレッド3種・デザート

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    パン・ド・カンパーニュとフォカッチャ
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     酒粕を使ったクグロフ

メインディッシュと一緒にいただいたのはこだわりのブレッド。オープンキッチンには、パン・ド・カンパーニュ、フォカッチャ、酒粕クグロフの3種類が並べられています。

オープン当初から提供しているパン・ド・カンパーニュはゲストからも好評を得ているひと品で、「このパンが食べ放題なのはうれしい」という声も聞かれます。酒粕を使ったクグロフは、酒粕の深みややさしい甘みが広がるひと品です。

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ヒョウ柄が目を惹く「苺ムース、練乳クロテッドクリーム」

ペストリーチームを率いるキュリナリーアーティスト養父直人シェフが手がけたスイーツも、養父シェフの感性と高い技術力が光るメニューばかり。

見た目も斬新なヒョウ柄の「苺ムース、練乳クロテッドクリーム」は、転写シートを使って作られているそう。チョコレートが入ったムースをマイナス40度程度で固めてパリッとした状態にしてから転写する、というひと手間かかった手法が使われており、“アート”を追求する養父シェフのこだわりが感じられます。

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    満を持して登場したいちごのショートケーキと、さっぱりいただける紅茶のゼリーも見逃せない
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    ゼリーにはイギリスの紅茶ブランド「BREW TEA CO(ブリューティーカンパニー)」の茶葉を贅沢に使用

シンプルながら間違いないおいしさの「苺ショートケーキ」は、ゲストのバースデーリクエストの際のみに提供されていたメニューで、今回ブッフェで初登場。ゼリーにはイギリスの紅茶ブランド「BREW TEA CO」の茶葉が使用されており、アップルブラックティーのハーブティーをジュレに仕上げたスイーツは大人の贅沢な味わいに。

スイーツにはコーヒーまたは紅茶を添えて。お食事の余韻に包まれる時間は、満足感もいっそう深まります。のんびりとお食事のひとときを過ごし、気負いなく親しい相手と語らいを楽しめるのも、「トレトゥール・セミランチブッフェ」の魅力だと感じました。


自由に楽しめるブッフェスタイルでありながら、フレンチとしての完成度の高さもしっかり感じられる今回のメニュー。気軽さと上質さが心地よく共存する、新しいランチ体験でした。

メニューは季節ごとに変わるため、訪れるたびに新たな発見があるのもうれしいですよね。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
フリーランスの編集者・ライター。グルメやスイーツ、ライフスタイル系の記事執筆・編集を中心として活動中。元システムエンジニア、プログラマの経験を持つ。二児の母。趣味は料理、SNS、写真を撮ること、美味しいものを食べること。麺類と辛いもの、自分のために買うご褒美スイーツが特に好き。
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EDIT :
小林麻美