恵比寿ガーデンプレイス内に位置する、都会のウェルネスホテル「ウェスティンホテル東京」。その2階にある広東料理「龍天門」は、中国宮廷文化を思わせる重厚な設えのもと、本格広東料理を楽しめるレストランです。
黒とゴールドを基調にした空間には繊細な装飾が施され、落ち着きの中に凛とした美しさが漂います。
伝統的な技法を大切にしながら、さりげなく現代的な感性を重ねた料理も、この場所ならではの魅力。
そんな「龍天門」にて、初となるアフタヌーンティー「飲茶アフタヌーンティー」が、2026年3月よりスタートしました。
2026年4月30日(木)までの期間は、本格点心を含むセイボリー10品、春の訪れを感じる香港スイーツを含むスイーツ9品の全19種類を、中国茶とともに楽しめる内容。Precious.jpライターが実際にいただいてきたので、その魅力をご紹介します。
広東料理「龍天門」初の「飲茶アフタヌーンティー」を実食レポート
■1:ハートやいちごが彩る、愛らしいスイーツプレート
まず目をひくのが、中央に添えられた赤いお札のようなモチーフ。「萬事如意」と記された小さな袋で、“すべてがうまくいきますように”という願いが込められています。文字はその時々で異なり、記念に持ち帰ることも可能です。
そのまわりを囲むように並ぶのは、6種類のスイーツ。ひとつずつ眺めているだけでも、気分が華やぐラインナップです。
ハート型のボトルに入った「タピオカ苺ミルク」は、提供時にグラスへ注いでいただくスタイルで、グラスに添えられたいちごもさりげなくハート形に。ココナッツミルクのやさしいコクに、いちごの果肉の甘酸っぱさが重なり、軽やかな飲み心地に仕上がっています。
「季節のショートケーキ」や「苺のクリームチーズ」など、いちごの魅力を引き出したスイーツが並ぶ中で、ひときわ存在感を放つのがピンクのハート形の「苺ココナッツ大福最中」。
中には、いちごを包んだ大福もちと2種類のあんが重なり、見た目の愛らしさとは対照的にしっかりとした食べ応えのある、ココナッツの風味がほんのり感じられる和菓子に仕上げられています。
一方で、「中国茶ブリュレ」や「ひよこ型のパイナップルケーキ」といった広東料理らしいひと品も。卵の殻から顔をのぞかせるようなキュートな見た目のひよこケーキは、パイナップル餡がぎっしりと詰まっていて、満足感がありました。
■2:料理長いち推しエッグタルトと、蒸篭に詰め込まれたセイボリー
大きな二段蒸篭のうち、一段にはスイーツと飲茶が並びます。愛らしいパンダの顔をかたどった「アニマル饅頭」とともに並ぶのが、料理長・中里卓氏が自信を持って勧める「龍天門自慢のマカオエッグタルト」。
平飼い卵を使用し、層を何度も折り重ねたマカオ風のパイ生地は、食感の軽さも魅力。中のクリームはとろりとやわらかく、豊かな風味です。しっかりとしたサイズ感ながら、思わずもうひとつ食べたくなるおいしさでした。
「海老揚げ餃子 マンゴーマヨネーズ」と「香港蒸しクレープ“腸粉”」も印象的。ぷりっとした海老にマンゴーの甘みとマヨネーズのコクを重ねたひと品や、もっちりとした食感が際立つ腸粉など、新鮮さを感じるメニューです。
もう一段には、5種類のセイボリーがバランスよく収められています。「東京ミニトマトの桂花陳酒漬け」や「クラゲのレモン豆板醤漬け」、「海老の発酵調味料 麹のチリソース炒め」、「黒酢の芳醇な香りとオリジナルラー油の“よだれ鶏”」など、小皿で少しずつ楽しめる構成。
さらに、小さな蒸篭には香港風の「パイナップル入り酢豚」と「クリスピーポークのチャイナバーガー」。どれも辛さは控えめで食べやすく、それでいて本格的な仕上がりでした。
■3:ワゴンで運ばれてくる、できたて点心
さらに点心は、飲茶文化を味わえるワゴンスタイルでも登場します。目の前で蒸篭の蓋が開けられ、湯気とともに現れる瞬間は、飲茶ならではの醍醐味を感じさせてくれます。
中には、アフタヌーンティーのために用意された3種類。ほんのりとピンク色に染まった「海老蒸し餃子」の皮はやわらかく、ひと口頬張ると、海老の旨みがぎゅっと詰まった餡の弾力が心地よく広がります。
黒い艶やかな見た目が印象的な「小籠包」は、黒胡椒をきかせた大人の味わい。スプーンでそっと持ち上げると、中から溢れ出す肉汁を余すことなく楽しめる仕立てです。もうひとつは、桜海老をあしらった焼売で、ふわりと立ち上る香ばしさが印象的でした。
■4:ホテル仕立ての香港屋台スイーツ
香港で親しまれている、丸いバブル状のフォルムが印象的なエッグワッフルもラインナップ。屋台で親しまれるストリートスイーツを、ホテルならではの上品なひと皿として楽しめます。
瓦のように大きく焼き上げられたワッフルは2名でシェア。外側は香ばしく軽快な歯ざわりで、中はもっちりとした食感。そのまま味わうのはもちろん、トッピングを添えて楽しめるのも魅力です。
用意されているのは、バニラアイス、チョコレート、コムハニーの3種類。なかでも、巣ごと切り取られたコムハニーは、はちみつの濃密な甘みと香りが際立ち、ワッフルの風味を引き立ててくれます。
■5:はじまりを整える一杯と、豊富な中国茶セレクション
アフタヌーンティーのはじまりに提供されるのは、「龍天門オリジナルブレンドハーブティー」。菊花やレモングラス、ペパーミント、レモンバームを合わせたノンカフェインの一杯です。ポットで提供されるため、ゆっくりと味わいながら食事のスタートを迎えられます。
やさしい飲み口で、スイーツにもセイボリーにも寄り添うハーブティー。食事の合間に口の中をすっと整えてくれるような、心地よい余韻が残ります。
そのほかのドリンクはフリーフローで。龍天門がセレクトした中国茶は、鉄観音烏龍茶、金芽紅茶、新昌龍井 中国緑茶、茉莉花茶などが揃います。
さらに、シンガポールのティーブランド「TWGティー」からは、白茶「パイミュータン」と紅茶「フレンチアールグレイ」もラインナップ。その日の気分や料理に合わせて選べる、満足度の高いラインナップです。
■6:オプションで楽しめる人気の担々麺
スタンダードな内容でも十分なボリュームですが、希望に応じてオプションメニューの追加も可能。不動の人気を誇る「名物くるみ入り小さな担々麺」(¥800)または「叉焼入り炒飯」(¥600)を選ぶことができます。
筆者は担々麺をオーダー。辛さは控えめで、くるみのほのかな甘みとコクが重なり、まろやかな味わいです。お腹が満たされたあとでも、つい手が伸びてしまう一品でした。
広東料理の奥深さを感じさせるひと皿に、愛らしく彩られた香港スイーツ、そしてワゴンで供されるできたての点心。伝統に寄り添いながら新しさを取り入れた龍天門のアフタヌーンティーで、ゆったりとした平日の午後を過ごしてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- ウェスティンホテル東京
- 「飲茶アフタヌーンティー」
提供場所/2F 広東料理「龍天門」
提供期間/~2026年4月30日(木)※平日限定、要オンライン予約、およびオンライン事前決済
提供時間/【1】14:00〜16:00 【2】14:30~16:30 ※2時間制(30分前にL.O.) - TEL:03-5423-7787
- 住所/東京都目黒区三田1-4-1
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 篠原亜由美
- EDIT :
- 小林麻美

















