唯一無二のコレクションが、パリ以外で公開されたのは初!
桜が満開だった3月下旬。東京にて、「ロジェ ヴィヴィエ」が2026年春夏のパリ オートクチュール ウィーク期間中に発表した特別なコレクション『ピエス ユニーク』の、1日限りの展示会が開かれました。
『ピエス ユニーク』は、メゾンの伝統やサヴォアフェールを現代的に、創造性豊かに表現した最高峰のコレクション。「アトリエ アニマリエ」をテーマに、アニマルモチーフが用いられた1960年代のアーカイブを再解釈し、熟練した職人の手仕事によって11点の『エフロレッセンス ジュエル バッグ』が誕生しました。
これらはすべて、完全オーダーメイドの一点もの。贅沢な素材使いと大胆なデザイン、そして熟練した職人技が光る、メゾンのなかでも唯一無二の存在です。
ゲラルド・フェローニさんが語る、『ピエス ユニーク』の芸術性とは
今回、このコレクションが日本で初公開となったことを記念して、クリエイティブ・ディレクターのゲラルド・フェローニさんも来日。『ピエス ユニーク』コレクションに、どのような想いを込めているのかを、お話ししていただきました。

──まず、ゲラルドさんにとって『ピエス ユニーク』コレクションとは何かを教えてください。
ゲラルドさん(以下敬称略) このコレクションには“余白がある”というか、さまざまな可能性や試みを実現できるところが、素晴らしいと思っています。クリエイションやサヴォアフェールには、やはり膨大な時間や予算を要しますが、こういった贅沢なコレクションを発表できるのは、クリエイティブ・ディレクターとして、とてもうれしいですね。
あともうひとつの魅力は、『ピエス ユニーク』はすべて一点ものなので、作品を最後まで見届けられるところ。制作工程においても職人たちとしっかり対話できますし、作品がお客様に届くまでを自分で確かめることができるのは、ほかのコレクションとの大きな違いですね。
──今季のテーマは「アトリエ アニマリエ」ということですが、アニマルモチーフを選んだ理由はなんでしょう?
ゲラルド これは感覚なので、具体的な理由を説明することは難しいのですが、もしお答えできるとしたら「自然が大好きだから」かもしれません。一方で、女性の美しさやセンシュアルな部分、また強さやたくましさを表現するのに、アニマルモチーフはぴったりだとも思います。
──1960~80年代にムッシュ ヴィヴィエが発表した、アニマルプリントのシューズを着想源にされたとか。
ゲラルド はい、そのメゾンのアーカイブを元に、今回はプリントではなく、刺繍やフェザーといった素材を使い、立体的に表現しました。技術もさまざまなものを駆使して、現代的によみがえらせたんです。
──多様な素材使いが華やかですね! しかも、ビーズのフリンジでトラの模様を描いたり、メタルのカットワークでゼブラ柄を表したりなど、デザインそのものも大胆で、目を惹きます。「ロジェ ヴィヴィエ」のデザインには、エレガントななかにも、常に遊び心や自由さを感じるのですが、そういった点が、ゲラルドさんの思う“現代的な解釈”でしょうか?
ゲラルド そうではありますが、まず大前提として、私はロジェ・ヴィヴィエという創業者を非常に尊敬しています。だからコレクションを発表する際に、彼が紡いできた世界観に自分なりのユーモアやカラーを加えるにしても、彼自身もそういった発想をもっていたので、遠く離れたクリエイションをしているという意識はないですね。
──なるほど。最後に、今回この貴重な『ピエス ユニーク』コレクションを、パリ以外で初めて発表したということですが、その場所として、日本を選ばれた理由を教えてください。
ゲラルド 日本の方は、「ロジェ ヴィヴィエ」の世界を本当に愛してくれているということ、そしてサヴォアフェールに対する理解が深いと、常に感じています。クリエイティブ・ディレクターに就任して初めて来日したときから暖かく迎えられたので、自分の家に戻ってきたかのような感覚になれるんです。だから、もしこのコレクションがパリを出る機会があれば、それは日本が最初になるというのは、ごく当然なことだと思っていました。
──そんなふうに、日本のことを愛してくださってありがとうございます。これほど麗しいバッグを拝見できて、眼福でした。ぜひまた、日本にいらしてください!
ゲラルド ありがとうございます。私もこの桜の季節のタイミングでコレクションを発表できたことが、「ロジェ ヴィヴィエ」の世界観とマッチして、とても幸せでした。今回の来日が、新しいインスピレーションの種になるかもしれませんね。
併せて「ロジェ ヴィヴィエ」では、最新ブランドブック『Roger Vivier: Heritage and Imagination』も発表。アーカイブをベースに、創業者ロジェ・ヴィヴィエを、文化的視点からひも解く一冊となっているので、こちらも見逃せません。
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 湯口かおり
- EDIT :
- 谷 花生(Precious.jp)

















