【目次】

「パック旅行の日」とは?「意味」「由来」「いつ」「なぜ」を簡潔に解説

1861年5月17日、イギリスの労働者委員会が企画し、旅行業者であるトーマス・クックが手配した旅行ツアーが実施されました。ロンドン・ブリッジ駅からパリへと出発した一行が、世界初期の本格的な[package tour]のお客さま。以降、さまざまなパッケージツアーが企画され、世界中に広まりました。

この出来事にちなみ、5月17日は「パック旅行の日」とされています。


【 「パック旅行」とは?個人旅行との違いと特徴】

■「パック旅行」の定義

旅行代理店などが、宿泊施設や交通機関とともに観光ルートをつくって提供する旅行のこと。「パッケージツアー」や「セット旅行」「パックツアー」とも呼ばれます。

■日本のパック旅行は神社参詣から

1905(明治38)年、現在の滋賀県草津市で家業である列車の乗客相手の商売を手伝っていた日本旅行(当時は日本旅行社)創業者の南新助氏。乗降客が多くにぎわう草津駅の光景から、列車を利用した新しい商売を…と考えていたところ思い当たったのが列車運賃の団体割引制度でした。家族や仲間内だけでなく広く希望者を募る団体旅行を構想し、同年11月、日本初の団体旅行「高野山参詣団」と「伊勢神宮参拝団」が実施されました。

1908(明治41)年7月には、国鉄貸し切りの臨時列車による関東廻遊団「善光寺参拝団」も。1927(昭和2)年には「鮮満視察団」による日本初期の海外団体旅行が行われました。

■「パック旅行」と「個人旅行」の違い

旅行会社などが企画・運営するのが「パック旅行」。旅行のプロによってスケジュールが組まれるため、観光地などを効率よくめぐることができ、何より個々の予約をする手間が省けます。また、通常なら入れないような場所も団体旅行には特別な見学ルートが設けられているケースや、個人では予約が難しい老舗もOKといったことも。また、トラブルが起こったときも、運営会社に相談すれば窓口として対応してもらえるので、心強いですよね。ただし、スケジュールが決まっていることで自由度が制限されたり、旅程のなかに自分には興味のないことが含まれる場合も…。

対する「個人旅行」は、すべての工程を自分好みで組み立てられますが、事前リサーチと行程内の宿泊やアクティビティーの予約がこまごまと必要。その手間を惜しまなければ(それも旅の醍醐味だったりしますね)、マニアックな旅も、気ままな旅もOK!

どちらにもメリットとデメリットがあります。

■いいとこどりの「フリープラン」

「パック旅行」の利便さと「個人旅行」の自由度を併せもったのが「フリープラン」。主な目的地までの往復の交通と宿といった旅の基本プランを、旅行社などが手配するパターンです。「航空券+宿」を組み合わせることで個人で個別に予約するよりも割安になる場合も多い、というメリットも。


「パック旅行」の魅力とは?効率よく旅を楽しむポイント

タイパとコスパのよさが「パック旅行」の魅力ですが、旅行のプロによる企画・編集力も見逃せません。興味ないと思っていた立ち寄り先が意外と面白かった…というような発見があるかもしれませんね。「パック旅行」の魅力を整理してみましょう。

■ショートカットできる

さまざまな交通機関を駆使した無駄のない移動が可能。優先入場などのメリットも。

■見どころを凝縮

限られた時間内に効率よく組まれるため、見どころ満載のスケジュールに。

■解説付きの場合も

専門家や現地担当者によるガイド付き観光なども。現地で直接聞く話は、旅への理解をより深めてくれます。

■トラブル時の適切な対応

ここがいちばんの安心ポイントかもしれませんね!

■「個人旅行」に「パック旅行の一部」を取り入れるワザも!

旅行先で「日帰りツアー」や「○○体験」など、パック旅行の一部を個人旅行に組み込む…なんていうのも賢い旅行術ですね。

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猛暑・酷暑の前のいまの時期が旅行のベストシーズンです。 週末にショートトリップなんていかがでしょうか。また、お盆休みや秋のシルバーウィーク、年末年始のまとまった休みの計画を立て始めるのもいいころでは? 計画時から始まる旅のお楽しみを存分に味わって!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
参考資料:『世界大百科事典』(平凡社)/『日本大百科全書(ニッポニカ)』(小学館)/『デジタル大辞泉プラス』(小学館)/日本旅行( https://nta-corporate.jp/ ) :