大阪・梅田に位置する「ザ・リッツ・カールトン大阪」は、1997年に日本初のザ・リッツ・カールトンとして開業したラグジュアリーホテルです。2026年『フォーブス トラベルガイド』の「ホテル」で4年連続大阪で唯一の5つ星を獲
館内は18世紀の英国貴族の邸宅をイメージしたヨーロピアンクラシックな空間が広がり、シャンデリアや美術品が彩る非日常かつ優雅な雰囲気が特徴。24〜37階に配された全291室の客室からは大阪市街を一望でき、上質なくつろぎの時間を提供しています。
2024年には「承継と新生」をコンセプトに大規模な客室改装を実施。開業以来愛されてきたクラシカルな世界観を継承しながら、現代的なデザインや機能性を取り入れ、より快適な滞在空間へと進化しています。
館内には『ミシュランガイド京都・大阪2026』にて9年連続15回目の一つ星を獲得したフランス料理「ラ・ベ」のほか、日本料理や中国料理などのレストラン&バー、クラブラウンジ、スパ、プールなどを備え、大阪を代表するラグジュアリーホテルとして国内外のゲストを迎えています。
今回、そんな「ザ・リッツ・カールトン大阪」にPrecious.jpライターが1泊2日で滞在。客室の様子はもちろんのこと、リッツ・カールトンらしい一人ひとりに寄り添うきめ細やかなサービスと、上質なくつろぎを提供するクラブラウンジ「ザ・リッツ・カールトン・クラブ」での体験、館内で行われている人気のアートツアーをご紹介します。
「ザ・リッツ・カールトン大阪」滞在レポート
今回、滞在したのはクラブラウンジへのアクセスが付いた客室「クラブデラックス」。33~35階のクラブフロアに位置する約51平方メートルの客室で、大阪の街並みを望むゆとりある空間が魅力です。
以前は紺を基調とした落ち着いたデザインでしたが、2024年のリニューアル後は淡いピンクを用いた温かみのある印象に。変わらずクラシカルなヨーロピアンスタイルを基調としながら、現代的な快適性も備え、上質なくつろぎのひとときを過ごせます。
ベッドのヘッドボードには開業当時から親しまれてきた花柄をモチーフにした彫刻風の白い装飾パネルが設置されています。柔らかな間接照明が客室全体を包み込み、より温かみが感じられるようになっています。
イタリア産の白い大理石でできたバスルームは、広々としていて心地よい空間。ダブルシンクの洗面台を備えているのもうれしいポイントです。
洗面台に置いてあるハンドソープとハンド&ボディミルクはフランスのパフュームブランド「diptyque(ディプティック)」のもの。バスアメニティも同様で、いちじくの木をイメージしたウッディな「フィロシコス(PHILOSYKOS)」の洗練された香りに包まれて、癒やされるバスタイムに。
今回は特別なプレゼントとしてあまおうが3粒と、箱入りのチョコレートもいただきました。
アメニティとして用意されている個包装の「ザ・リッツ・カールトン大阪 オリジナルジャンボチョコレートチップクッキー」は、1階のグルメショップにて販売されているもの。人気ナンバーワン商品とのことですが、それも納得のおいしさでした。
ザ・リッツ・カールトン大阪が誇るスイートルームを拝見
リビングと寝室が独立した「エグゼクティブスイート」
さらに、ザ・リッツ・カールトン大阪が誇るスイートルームを2タイプ、見せていただきました。
「エグゼクティブスイート」は、約76平方メートルの広さを誇るスイートルーム。ベッドルームとリビングルームが独立したゆとりある造りで、長期滞在やワーケーションにも適した快適な空間です。
リビング全体の温かみのある柔らかな色合いは、心地よい安らぎをもたらし旅の疲れを癒やしてくれます。
コーナーに位置するベッドルームには二方向に広がる大きな窓が設けられ、大阪の街並みを眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。
寝室の壁紙とカーペットはオフホワイトとウォームグレーのツートンカラーが取り入れられ、ベッドエリアとリビングエリアの色を巧みに変えることで、空間の広がりや立体感を演出していました。リニューアルの際にボタニカルカラーの緑色に張り替えたというベンチシートがアクセントに。客室内に自然の息吹を感じさせます。
大きな窓の向こうに広がる大阪の街並みを眺めながら、ザ・リッツ・カールトン大阪ならではの上質な滞在を満喫できる一室です。
最高級のスイート「ザ・リッツ・カールトンスイート」
「ザ・リッツ・カールトンスイート」は、ホテル最上級カテゴリーに位置する特別なスイートルーム。約233平方メートルもの広さを誇り、リビングルーム、ダイニングルーム、ベッドルームに加え、パーラーや設備の整ったキッチンまで備えた、まさに“邸宅”のような空間です。
室内にはグランドピアノやアート作品が配され、ヨーロピアンクラシックの美意識が息づく優雅な設えに。大きな窓の先には大阪の街並みが広がり、日常から切り離された特別な時間を演出していました。
バレンタインシーズンには、こちらのリビングルームが席数限定となる特別なディナーの会場となったこともあるそう。忘れられないひとときになりそうですよね。
ゆったりとしたバスルームにはジェットバス機能がついた大型バスタブを備え、心身ともに深いリラクゼーションをかなえてくれるのも魅力です。
ホテルの象徴ともいえるこのスイートは、ラグジュアリーホテルの滞在体験を極めたい方にふさわしい一室。まるで上質なレジデンスで過ごすかのようなくつろぎと、ザ・リッツ・カールトンならではの洗練されたホスピタリティを堪能できます。
クラブラウンジでの特別な体験「ザ・リッツ・カールトン・クラブ エクスペリエンス」
クラブアクセス付きの客室またはスイートの宿泊ゲストは、34階の専用ラウンジ「ザ・リッツ・カールトン・クラブ」を利用可能です。
専任コンシェルジュによるきめ細やかなサポートを受けられるほか、朝食、軽食、アフタヌーンティー、夕食前のオードブル、スイーツ&コーディアルと1日5回のフードプレゼンテーションを楽しめます。
ここでは“ホテルの中のホテル”とも称される特別な滞在体験が叶います。
クラブラウンジ専用のアクティビティ
クラブアクセス付きの宿泊者限定で参加できるのが、大阪や日本の文化に触れられる特別なアクティビティ。
今回体験したのは、「利き酒」「風呂敷ラッピング」「ハンドスクラブ体験」の3つです。
利き酒体験では、大阪府内の老舗酒蔵から厳選された「吟醸酒」「純米大吟醸」「本醸造」の3種類を飲み比べ。それぞれの香りや味わいの違いを楽しみながら、大阪の食文化や酒造りの奥深さを知ることができます。ホテルにいながら、まるで地元の酒蔵を巡るような体験が叶います。
風呂敷ラッピングでは、専任インストラクターから日本の伝統的な包み方を学びます。
繰り返し使える風呂敷は環境にも配慮したアイテム。包む形によってさまざまな表情が生まれ、日本ならではの美意識やおもてなしの心に触れることができます。
ハンドスクラブ体験では、ホテル内のスパでも使われている、英国を代表するスパブランド「ESPA(エスパ)」のオイルを使ってシュガースクラブを手作り。スクラブで手元をやさしくケアし、豊かな香りに包まれながら、旅の合間にほっとひと息つける癒やしの時間を過ごせます。
2種類のマッサージオイルから、お好みでどちらかを選びます。「リラックス&スムーズ」というラベンダーの香りのオイルと、「インヴィゴレート」というカモミールとペパーミントの香りのオイルです。筆者は「リラックス&スムーズ」を選びました。
こちらのオイルをカップに5mm~1cmくらいの高さまで入れ、そこに甜菜糖をスプーン山盛り2杯分加えて、30回ほどぐるぐると混ぜるだけ。
できあがったスクラブを、早速手の甲につけてみました。適量を手に取って手の甲に塗り込むようにすると、オイルが浸透していきます。温かいおしぼりでふき取ると、肌がしっとりしてワントーン明るくなった気がしました。香りのリラックス効果に加えて代謝をアップさせる効果もあり、運動後に使うのがおすすめなのだとか。
作ったスクラブは瓶に入れてもらえるので、持ち帰ることができます。
こうしたクラブゲスト限定のアクティビティは、滞在そのものをより豊かなものにしてくれます。単なる宿泊にとどまらず、その土地の文化や伝統に触れられるのがうれしいですね。
そしてもうひとつ、ぜひこちらで楽しみたいのが、クラブラウンジ専用のアフタヌーンティー。毎日14:30~16:30に提供され、エグゼクティブペストリーシェフのフレデリック・モロー氏が手掛けるスイーツやセイボリーを堪能できます。
運ばれてくるのは、クラシカルな三段式のシルバースタンド。ザ・リッツ・カールトンの象徴であるライオンが目をひきます。
美しく並べられたスイーツやセイボリーは、館内の雰囲気とも見事に調和し、優雅なティータイムを演出。特に筆者がお気に入りだったのはスコーンです。一般的なスコーンよりもしっとり&もっちりとした食感で小ぶりなのに食べ応えがありました。
ザ・ロビーラウンジで提供されるアフタヌーンティーとは異なり、クラブラウンジのアフタヌーンティーは、滞在の流れの中で気軽に楽しめるのも魅力です。
時間帯を変えて、夜にもザ・リッツ・カールトン・クラブを訪れてみました。窓からは大阪の夜景が一望でき、昼とはまた違った雰囲気が楽しめます。
20:00〜22:00はスイーツ&コーディアルの時間。子どもが利用できない、大人だけの時間です。デザートはスポンジケーキに水わらび餅など、和洋そろっていました。
そしてなんといってもワインやシャンパン、カクテルとアルコール類が豊富にそろっているのがナイトキャップの時間ならでは。大阪の夜景を眺めながらグラスを傾ける優雅な時間が過ごせます。
約450点のコレクションに触れる宿泊者限定アートツアーに参加
宿泊者限定で毎日開催されているアートツアーにも参加しました。1階ロビーの大時計前に18:00に集合し、ホテル内のアートコレクションを巡るツアーです。
館内には、絵画や彫刻、調度品など約450点ものアートコレクションが点在。ツアーではスタッフの案内のもと、それぞれの作品やホテルのデザインコンセプトについて学びながら館内を歩きます。
途中、クイズの時間もありました。ある絵画の前に2つの鍵付き収納ボックスが置いてあり、開くとたくさんの穴が。「この収納ボックスは何に使うもののでしょうか?」というクイズです。18世紀頃の富裕層の家で使われていた、というヒントをもとに考えてみたものの、筆者はまったく答えがひらめかず…。
正解は、スプーンなどのカトラリー入れでした。当時の富裕層は金属製のカトラリーを使用していたため、盗難防止のために収納していたそうです。
また、フロアによって絵画のテーマが違うのも特徴。ホテル2階には船が描かれた絵が多数展示されていますが、これは披露宴などお祝いの場となる宴会場を多く有するフロアであることにちなんで、「新しい門出を祝う」意味が込められているのだそう。ほかにも、花の絵が多いフロア、動物の絵が多いフロアなどがあります。
そんな豆知識も交えながら、楽しくツアーは進行していきます。
5階のレストランフロアに足を踏み入れると、独特の木の香りに気が付きます。これは壁などに使用されている西洋の松、ノッティパインの香りなのだそう。開業から29年経つのに、しっかりとしたよい香りがたっています。
このフロアには、「大人の社交場」をイメージして狩りやポロ(馬に乗って行う団体球技)の絵画が多く飾られていました。
さらに、バラの花が咲く庭園の絵に注目。この絵の先に進むと、同じように庭園の絵が飾られていますが、先に見た絵画の中にあったオブジェが絵の外に飛び出して現実に。絵の中の世界と現実がリンクしているという遊び心を感じる演出でした。
ロビーや廊下を何気なく歩くだけでは気づかない作品の背景やストーリーに触れられるため、まるで美術館を訪れたかのような知的なひとときを楽しめるのが魅力。英国邸宅を思わせる重厚なインテリアとアートが織りなす空間は、ホテルそのものがひとつのギャラリーであると感じさせてくれます。
5階からエレベーターで1階に戻り、ツアーは終了。締めくくりとして、ザ・ロビーラウンジにて特製ドリンクのサービスも。関西の夏の定番である「ひやしあめ」をイメージした甘いドリンクです。
アート鑑賞の余韻に浸りながら味わう一杯は格別。客室やレストランだけではない、ザ・リッツ・カールトン大阪の奥深い魅力に触れられるアクティビティでした。
ツアーで見て回った絵画以外にも、客室につながる廊下など、ザ・リッツ・カールトン大阪には至るところにアート作品があります。ぜひ、滞在中お時間のある際には、オリジナルアートツアーを楽しんでみてくださいね。
クラシカルな美意識が息づく客室、きめ細やかなおもてなしを体感できるクラブラウンジ、そして館内に散りばめられたアートや文化体験の数々。ザ・リッツ・カールトン大阪は、単なる宿泊施設にとどまらず、滞在そのものを豊かに彩る特別な時間を提供してくれました。大阪を訪れる際はもちろん、日常から少し離れて上質なひとときを過ごしたいときにもおすすめしたい一軒です。
また、この夏おすすめの宿泊パッケージとして「ブレックファスト&サマーデライト」が2026年8月31日(月)まで展開中。朝食付きの宿泊パッケージに館内のレストランやスパなどで利用できるホテルクレジットが最大20,000円分付いたパッケージです。フランス料理「ラ・ベ」や日本料理「花筐」でお食事、スパでのトリートメント、そしてギフトショップで利用可能です。
英国貴族の邸宅を思わせる優雅な空間で、心満たされるホテルステイを体験してみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- TEL:06-6343-7000
- 住所/大阪市北区梅田2-5-25
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- TEXT :
- Precious.jp編集部

















