東京・目白にありながら広大な庭園を持つ「ホテル椿山荘東京」。「東京雲海」と題した霧の演出が人気ですが、緑の様子も季節ごとに表情を変えます。初夏はあじさいが咲き誇り、蛍が飛翔し、風流な情景を楽しむことができます。

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しっとりした風情のあじさい

2026年6月30日(火)までは、各レストランにて蛍にちなんだメニューを展開しています。庭園の奥に離れとして佇む石焼会席「木春堂(もくしゅんどう)」では、ディナーコース「源氏蛍」(¥22,000)を提供しています。

富士山溶岩石を用い、目の前で焼いていただける絶品料理を試食したPrecious.jpライターの感想を交え、ご紹介します。

「ホテル椿山荘東京」庭園に佇む離れで味わう北海道産黒毛和牛

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「木春堂」入口

厳選された旬な食材を、富士山の溶岩石で焼き上げる石焼会席が味わえる「木春堂」。溶岩石は遠赤外線効果があり、食材はふっくら。またオイルレスな調理なため、ヘルシーかつ食べやすい仕上がりになります。

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【先付】黍魚子 茴香 甘橙 ミモレットチーズ

先付に登場したのは「黍魚子 茴香 甘橙 ミモレットチーズ」。刺身や唐揚げのイメージが強いキビナゴがサラダ仕立てになっています。さっぱりとしたオレンジと、フレッシュなウイキョウがさわやかな味わい。コリコリとしたキビナゴにミモレットの旨みがプラスされ、食欲を呼び起こすのにぴったりな一品でした。

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【前菜】蚕豆寄せ 雲丹、じゅんさい 帆立 柑橘、鱧南蛮 玉葱 蕃茄

前菜は「蚕豆寄せ 雲丹、じゅんさい 帆立 柑橘、鱧南蛮 玉葱 蕃茄」の3種盛り。「蚕豆寄せ 雲丹」は、そら豆の風味と旨味をしっかり感じるピューレに、ウニのコクとオリーブオイルの香りを重ねた、初夏らしいひと品です。

「じゅんさい 帆立 柑橘」は、じゅんさいとホタテに土佐酢を合わせたもの。つるりとしたじゅんさいの食感に、穂紫蘇と柑橘の風味が重なり、涼やかな味わいを楽しめます。季節のハモをマリネ風に仕立てた「鱧南蛮 玉葱 蕃茄」。夏にはいただきたいハモを、さっぱりいただける季節の一品です。

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【温物】鮎魚女 金糸瓜 加茂茄子 筍すり流し

温物には旬のアイナメを使った「鮎魚女 金糸瓜 加茂茄子 筍すり流し」が登場。揚げたアイナメの下には、風味豊かなタケノコのすり流しが敷いてあります。黄色いタケノコの色は蛍をイメージしているのだそう。アイナメ本来の味わいを堪能した後は、すり流しをソースのように楽しみます。また、出汁を吸ったナスは、滋味深く夏の体に染み渡ります。

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【石焼】活け鮑
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あおさのりとバター、アワビの肝のソースが食欲をそそる香り

ここからは石焼がスタートしていきます。まず、石板の上に登場したのは「活け鮑」。海鮮は、店内にある生簀から上げ立ての新鮮な素材が、目の前で焼かれていきます。香りと共に期待が高まります。

石板の上であたためたあおさのりとバター、アワビの肝のソースがかかって完成です。コリっとした歯応えのよいいアワビと、バター、あおさの組み合わせで、旨みと歯応えを楽しめます。

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【石焼】国産活け伊勢海老
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焼き物用のタレセットで好みの味にできる

国産活け伊勢海老も焼かれます。プリプリした身は、味なしでもしっかりとした旨味でおいしくいただけますが、厨房で蒸されたエビの頭に入ったエビ味噌とウニ、少し酸味のあるソースをつけると、コクが倍増。贅沢の極みの一言です。

焼き物用のタレセットも登場するので、塩、わさび、醤油に牛出汁などを入れた自家製ソースや塩ポン酢大根おろしなどと食べるのも乙です。

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【石焼】黒毛和牛ロース 40g

続いて肉の部へ。まずは、北海道産の「黒毛和牛ロース 40g」と「野菜三種」から万願寺とうがらしと赤なすが焼かれました。

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一口サイズにカットしていただけます

脂ののったロースはミディアムレアで。おすすめの塩とわさびをつけていただくと、柔らかでジューシーな肉の旨みが口いっぱいに広がります。甘い脂を楽しみながらいただく旬の万願寺とうがらしと赤なすは風味豊かでした。

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「【石焼】黒毛和牛フィレ 40g」

「黒毛和牛フィレ 40g」も絶妙な焼き加減で供されます。柔らかな身がほどけていくかのような肉質で満足感が高いお肉です。さつまいもはねっとり甘い鳴門金時。やさしい甘みに癒やされます。

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【食事】鮎 魚醤漬 風干、紫蘇御飯、香の物、赤出汁

食事には「鮎 魚醤漬 風干、紫蘇御飯、香の物、赤出汁」が登場。さわやかな青シソの白飯に、魚醤につけた後に干された鮎が乗っているこの季節ならではのご飯です。さわやかな薬味と上品な鮎の身が、初夏のご馳走の締めくくりに相応しい味わいです。

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【甘味】水菓子 氷菓子

甘味はシャーベットと5種のフルーツを盛り合せた「水菓子 氷菓子」。さっぱりとしたレモンのシャーベットは、アルコールや石板で暖まった体を冷やしてくれます。また、パイン、キウイ、アメチェ、オレンジ、メロンと季節のフルーツを堪能できる盛り合わせが目も舌も楽しませてくれます。

「竹あかり」の小径をたどるとホタル舞う空間に

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「竹あかり」
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ホタルが舞う水辺

夏至が近づき日が長くなってきたとはいえ、帰るころにはすっかり暗くなっています。そんな庭園内には「竹あかり」が設置され、周囲をやさしく照らしています。

また、水路沿いではホタルの飛翔が始まっており、幻想的な光景を都心の真ん中で見ることができます。ぜひ、少し立ち止まって飛ぶのを待ってみてくださいね。


ホテル椿山荘東京の「木春堂」で味わえる珠玉の石焼会席「源氏蛍」。暮れゆく庭を眺めながらいただく会席は贅沢の極み。初夏に食べておきたい食材を一通り食べられるのも、しっかりと野菜が食べられるのもうれしいポイントです。ぜひ早めの暑気払いに利用してみてくださいね。

※掲載商品の価格は、すべて税込み・サービス料別です。

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この記事の執筆者
東京都在住。東京農業大学卒業後、自然体験活動に従事。2016年よりフリーランスライターに。ライフスタイル、エンタメ、レシピ作成記事などを執筆。自然環境、農林業、環境問題に明るい。好きなもの:散歩、コーヒー、アイス、チョコ。
EDIT :
小林麻美