現代アーティスト・中北紘子氏の画業25周年を記念する個展『Rinne』開催中|京都の老舗「宮脇賣扇庵」と共同で製作したオリジナル扇子二種を限定販売
現代アーテイスト・中北紘子氏の個展『Rinne』が、2026年7月20日(月・祝)まで、日本橋高島屋S.C.本館 6階美術画廊にて開催されています。

神戸と米・カリフォルニアのアトリエを拠点に制作を続ける中北氏は、ジュエリーメゾンやコスメブランドなどの企業とのコラボアート、コミッションワークなどで注目を集める現代アーティストとして知られています。
今回の個展は、自身の画業25周年を記念して開催するもので、新作を中心に40点以上もの作品が展示されます。開催に寄せて、中北氏は以下のステイトメントを発表されています。
今回の個展では、私が長年探求してきた《アポトーシス》と《輪廻(Rinne)》のテーマに沿って制作します。《アポトーシス》は、生命が自らの役割を終え、新たな循環へとつながる営みを、《輪廻》は、その循環の中で生まれ変わり、変化を受け入れて進む生命の流れを描きます。
阪神間で育った私は、長いあいだ沈黙の中で制作を続けてきました。
阪神間は、近代的な生活文化と伝統的な価値観が共存し、戦後には具体美術協会の誕生を促した文化的土壌でもあります。
この地域の豊かさと矛盾は、私の感性に深く影響を与えてきました。
また、私は時代を遡るなかで、大正時代に生きた女性たちの姿に心惹かれます。
制約の多い社会の中でも、自らの感性を信じ、装いや生き方を選び、新しい表現を模索していた彼女たちの「柵の中の自由」は、静かで揺るぎない意志の光を放ち、私の制作の奥行きや表現の根底に影響を与えました。
着物やその文様、阪神間での環境や自身の経験を重ねながら、私は生命の循環や変容、そして柵の中にある自由の美しさを作品に重ねています。
作品には波柄や鳥の文様を取り入れています。
波柄は時間の流れや変化のリズムを象徴し、過去と未来の連続性や心の揺れを映します。
鳥は声を持たず空へ飛翔する存在として、祈りや赦し、再生の象徴です。
羽が落ち、再び生え変わるように、人も古い自我を手放し、新しい自分へと移ろうとします。
過去と現在、そして未来へとつながる循環の感覚を表現しています。
◇中北紘子 個展『Rinne』
会期:~2026年7月20日(月・祝)まで開催[作家在廊日:7月19日(日)・20日(月・祝)]
場所:日本橋髙島屋S.C. 本館 6階 美術画廊(東京都中央区日本橋2-4-1)
時間:10:30~19:30
問い合わせ先
京都の老舗「宮脇賣扇庵」と共同で製作した日本人の美意識が宿るオリジナル扇子二種が完成
今回の展覧会に合わせ、京都の老舗「宮脇賣扇庵」と共同で製作した扇子二種が完成。中北氏の公式オンラインショップ、ならびに「Salon Hiroko Nakakita」にて限定販売されます。
日本文化にも造詣が深い中北氏が、京都に200年以上続く老舗「宮脇賣扇庵」と共に製作した扇子について、自らその魅力をコメントで発表されています。
ひとつは、銀箔と黒を基調に、白木の親骨と黒の要で仕立てた一本。
もうひとつは、柿渋色と紺色を合わせ、柿渋色の面に漆の艶を重ね、黒漆の親骨とべっ甲色の要で仕立てた一本です。
私は日々着物を纏うなかで、自らが持ちたいと思う扇子を形にしました。
茶の湯において扇子は、礼を表し、心を整えるための道具として受け継がれてきました。
刀に代わるものとして携えられたともいわれ、その姿には日本人が大切にしてきた美意識が宿っています。
着物を纏い、帯元に扇子を差す。
姿が整い、気持ちも整う。
どちらも表裏で異なる表情を楽しめるリバーシブル仕様とし、その日の装いや着物に合わせてお使いいただけるよう仕立てました。
包装には宮脇賣扇庵の包み紙とともに、私のロゴをお入れしています。
サイズは二種類。
大きいサイズは男女兼用。
小さいサイズはお茶席にも馴染む女性向けのサイズです。
帯元にさりげない彩りと趣を添え、礼を表し、心を整える。
そのような扇子としてお使いいただけましたら幸いです。
中北紘子
中北氏と京都の老舗「宮脇賣扇庵」が共同で製作したオリジナル扇子は下記、公式オンラインショップ、ならびに神戸市の「Salon Hiroko Nakakita」にて限定販売されています。
◇Salon Hiroko Nakakita
住所:兵庫県神戸市中央区海岸通3番地 シップ神戸海岸ビル1階(営業時間 月・金 11:00 - 17:00)
※掲載の商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 松野実江子(Precious.jp)

















