宮城県松島町に、スローラグジュアリーホテル「YOKI MATSUSHIMA」が開業しました。

客室数26室、全室オーシャンビューかつ温泉付きという贅沢な滞在に加え、体験(EXPERIENCE)・食(FOOD)・空間(SPACE)の3つの軸で、松島の風土をじっくりと堪能できる上質な時間を提供しています。

運営するグランビスタ ホテル&リゾートは「地域の価値で、未来を変えていく。」をブランドステートメントに掲げ、地元の生産者や伝統工芸との協働を通じて、松島と東北各地を結ぶ拠点地となることを目指しているそう。

開業に先駆けて開催されたプレスツアーに、Precious.jpライターが参加。松島の美しい時に浸る、その滞在の様子を詳しくご紹介します。

松島の静謐が宿る「YOKI MATSUSHIMA」の五感に響く空間

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ホテル外観

松尾芭蕉をも魅了した松島は、日本三景のひとつとして世界的に高く評価される景勝地です。一方で「行くところがない」「滞在時間が短い」といった声が多く、日帰り観光にとどまることが多いのが現状でした。「YOKI MATSUSHIMA」はその課題に向き合い、松島町では実に20数年ぶりとなる新ホテルとして、スローラグジュアリーという新たな滞在スタイルを提案しています。

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バーラウンジ
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プレスデーにはバーラウンジで爽やかなお茶を提供していました

「YOKI」という名には、「余白のあるひととき」と「善き花」というふたつの意味が込められています。松島の美しい自然に包まれながら自分を取り戻す余白のあるひととき。その名の通り、訪れるごとに深まる松島の魅力を、ゆっくりと堪能できる場所です。

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印象的な枯山水のアート

チェックインラウンジに一歩踏み入れると、松島湾に浮かぶ島々をイメージした枯山水のアートが出迎えます。見る角度によって満月に照らされているようにも、穏やかな波の情景にも感じられる繊細な作品で、松島の美しさを凝縮したような空間です。

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地元の手仕事にも出会えるセレクトショップも併設

館内随所に施された意匠にも、ローカルフォーカス(地域連携)の視点が息づいています。石巻の海岸に打ち上げられた牡蠣殻をアップサイクルした一点もののアートが客室を飾り、宮城県の伝統工芸「仙台箪笥」が館内インテリアに溶け込んでいます。いずれも松島や近郊地域が抱える環境課題や伝統文化をホテルの空間デザインに落とし込んだものです。

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「みはらしの湯」からの景色
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「みはらしの湯」貸し切り45分 ¥5,500

最上階の5階には、日本三景・松島の絶景を臨む貸し切り展望風呂「みはらしの湯」が。満月の夜には月明かりが松島湾を金色・銀色に染め、幻想的な夜景が広がります。朝湯、夜風呂、そして雪見風呂と、時間帯や季節ごとに異なる松島の表情と出合えるのもここならではの贅沢です。

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大浴場・男湯
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大浴場・女湯

あわせて、いつでも入れる大浴場もあるので、「みはらしの湯」と組み合わせてお風呂時間を満喫することができますよ。

全室オーシャンビュー。ゆとりとくつろぎの客室

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ほどよい温度の湯が部屋でも楽しめました

客室は全26室。露天風呂付客室9室と半露天風呂付客室17室で構成され、すべての客室で地中1,500メートルから湧き出る天然温泉「太古天泉(たいこてんせん)松島温泉」を24時間かけ流しで楽しめます。「美人の湯」とも称されるとろみのある湯が、心身をやわらかに解きほぐします。

コーナースイート(温泉かけ流し檜露天風呂付) 69㎡ 定員2〜4名
【温泉かけ流し檜露天風呂付】コーナースイート
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和室のリビングの横に海を眺めながら寝転ぶことができるベッドルーム

「【温泉かけ流し檜露天風呂付】コーナースイート」(69平方メートル/定員2〜4名)は、広々とした間取りに、専用庭と和の室礼を持つリビングを備えたスイートルームです。プライベートな外空間でゆったりと湯浴みができる檜露天風呂がついており、松島随一の贅沢な滞在を叶えます。

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【温泉かけ流し展望半露天風呂付】コーナープレミアダブル の浴室

「【温泉かけ流し展望半露天風呂付】コーナープレミアダブル」(57平方メートル/定員2名)は、大きな展望半露天風呂を備えた2名専用の客室。外の気配を感じながら湯に浸かれる開放感と、室内のモダンな快適さが美しく調和しています。

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ベッドルームの隣に大きな浴室が設置されている。お風呂を満喫したい人にはたまらない一部屋

デザイナーが自由につくった部屋とのことで、大胆な部屋の配置はお風呂と景色をともに満喫したい人にぴったりの贅沢な作りとなっていました。

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【温泉かけ流し半露天風呂付】和洋室ツイン

また、「【温泉かけ流し半露天風呂付】和洋室ツイン」(46〜51平方メートル/定員2名)は、窓の外に広がる四季折々の景色とともに、信楽焼の浴槽で心地よい湯のひとときを楽しめる全8室の客室。落ち着きのある和モダンな空間で、パートナーや友人とゆったりとした時間を過ごすのに最適です。

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今回試泊した【温泉かけ流し半露天風呂付】和洋室ツインのお風呂

このほか、檜の香りに包まれる「【温泉かけ流し檜露天風呂付】和洋室ツイン」(58〜62平方メートル)、「【温泉かけ流し檜露天風呂付】和洋室ダブル」(46平方メートル)や、信楽焼の浴槽が美しい「【温泉かけ流し半露天風呂付】和洋室ダブル」(42〜44平方メートル)など、広さやベッドタイプに応じた多彩な客室ラインナップが揃います。

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信楽焼の湯船でお湯を楽しめる部屋タイプも

どのお風呂もそれぞれ異なった魅力があり、部屋選びに迷ってしまうかも。どの部屋を選んでも、贅沢な時間を味わえるのが魅力です。

「和美旬郷」東北・松島の豊かな食を一皿に

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夕食イメージ

フードのコンセプトは「和美旬郷(わびしゅんごう)」。三陸の海の幸と山の幸を調理長が選び抜き、松島の四季と地域文化を一皿に込めた「YOKI STYLE」の食文化体験を届けます。器には宮城県の伝統工芸品などを使用し、地酒とのペアリングも楽しめます。

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最初に提供されたのはお出汁。お抹茶をいれて点てると、それぞれの旨味があわさって新鮮な驚きのある一杯に
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先付の「女川産がぜうに」。身がたっぷりで贅沢な一品

月替わりの会席料理は、2階レストランにて提供されます。この日いただいた献立は、先付に女川産がぜうに、前菜には雄勝産帆立・合鴨ロース・松島穴子・仙台茶豆の海老真丈が並ぶ華やかな一皿。吸物は牡丹鱧の順才と、地元ならではの食材がたっぷり使われていました。

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お造り三種

お造りも圧巻。三陸産鱸の藁焼き、石巻産鯛の昆布締め、鰹の銀皮造りという三種です。口に含んだ瞬間、しっかりとした歯ごたえと共に素材の旨みが広がりました。

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目の前で肉を切ってもらえました
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メインにふさわしい食感の肉を味わえました

進肴は栗原の漢方和牛炭火焼。宮城県栗原市「関村牧場」が誇る漢方和牛を炭火カウンターで焼きあげる、夕食を締めくくるにふさわしいメインです。14種類の漢方をブレンドした餌とストレスフリーな放牧環境で育てられたブランド和牛は、健康的な食肉生産と環境負荷の低減を両立する「循環型飼育」を特徴としています。

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土釜の炊き込みご飯。お米のおいしさは格別

食事は北限のしらす菜ご飯釜炊きと十三浜べっこう蜆汁、水菓子にはあらごし桃ゼリー・ずんだチーズケーキ・抹茶最中と、宮城・東北の恵みが最後まで続きました。

夕食後は1階のバーラウンジへ。地元で愛され続ける銘酒や、鹿児島の焼酎蔵「佐多宗二商店」が手がけるクラフトスピリッツ「AKAYANE(赤屋根)」の山椒スピリッツ、世界のワインやウイスキーまで揃う充実のドリンクコレクションが並びます。丁寧にドリップされたコーヒーとデザートで夜を締めくくりました。

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朝食イメージ

翌朝にいただいた朝食の主役は、地域契約農家の厳選米を、牡蠣養殖棚の命を継ぐ「いかだ炭」で羽釜炊きにした銀シャリです。蓋を開けた瞬間に立ち上る香り、粒の立った艶やかさ、噛むほどに広がる甘さは格別のひとこと。また調理長のこだわりで、朝ご飯と夕ご飯のお米を変えているとのことで、細やかな心遣いを感じさせます。

老舗味噌蔵特製「松島合わせ」の味噌汁、 明治36年創業の鰹節や東松島大曲浜産の海苔など、ご飯のお供が目の前に揃います。焼き魚または極み出汁巻き玉子から選べる焼き物は、出汁巻き玉子を選択。口に含んだ瞬間にじゅわっと出汁が溢れ出すふわふわの食感は、朝の食卓にふさわしいこだわりの一品でした。

春慶塗の重箱に詰められた副菜(仙台雪菜お浸し・はらこ醤油漬け・七ヶ浜産生海苔佃煮・きんぴら牛蒡)、小鉢のミヤギシロメ笊上げ豆腐、水菓子の旬の果実と岩泉ヨーグルトまで、宮城をはじめとした料理長こだわりの食材が隅々まで丁寧に揃えられた朝食でした。

松島を様々な角度で感じる「手・空・海・陸」ローカルフォーカス体験

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今回は数ある中から仙台箪笥の金具打ち込みを体験。実際に使われる木材に釘で飾りを打ち込みました

YOKI MATSUSHIMAが特に力を注ぐのが、松島と東北を体験・食・空間で結ぶ「ローカルフォーカス(地域連携)」の取り組みです。1年かけて地域と対話を重ね、75を超える地域コンテンツの価値を確認しながら積み上げてきたこのプログラムは、4つの視点から松島を体験する構成になっています。

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染め物体験
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現代の甲冑を着る体験も

「手から松島を知る」では、仙台箪笥の金具打ち込みや甲冑体験など、松島や東北に受け継がれてきた伝統工芸・手仕事のワークショップを体験。「空から松島を知る」では、ホテルから車で約5分の場所で松島を望む熱気球体験へ。早朝の静けさの中、気球の上でマシュマロを焼くという特別な朝を過ごせます。

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震災についての学びも
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海から島々を眺めることもできました

「海から松島を知る」では、東松島市震災復興伝承館の訪問と奥松島遊覧船クルージングを通じて、景勝地としての美しさの奥にある松島のもうひとつの物語に出合いました。

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地元の名物・のりうどん。海苔の香りとのどごしが爽やかなスタッフさんオススメの一品
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国宝・瑞巌寺の庭

「陸から松島を知る」では、ホテルキャストがアテンドする、国宝・瑞巌寺をはじめとする知られざるスポットを散策。美しい景色や文化財とあわせて、松島の文化的魅力を体感できます。滞在を通して、様々な角度から松島の魅力に出合うことができました。


松島の美しい景色と名湯に浸りながら、地域の歴史や文化を体験を通じて深く知る。「YOKI MATSUSHIMA」は、誰かと上質な時間を共有したいとき、ただ観光するのではなく土地に溶け込む旅を求めるときに、ぜひ訪れてほしい上質なホテルでした。

問い合わせ先

  • YOKI MATSUSHIMA
  • チェックイン/15:00〜 チェックアウト/11:00まで 
  • TEL:022-355-0022
  • 住所/宮城県宮城郡松島町松島字東浜5-3

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WRITING :
ミノシマタカコ
EDIT :
小林麻美